警察官になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説
社会的な信頼度も高く、強そうだというイメージ的なものから憧れる男の子も多い警察官。 実際に警察官を目指すにはどんなことが必要になるのでしょうか。ここでは警察官になるために必要なスキルや性格特徴などをご紹介します。
警察官になるには正しい判断ができる常識と体力が必要
警察官というと国民が暮らしやすくなるようにパトロールし、世の中から悪を排除していき治安を良くするというイメージがありますね。
私たちになじみ深い警察官は町の交番で見かけるいわゆる「おまわりさん」である場合が多いと思いますが、警察の仕事は細かく分類することが可能です。
しかし、どんな部署の警察官になるにも共通しているのは色んな場面で正しく判断する常識力です。また、いざというときに危険な場面に対応するための強い精神力と体力が必要な仕事です。
信頼感のある職業として常にトップに入る職業の一つですが、実際に警察官になるためにはどのようなことが必要なのでしょうか。
冷静に対処する力
警察官の仕事は治安や環境の乱れを正し、人々がより生活しやすいようにしてくれるものですが、そのために様々な人と接していかなければなりません。
時には大きな事件に関わることもあり、危険な場面にも多々出くわします。そんな命を張るような危険な場合でも冷静に立ち向かっていかなければなりません。
責任感も大事
交通の取り締まり一つとっても、自分が動かないとこの状況は変わらない、というくらいに強い責任感を持って業務に追行しないといけない場面は多いです。
警察官にわざと強気な対応を見せたりする人や、怖い人と接する場合にも直面しますが、見て見ぬふりをせずに立ち向かう責任感は大切です。
周りをよく見て把握する力
その時に起こっている状況をよく把握しておくことも警察官にとっての必要なスキルでしょう。これは経験値がものをいうと思いますが、自分の思い込みだけで判断するのではなく、臨機応変に行動することが求められます。
仲間の警察官と協力して動くことも大切な能力の一つ。協調性をもって、まわりとの連携を大事にして業務を追行していかなければなりません。
自分の感情だけでは動けない
責任感が強すぎるが上に、感情的になりすぎてしまう場面には多数出くわすことでしょう。しかし警察官だからといって感情のままに動くことは許されません。たとえそれが称賛されるに値する行動であってもです。いつでも常に理性を保つことが大切です。
体力面と精神面のバランス
警察官の仕事は基本的に夜勤も当たり前で急な呼び出しや状況に応じては休日出勤もあることでしょう。不規則な業務時間でも健康を維持できる体力が必要です。またどんな危険な状況でも対応できるように、という観点からもある程度の体力は必要です。
さらにはどんな人に接しても動じない強い心も大切だと言えます。体育会系で上下関係も厳しいと言われる警察官は、たとえ上司からの風当たりが強いものであっても耐えられる精神力も必要です。
運動神経の良さも必要
体力が必要と言いましたが、機敏に行動することが求められる警察官には運動神経の良さも求められます。どんな状況でも対応しないといけない素早さが必要とされるからです。
運動神経の良い警察というと白バイ隊員などのイメージもありますが、基本的にはどの部署でも一定の運動能力は求められます。警察官は運動部出身者が多いことも特徴の一つです。
警察官に向いている人、適性がある人
警察官になるために必要なスキルを紹介しました。では実際に警察官に向いている人や適性のある人はどのような人なのでしょうか。
強い意志があり、柔軟性もある人
悪いものから人々を守るという強い意志とともに、状況に合わせて柔軟に対応できる力も必要です。日々さまざまな人と接する機会が多い警察官の仕事は、常識的な考えや決断力、協調性など、色んなスキルが求められます。
常に警察官であるという自覚がもてる人
警察官になった場合、自分は警察官であるという自覚がいつでも大切になります。警察官による事件も多い昨今ですが、全国の警察官の信頼を失わないためにも、オンオフ関係なく自覚を持った行動が必要になります。
精神面が安定しており体力もある人
危険な場面に対処することや、怖い人に接する機会が多い警察官ですから、どんな状況でもしっかりと対応できる精神が大切です。また機敏な対応が求められることから体力面でも安定している方が良いでしょう。
自分がしっかりしていないと守るべきものは守れない
度々ニュースで流れるような悲惨な事件に出くわすことも多いのが警察官の仕事。ただ正義感が強いだけでは務まらない大変さがあることは明確です。だからこそ、心身の安定がとても大切であると言えるのです。
警察官なるための学校
警察官になる方法はいくつか種類がありますが、必ずしも大学を卒業しなければいけないという必要はありません。しかし高卒であっても大卒であっても公務員試験に合格しないといけません。
高校、短大、大学を卒業してから
警察官を目指す場合、まずは高校や短大、大学を卒業しましょう。高校卒業の場合は公務員試験が高卒程度(ⅲ種)、大卒の場合は(ⅰ種)と受ける試験の種類が変わります。
いわゆるキャリア警察官と呼ばれるような部署を目指す場合は大学を卒業しておいた方が有利でしょう。またそのような部署でなく、各都道府県勤務を希望しているが、今後の出世などを考えて、警察官を目指す場合も大学を卒業しておいた方が良いのではないかと考える場合もあるかもしれません。
しかし、実際は高卒で警察官になる方も多いのが現状です。高卒用の試験は大卒者用の試験よりレベルは低いと言えます。
今の時代は大学に進学する人が多いので、高卒で警察官を目指す人は大卒で目指す人よりむしろ有利と言えるかもしれませんね。大学に通わずに早くから社会に出て経験値を上げるという点でもメリットは多々あります。
警察官になるために有利な学校
警察官になるために絶対に行かなければならない高校や大学はありません。大学であれば法学部など、文系かつ法律関係の学部が良いと思われる場合もあると思いますが、実際はあまり関係なく、警察官は色んな学部の出身者で成り立っています。
ただ警察官になるためのサポート体制が整っている学校はあります。主に大学になりますが、公務員試験対策としての授業や講座を設けている学校を選ぶと心強いでしょう。実際に多くの警察官を輩出している大学もあるので、参考にしてみても良いですね。
学校卒業後に警察学校に入る
高校や大学を卒業し公務員試験に合格できれば、まずは警察学校での修行が始まります。ここでは警察官として立派に世に出るための様々な活動が行われています。
警察学校で修業を積むこと
高卒の場合と大卒の場合ではこの警察学校に入る期間が違うようです。高卒の場合は大卒に比べ4か月程長くなるようですが、まだ年齢も若く、経験値の少なさという観点からも納得できますね。
警察学校では運動や武道、様々な修行を通して精神面や体力作りに励んでいます。ここでの生活を終えるとやっと警察官として社会で活躍できるようになります。
警察官になるには?まとめ
警察官になるにはあらゆる面でバランスの取れた人間であることが大事
警察官は正義感や責任感の強さだけでなく、常に冷静に対処する力や臨機応変な対応、また体力面や運動神経の良さも必要です。
世の中を少しでも良くしていくためには警察官自身が心身ともにバランスの取れた大人である必要があるということですね。色んな場面に出くわすことの多い警察官という仕事はハードな仕事であることは間違いないでしょう。いつでも対応できるように自分自身をしっかりと正すことが第一です。
警察官の参考情報
平均年収 | 300万円~800万円 |
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必要資格 |
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資格区分 | 試験合格 |
職業職種 | 保安 |
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