警察官の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

警察官の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

社会的にも信頼度が高く、立派に思われることも多い警察官というお仕事ですが、実際の業務内容は様々です。色んな場面や人に接して時には危険な目にあってしまうようなことも。今回はそんな警察官の具体的な仕事内容ややりがいを感じる部分などをまとめました。

警察官とはどんな仕事?

警察官と言えば交番に勤務している人や、パトロールをしている人、テレビで見るような事件を追っている警察官もいれば、白バイ隊員など実に様々な業務があります。そんな世の中の色んなシーンで活躍している警察官の仕事は大きく2パターンに分けることが可能です。

その2パターンとは都道府県警察と呼ばれるものと警察庁と呼ばれるものです。私たちが日々の生活での困りごとがあるとよく頼るのは、都道府県警察と呼ばれる各都道府県に所属している警察官でしょう。「警視庁」、「千葉県警」、「大阪府警」などと呼ばれる警察官のことです。

しかし、実際には都道府県警察であっても警察庁であっても世の中の役に立つ重要な仕事であることは変わりありません。そんな警察官の仕事はどんなことをするのでしょうか。

都道府県警察

都道府県警察はそれぞれが決められた都道府県に所属し、さらにその中でも部署が細かく分けられています。交通関係に対応する部署や事件の捜査に当たる部署、または総務的な仕事を行い警察業務が円滑に進むようにはげむ部署もあります。

私たちになじみ深い都道府県警察

交番でお世話になる警察官はこの都道府県警察に当たります。また交通の取り締まりやパトロール、事件の捜査など業務は実に様々です。交番だけでなく警察署に行ったときに対応してくれる警察官もこちらの都道府県警察に当たります。

最近は女性の警察官の採用も増えてきており、性別関係なく活躍できる職業となってきています。

警察庁

警察庁の警察官は、国家公務員に合格した者が配属される部署にあたります。行政に関する業務を行い、細かく分かれている都道府県警察をまとめる役割をするのもこの警察庁で、より大きな組織をまとめる仕事を担っています。

重要な部署

国家公務員試験に合格しても必ず警察庁に配属されるとは限らず、その後も試験を受けて合格したり、なにかと難易度の高い警察庁の仕事。その難しい試験をくぐり抜けてやっとなれたという達成感や、警察組織全体を取りまとめることの責任感など、忙しいですが何かとやりがいを感じる重要な部署でしょう。

警察官の仕事の具体的な内容

警察官の仕事は事件の対応をしたり、パトロールをしたりと、まさに世の中を正す仕事ですが、実際の仕事内容はどのようなものなのでしょうか?都道府県警察に至っては、業務が実に細かく分けられています。

都道府県警察の仕事

各部署に配属されて活躍している都道府県警察。その業務内容は一言で説明することは、到底無理と言えるほどに細かく分かれています。女性も徐々に増えてきている警察官の世界ですが、それぞれが配属された部門で色んな業務に携わっています。

事件、事故、パトロールなど色んな業務に関わっている

用事で町の大きな警察所に行くと、色んな課に分けられていることが分ります。実際、都道府県警察は6つの部門に分けられています。

  • 交通部門
  • 総務、警務部門
  • 生活安全部門
  • 刑事警察部門
  • 地域警察部門
  • 警備部門

交通部門

車やバイクに乗る人なら関わることも多い交通部門の警察官は、主に交通の取り締まりやパトロールを行うことで、違反者を見つけて指導を行い、よりよい交通環境を作っています。警察所で運転免許証の書き換えなどの業務を行ってくれるのも交通部門で、交通に関するあらゆる業務に携わっています。

小学校など教育機関で交通安全の指導を行うこともあります。憧れる人も多い白バイ隊員も、もちろんこの部門に当たります。最近は女性の白バイ隊員もみかけるようになり、その活躍ぶりがまぶしく、さらに憧れの対象となっているようです。

