プロスケーターの資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説
華やかな姿で魅了するスケート選手として働く上で、この試験に合格していれば転職などの際、有利に働く可能性があります。今回はこの記事で、スケート選手に関連する代表的な資格のISIテストプログラムとバッジテストの試験の情報をご紹介します。
スケート選手に役立つ資格「ISIテストプログラム」
アメリカで開発されたスケートテスト
埼玉アイスアリーナで行われるISIテストプログラムは、初心者から上級者まで関係なく受験できるテストプログラムです。テスト級や課題を細かく設定するので、初心者からでも段階を踏んで上達する事ができます。
ISIテストプログラムは世界共通なので、級を取得する事でエキシビジョンや国際大会にも参加する事が出来ます。ISIテストは上級レベルまで細かく対応しているので、基礎プログラムが終われば選手コースへ進むか、趣味として続けるかの将来の選択肢も広がります。フィギュアスケーターの人は取得するべきテストと言えます。
アメリカではメジャーなプログラム
ISIテストプログラムは、レクリエーショナルスケートではありますが、アメリカでは多くの一流のスケーターが上位のレベルで学んでいます。ソチオリンピックに出場した全米選手も、ISIテストプログラムを10年以上経験したと言われています。世界共通のISIテストプログラムは、アメリカではとてもメジャーになっています。
ISIテストプログラムの試験概要
級によって難易度は異なる。技を一つ一つ正確に。
ISIテストプログラムは基礎レベルがプレアルファ・アルファ・ベータ・ガンマ・デルタという五段階に分かれています。その上にフリースタイルコースが10段階となっています。進級するにはそれぞれの課題の技をマスターする必要があり、難易度は級によっても異なります。
合格率 | 級によって合格率は異なる |
---|---|
受験資格 | 特になし、誰でも受験可能 |
受験費用 | 級によって異なる |
出題範囲 |
■プレアルファコース
■アルファコース
■ガンマコース
※級によって課題が異なる |
フリースタイルコースを目指そう
ISIテストプログラムでは、基礎クラスが終わるとクロスやターンを組み合わせたステップシークエンス、スピンやジャンプを中心にしたフリースタイルコースに進むことが出来ます。フィギュアスケートでは欠かせない技術になる事からフリースタイルコースを目指しましょう。
スケート選手に役立つ資格「バッジテスト」
フィギュアスケートの技のスキルを証明する試験
岐阜県スケート連盟のフィギュア委員会が主催するバッジテストは、プロのフィギュアスケーターは最高等級の6級をクリアしている人も多く、級ごとに大会が行われています。バッジテストの合格の証明としてバッジがもらえる仕組みになっていて、バッジ発行料もかかりますが、人気の高いテストです。
バッジテストの試験概要
級によっても合格率は異なる。正確に級での課題をクリアしよう
バッジテストは初級から6級までランクがあり級が上がるほどに難易度も高くなります。それぞれ必須エレメンツが細かく設定されていて、級によっては加えてフリースケーティングが組み込まれている事もあります。
合格率 | 級によって合格率は異なる |
---|---|
受験資格 | 特になし、誰でも受験可能 |
受験費用 |
|
出題範囲 |
■初級
■1級
■2級
■3級
■4級
※級によって細かく異なる |
再受験には注意が必要
バッジテストを受験して不合格だった場合には、すぐに再受験をする事は出来ません。再受験禁止期間が設けられていて、前回受験日から数えて規定日数を経てからでないと受験できません。
初級から3級までは二週間、4級から5級までは三週間、6級は4週間と定められています。バッジテストには、再受験禁止期間が設けられていることを覚えておきましょう。
初めての受験には手帳を購入する
初めてバッジテストを受験する人は受験者手帳を購入する必要があります。バッジテストは初級から級を上げていく仕組みです。受験者手帳は1冊1,000円で、オンライン申し込みから振り込む形になります。試験当日に手帳を渡される形になるので、バッジテストを受ける際には手帳の購入が大切です。
その他のスケート選手に関連する資格
スケート選手に関する資格はさまざま
ISIテストプログラムやバッジテスト以外にもスケート選手の仕事に関連する資格はいくつかあります。
スケート選手としてスピードスケートで活躍したい人はスピードスケート競技バッジテストの取得を視野に入れると良いでしょう。
- 公認スケート指導員
- スピードスケート公認審判員資格
- スピードスケート競技バッジテスト
一覧にある公認スケート指導員は、初心者を対象に専門的な知識を活かして指導をする仕事です。スケート選手として活躍した後に次の転職先として取得する人もいます。
スケート選手の資格が取れる学校
スケート選手の資格を取得し、オリンピック選手など第一線で活躍できるような選手になるためにはジュニアのころから実績を積んで大学に進学することが確実です。こちらでは、数々のスケート選手を輩出している大学を紹介していきます。
専修大学
専修大学はスピードスケート部があり、スケート選手を目指す人が入部していて、多くのオリンピック選手を輩出しています。
低酸素室トレーニングや氷上強化合宿などのカリキュラムを行い、ジャパンカップや全日本選手権大会などに出場しています。様々なカリキュラムでスケート選手としての試験やテストも合格がしやすい環境であると考えられます。
日本女子大学
日本女子大学にはフィギュアスケート部があり、主将が考えた練習メニューをこなして、大会前には貸切での練習で技を磨きます。実際にプログラムの曲に合わせて練習をして、級取得のためのバッジテストも積極的に取り組んでいます。所属部員は大会や発表会、級の取得など、それぞれの目標に向かって日々練習しています。
法政大学
法政大学にはスピードスケート部門とフィギュアスケート部門があり、どちらも輝かしい成績を残しています。スピードスケート部門は昭和11年に創立され、多くのメダリストを輩出してきました。
フィギュアスケート部門ではOB・OGが冬季オリンピックや世界選手権等に出場しています。佐藤有香や本田武史などのフィギュアスケーターが有名です。スピードスケートでもフィギュアスケートでも実力をつけながら資格取得を目指すことが出来ます。
スケート選手の資格・試験まとめ
スケート選手になるならバッジテストやISIテストプログラムの合格を目指そう
スケート選手の仕事は特別な資格や試験に合格していなくても活躍する事は可能ですが、スケート選手の中でテストに合格している人は多いです。ISIテストプログラムやバッジテストで高難易度のテストをクリアすればスキルの証明に役立ちますし、将来的にコーチとして転職をする際にも役立つでしょう。
スケート選手に関するテストは、他にも多くのテストが行われています。スピードスケートとフィギュアスケートによっても取得すべき資格は異なるので、自分の理想のスケート選手に役立つ資格を目指してみてはいかがでしょうか。
スケート選手の参考情報
平均年収 | 1000万円~1500万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | スポーツ |
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