モデルの資格・試験とは?モデルの試験代わりのオーディションは一定基準のない難しさ

モデルの資格・試験とは?モデルの試験代わりのオーディションは一定基準のない難しさ

モデルの資格・試験は応募人数も多く、厳しい選考です。しかし、オーディションでグランプリを取るだけがすべてではありません。審査側に個性をアピールでき、仕事につながる場合もあります。モデルになるための学校情報も含めて詳しくお伝えします。

モデルの資格とは?

モデルの仕事に必須な資格はない

モデルの仕事を行ううえで必須資格はありません。それでは、どのような選抜があるのでしょうか。

基本的にはオーディションによる選抜が一般的です。これらに入賞することを目標とします。しかし、入賞からもれてしまっても可能性はあります。個性を認めてもらうことにより、きっかけをつかみ、モデルの仕事につながることも多いです。

グランプリを目指し、オーディションを受けることが大事

グランプリの獲得を目指し、オーディションを受けることはモデル自身の知名度が上がるまでは特に必要です。いわば、指名で仕事が来る状態ではない場合、自らをアピールする必要があります。オーディションの主催側も新人発掘を目的として開催しています。

オーディションはモデルにおける試験ともいえます。しかし、他の資格試験とはちがう部分もあります。特徴的なちがいは、オーディションにおける受賞のみが合格判定ではない部分です。

当然、1番の評価を受けることは大切です。賞によっては、ある仕事に即抜擢という特典が付く場合もあります。しかし、モデルのオーディションでは最終選考で落選しても主催側や関係者から声がかかるケースもあります。

他者との比較により受賞はならなかったが、モデル個人としては認められたかたちです。他の試験における合否がはっきり出る試験とはこの部分においてちがいます。

評価のポイントは1つではない

モデルの魅力として評価指標が1つに限定されないという観点があります。例えば、美しいという指標だけでは判断できないケースです。美しいという尺度とはちがった一般的に個性と呼ばれる価値が評価軸として加わります。

モデルが活躍できるシーンも様々であり、求められるモデル像も異なります。だからこそ、グランプリの受賞にこだわらず、個性をアピールできれば、仕事の受注につながることもあるといえます。

チームの一員として仕事を行いたいと思えるかどうか

撮影の現場においては様々な専門家がチームを組んで携わります。例えば、ディレクターやカメラマンなど、モデルとはちがった職種の専門家です。これら多くの専門家との連携が必要となります。

撮影においてモデル個人の魅力だけではなりたたないといえます。カメラマンなど専門家がモデルの魅力を引き出すことに対して、議論を行いながら案件を深めていくことが大切です。聞く耳を持たないなど個の意識ばかりではチームとして仕事をしたいと思われず、結果として仕事につながらないといえます。

御縁からその後に生かすことが大切

モデルにとって試験に該当するオーディションも仕事のきっかけとしての位置づけであることがわかります。モデルにおける外面としての魅力に加え、チームとして仕事を完成させる必要があります。

あくまでグランプリやオーディションは魅力あるモデルとして認知してもらうためのスタートであるといえます。スタートでの御縁を生かして、継続できるかどうかがモデル自身の今後の行く末にかかわってきます。

モデルの試験、オーディションの難易度・合格率

グランプリなどの入賞は狭き門

オーディションでは最終選考に残っても入賞という枠に入るには狭き門といえます。1番手としての評価であるグランプリから準グランプリ、審査員特別賞にスポンサー賞などを加えても10に満たない数です。

対して、グランプリに応募する人は大規模であれば何万人単位ともなります。受賞することを合格と捉えると、とても高い倍率です。

オーディションの特徴として、配役という定員1人の具体的仕事を念頭に置いた選考となります。もともと得られる数が少ないため、きわめて厳しい試験といえます。

受賞以外にもチャンスがある

モデルの仕事において難しい点は大規模オーディションにおけるグランプリ受賞が必ず評価されるとは限らない点にあります。知名度の向上という面で大きなアドバンテージがあることは間違いありません。しかし、最終的にはモデルの人気という尺度ですべてが判断されます。

逆に、オーディションに落選しても、個性を見てもらえるきっかけができ、人気モデルになる人は多くいます。このことから、誰でもチャンスはある希望の持てる仕事といえます。