総務、警務部門

総務、警務部門はその名の通り、総務的な業務を行う部門です。警察組織が上手く回るように、事務的で管理的な業務を行います。そのため、屋内でデスクに向かっている業務がメインとなりますが、多岐にわたる警察業務をスムーズに動かすために欠かせない存在であるといえます。

生活安全部門

生活安全部門は、世の中にはびこる様々な犯罪や事件を防ぐための部門になります。詐欺事件やDV、少年犯罪など、担当する内容も実に様々で、事件の捜査だけでなく、地域住民に犯罪を防ぐための注意を呼び掛ける役目も果たしています。

刑事警察部門

殺人や強盗などあらゆる事件に関わる部門です。事件が起きた際には聞き込み調査や取り調べなども担当し、犯罪の解決を目指します。重大な事件を起こした犯人と関わることなどから、危険と隣り合わせである状況にさらされることも多い部門です。

地域警察部門

地域の交番に所属し、人々の困りごとを助け、パトロールなども行う部門です。町の交番に駐在していることで、24時間色んな立場の人に頼られる部門です。

警備部門

災害時に頼りになる機動隊は、この警備部門に当たります。日頃はパトロールに加え、セレモニーが行われる場合など、重要な場での警備も行っています。

警察庁

警察庁に所属する警察官は、都道府県警察の様に実際に事件現場に関わることは少ないと言えますが、実際には都道府県警察を監督する役目があるため、色んな経験や状況判断も大切になってきます。

警察官の仕事のやりがい

警察官の仕事は多様で、色んな場面に出くわします。毎日色んな人に接したり、難しい事件に関わることも多いですが、その分やりがいも十分に感じることでしょう。

感謝される仕事

これは特に都道府県警察に当てはまりますが、地域に密着して困っている人を助けることで、感謝されることが多い仕事です。人の気持ちが理解できる共感性や柔軟性も大切な仕事ですが、相談に乗って感謝されると人の役に立っていると思え、やりがいを感じることでしょう。

あらゆる立場の人に頼られる

警察官は困っている人の相談に乗ったり、担当地域の治安を良くすることで色んな立場の方から感謝される仕事です。重大な犯罪に繋がるものを未然に防ぐことで、人の命を守れる仕事でもあります。

そんな重要な役割を果たす警察官は、常に頼られる存在であるため、やりがいも大きいのではないでしょうか。

経験値が増え、仕事に役立つ

どんな職業でもそうですが、毎日色んな人と関わり切磋琢磨する警察官は、特に経験が大事な職業であると言えるでしょう。

勤務年数が増えるほど関わる事件や業務が増え、経験値が上がる

インターネットが普及し、時代が変わるにつれ、新たな事件や新種の詐欺など色んな事件も増えています。警察官の仕事は勤務年数が増えるほど、様々な事件に関わることも多くなり、経験値も上がっていきます。

これまでの経験を活かして事件を解決したり、正しい状況判断ができたときは、強いやりがいを感じれる仕事です。

事件が解決するとき

事件が解決するときもやりがいを感じれることは、警察官ならではでしょう。

解決できたときの達成感

捜査が難航した事件が解決したり、難しい場面で状況を丸く治めることが出来たときは達成感があり、強いやりがいを感じることでしょう。

警察官の仕事内容まとめ

大変なことが多いが、人々に頼られ役に立つ仕事

警察官の仕事内容を紹介しました。警察官の仕事はそれぞれの部署が忙しく、突然の事件や予想だにしていない場面に遭遇することも多々ある大変な仕事です。

部署によっては常に危険と隣り合わせだったり、精神と体力のコントロールも大切になってくるハードな職業でしょう。しかし、そのような状況でもしっかりと対応して事件が解決したり、困っている人に感謝されたときは、強いやりがいも感じる魅力的な職業であると言えます。

警察官の参考情報

平均年収300万円~800万円
必要資格
  • 国家公務員採用総合職試験
  • 国家公務員採用一般職試験
  • 警察官採用試験
資格区分 試験合格
職業職種保安

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