イベントコンパニオンの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説

イベントコンパニオンの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説

イベントコンパニオンは日々華やかな特別な衣装を纏い、商品の販売や契約を消費者に訴求していく役割を担っています。華やかなイメージが強いイベントコンパニオンですが、実際は日雇いでの仕事が多く、収入は厳しい傾向にあります。本記事では、イベントコンパニオンの平均的な日当など、収入面についてご紹介します。

イベントコンパニオンの初任給

基本は日給制で、給与の相場は1日あたり1万円〜2万円前後

イベントコンパニオンの給与は基本的に日給制で、新人は1日あたり1万円〜2万円前後の給与が相場と言われています。

例えば10時〜20時の仕事で、事前ミーティングや昼休憩を除く約9時間が労働時間になる場合、時給に換算するとおよそ1,100円〜2,200円程で、アルバイトとしてはある程度高い水準となります。

しかしイベントコンパニオンに限らず、日雇い型の労働形態の場合、日給の算出方法は交通費も込みで1日あたりいくら、という形で事前に提示される場合が殆どです。派遣会社や登録先の事務所やプロダクションによって変わるものの、別途交通費が支給される場合は殆どないと言っていいでしょう。

短時間でも1万円以上貰える仕事も多い

イベントコンパニオンの仕事には、大規模イベントで長時間に及ぶ場合もあれば、案件によっては実質労働時間が4〜5時間程度のものもあります。

例えば、拘束時間6時間のうち1時間程度の休憩を2回程挟む、という例もあるようで、その場合でも1万円〜2万円が支給されるようです。その場合、時給換算すると2,000〜4,000円となり、アルバイトとして考えればかなり高い水準の収入になります。

勤務先によってもイベントコンパニオンの日給には差があり、特にパチンコホールでのイベントコンパニオンの場合、新人でも比較的高い日給が貰えることが多いようです。そのため、短時間で高収入が得られる楽な仕事と思われることも多いようです。

イベントコンパニオンの平均給与

イベントコンパニオンの給与は仕事によりバラバラ

イベントコンパニオンはほぼ女性専門の職であり、イベントコンパニオン専用の特別な衣装を身につけていることから、華やかなイメージがある仕事ですが、イベントコンパニオンの仕事は正規雇用ではなく、主に日雇い派遣など登録制の勤務体系であることが多いと言われています。それは新人もベテランも事情は同じです。

そういった事情もあり、イベントコンパニオンの給与は現場によって、もっと言えば日によってバラバラである事が多いため、平均給与を統計として算出することは極めて難しいのが実情です。

仮に日給1~2万円前後で週休二日、月間20日間以上の稼働だと仮定した場合、平均月収は20~40万円前後となります。

イベントコンパニオンの仕事を始めるにあたって、志望者はまず、イベントコンパニオン等の様々な人材を派遣する派遣会社、あるいはイベントコンパニオン専門のプロダクション、事務所などに労働者として登録します。

登録すると、定期的に派遣会社や事務所が案件受注した仕事内容がメール等によって各イベントコンパニオン登録者へと送信され、登録者はそこから希望の仕事を選んでエントリーします。通常は、登録した情報をもとに派遣先となるクライアント企業の選考を経て、仕事が決まります。

イベントコンパニオンの仕事は週末メインで短期間のため、収入が制限される

イベントコンパニオンの仕事は、新人の頃からでもある程度の収入を、時には短時間で得ることも可能な仕事です。しかしながら、イベントコンパニオンの仕事は週末など休日に集中し、平日はあまり仕事がないと言われています。

日本では土日休みの勤務体制が標準的・一般的となっているため、街に消費者が溢れるのは基本的に週末です。サービス業、販売業の稼ぎ時は主に週末ということもあって、消費者への訴求を狙う効果があるのはやはり週末。企業の一般向けイベントが行われるのも基本的には週末が多いので、イベントコンパニオンの仕事は土日に集中する傾向にあります。

また、イベントコンパニオンは基本的に恒常的な仕事ではなく、企業のキャンペーン期間中や、商品の特定のアピールの場でこそその効果が発揮される仕事であるため、原則的に単発案件、ないし短期間での契約となります。継続的に仕事をするにしても、長く続いても2週間前後が限度となるようです。

そのため、仕事の日はある程度限られてしまうことが多く、仕事の受注状況によっては、高い日給を貰っていても、実際の月の収入はあまり高くならない場合もあります。

まずは「誰にでもできる簡単な仕事」をこなしていくことが重要

イベントコンパニオンの求人を見ると「風船配り」「ティッシュ配り」など一見簡単なように思えるような募集が多いです。イベントコンパニオンとしてキャリアをスタートして間もない頃は、そう言った「誰にでも出来る簡単な仕事」を振られることが多いです。

実際には、こうした簡単そうな仕事でも、販売ブースにおいて企業の顔として立つ以上、基本的な商品知識や、接客スキルが必要になってきますし、時にはお客さんから専門的な知識についての質問をされることもあります。