落とすための選考ではない

オーディションでは主催側の気持ちとして落とすための試験ではありません。逆に、これまで出会えなかった魅力あるモデルに出会いたいと思っています。

特に、これまでの人気モデルにはない、新境地を開拓できるモデルを求めています。このようなモデルは他社と競合することもなく、確固たる人気となりえます。

これは、他の定員が決まっている試験とは大きく異なる点です。定員に合わせて魅力があっても不合格判定を行わなければならないということはありません。仕事に合わせて、魅力さえあれば柔軟に対処できる素地があるといえます。

他の参加者が好印象であると影響される厳しさ

モデルのオーディションで厳しい部分は、他の応募者がとても際立っているケースです。本人が魅力的でも他に魅力のある人がいると影響を受けます。

相対評価としてのめぐりあわせでもあるところに難しい部分があります。これは、合格ラインや合格率など一律の判定基準がない内容であり、対策を講ずることはなかなか難しくなります。

モデルに役立つ資格はある?

美容に関連する内容でアピール材料とするケースが多い

モデルの関連資格では主に2つの要素に分かれます。まずは、美容の維持という観点です。こちらはモデルの魅力を維持していくために必要な資格が好まれます。

プロフェッショナルとして美容を維持していることのアピールとなり、仕事を発注する側にとっても安心感となります。具体的には栄養士健康管理士を役立つ資格として取り上げることができます。

2つ目はモデルの魅力に対して付加価値を追加していくという観点です。例えば、きもの講師の資格を取得して和装に対して詳しいと個性をアピールすることができます。モデル自身の専門分野を際立たせる存在として、これらの資格を取得してみてはいかがでしょうか。

モデルの資格を得るために役立つ学校

横浜ビューティー&ブライダル専門学校

「横浜ビューティー&ブライダル専門学校」のトータルビューティー科に2年制のモデルコースがあります。モデル現場での経験も豊富な講師や、コンテスト入賞経験のある講師などが教えているので、モデルとしての活動も質問しやすい環境です。

カリキュラムにはポージングや撮影実習など演習が多いことも特徴としてあげられます。モデルとして実践で役立つことを考えられた内容です。

美容学校ならではの美容分野への強化

モデルコース以外に美容師やエステ、ネイルアートなど美容に関わるコースも設定されています。当然、各コースに専門の講師が在籍することで美容分野に強みがあります。

例えば、カリキュラムのなかにはパーソナルコーディネートなど、モデルになるうえで役立つ講義があります。モデルとしての付加価値を高めるために必要な要素が詰まっているといえます。

ヒューマンキャンパス高等学校

通信制の高校として3年間で高校卒業を目指しながらモデルとしての活動ができる学校です。モデルにとって学びたいファッションやネイルなども高校在学時から幅広く学べる特色があります。

さらに、遠方からの上京にも高校ならではの対応が用意されています。例えば、学生の入居実績も多いサポート体制の整ったマンションや食事つきの学生会館など、親元を離れて職業に就くまでのステップとして環境整備に努めています。

オーディションを後押しする内容

モデルとして卒業後の活躍を見すえた、オーディションに対する後押しも特色です。例えば、学校内限定オーディションを開催することもあります。しかも、大手プロダクションによる審査もあり、実践でどれだけの評価を得られるか力量を図ることができます。

また、オーディションにおける経歴が今後のモデル活動に役立つことを学生にしっかり提示しています。学生時代からチャレンジすることにより、卒業後の活躍を後押ししています。

文化服装学院

2年制のファッションモデルコースを設定して、ファッションに携わるモデルとしてジャンルを絞りこんだスペシャリストを養成します。コース選択を行うことで、1年次にはトータルファッションという視野から様々な美的意識の向上に努めることができます。

モデルのなかでも目標にしぼった技能習得が可能

ファッションモデルという分野をしぼったかたちで学ぶことが特徴です。その点は、カリキュラムにも顕著に表れており、化粧やプロポーションなどに直結する内容が多くあります。

また、モデルとしての成功を視野に入れた語学や国際マナーに対しても注力しています。世界的な仕事を受注することの大切さを基礎知識の段階でも促していく流れです。

モデルの資格・試験まとめ

オーディションなど厳しい審査も多いがチャンスもある

モデルの資格・試験ともいえるオーディションで入賞することは高倍率の厳しい審査となります。しかし、入賞できなくても個性をアピールできればモデルとしてのチャンスが広がります。

高校や専門学校でもモデルに特化した内容とともに、個性のアピールを促す指導も増えてきました。希望者も多く人気のモデルの仕事でチャンスを掴むために大切なことです。

モデルの参考情報

平均年収250万円~1000万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種芸能

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