そのため、簡単そうな仕事も実はそうそう簡単ではない、というのが実情ですが、こうした仕事を引き受けて一定以上の成果を出し続けることで、評価向上と、継続的な採用へとつながっていきます。

基本的に「誰にでも出来る簡単な仕事」は人数が多く配属されることもあって、日給はイベントコンパニオン全体の平均からみると低くなる傾向にありますが、そうしたある程度多くの人数が派遣される案件を積極的にこなしていくことで、より良い条件の仕事へのステップアップとなります。

イベントコンパニオンの平均年収

イベントコンパニオンは日給(日払い)の積み重ねで年収が決まる仕事

イベントコンパニオンは先ほども説明した通り日雇いや派遣での雇用が基本で、日給(日払い)の仕事も多くあります。イベントコンパニオンの収入は明確に固定月給制となる場合は殆どあり得ないと言ってよく、年収を割り出す場合も日払いされる日給の積み重ねとなる事が多いです。

人によって仕事日数や仕事内容がバラバラになりやすいこともあり、日給制で動いているイベントコンパニオンの年収を割り出すことは難しく、統計も明確に示されていないのが実情です。

仮に日給1~2万円前後で週休二日、月間20日間以上の稼働だと仮定した場合、平均年収は240~480万円前後となります。

実力主義の仕事で、販売ノルマに達しない場合は自腹購入も

イベントコンパニオンは、日々仕事をこなしながら、日雇いのクライアント企業から評価されることによって、派遣元や事務所、プロダクション内での評価が決まります。つまり、スキルがあり、容姿にも優れているイベントコンパニオンから順番に、より良い仕事へ採用されていきます。

仕事によって派遣されるイベントコンパニオンが異なるという事情もあり、派遣先企業からの評価は大変重要です。こうしたことから、イベントコンパニオンは非常に実力主義的側面が強い仕事となっています。

基本的には1日単位で仕事を請けていくスタイルなので、日々の仕事ぶりが今後の仕事の受注にも影響し、それがひいては収入の差にも繋がっていきます。そのためイベントコンパニオンは派遣先の店舗のスタッフやお客さん、メーカーの販売担当などに自分の実力や容姿をアピールする必要があります。

派遣先で失敗したり、派遣元から伝えられていた技能に達していなかったりすると、今後その派遣先での仕事はお断りとなってしまうケースもありますし、継続的に採用されることが重要な世界なので、失敗は許されない厳しい仕事でもあります。

また、容姿が重要になる仕事でもあるので、日々エステやネイルサロンなどに通い、場合によっては衣装の購入も自腹でおこなったり、課せられた販売ノルマに達しなかった分の商品を自腹で購入するなど、出費も多くなる傾向にあります。

特殊技能を持ったイベントコンパニオンは年収も高くなる

イベントコンパニオンは、声掛けをして商品をアピールしていくことだけが仕事ではありません。企業戦略上重要なイベントの場合、イベントコンパニオンにも見た目や明るさだけではない、知性や高いスキルが求められる場合があります。

新商品をアピールするイベントなどでは、まだ世に出ていない新商品の紹介や業界関係者や取引先企業へ向けた受注に繋げていくスピーチや、商品の魅力の説明、開発中の商品の趣旨説明など、より専門的な技術が求められる場合もあります。

特に企業やメディア、一般者に向けた大型イベントの場合、講演会のナレーションや司会など、高い技能を持ったイベントコンパニオンが採用されることが多いです。そうした極めて優秀なイベントコンパニオンの場合、派遣会社や事務所などを通さずに、直接企業側から案件を受注出来ることもあります。

そうした直接雇用のイベントコンパニオンの場合、収入も日に3万円を超える場合もあるなど、高い収入を得ることが可能です。その分、高い年収も得る事ができるようになります。

しかし、それに応じた厳しいオーディションを課せられる場合も多いので、直接雇用のイベントコンパニオンは極めて少数となっています。

イベントコンパニオンの給与・年収まとめ

容姿とスキルを磨いて高収入を目指しましょう

イベントコンパニオンは、優れた容姿、優れた接客スキルを求められる仕事であり、各個人の実力が直接評価に繋がり、評価の度合いで収入が大きく左右される不安定かつ実力主義の仕事です。日々の仕事に販売数などのノルマを課せられることもあるので、数字的な評価が重要になってくる場合も多々あります。

また、イベントコンパニオンとしてのスキルのみならず、イベントのナレーションや企業ブースでの講演会の司会、MC、深い所まで網羅した商品説明、研究成果のアピールなど、高度な技能を併せ持つ人は、通常の派遣コンパニオンに比べて高収入が得られます。仕事を通して、スキルと容姿をしっかり磨くことが大切です。

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イベントコンパニオンの参考情報

平均年収200万円〜500万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種芸能

統計情報 出典元:

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