雑貨デザイナーの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説
新しい雑貨をデザインする雑貨デザイナーは、男女問わず人気の高い仕事です。雑貨デザイナーは、食器やキッチン用品、文房具やバス用品など様々な商品の素材や色、形をデザインします。このページでは、雑貨デザイナーの具体的な仕事内容や、仕事のやりがいなどについてご紹介します。
雑貨デザイナーとはどんな仕事?
多くの雑貨をデザインするのが仕事
食器やキッチン用品、文房具やバス用品などを素材や色、形をデザインするのが仕事です。身の回りの生活雑貨は常に新しいデザインや機能性が求められています。
インテリアとして見栄えする外見や類似品よりも優れた機能性、素材の特徴を活かした形状など、研究を重ねてニーズに合わせた生活雑貨をデザインして作り出します。
雑貨全般を取り扱うのが雑貨デザイナー
雑貨といっても掛け時計やミラー、ごみ箱などのインテリア雑貨やキッチンバサミや調味料入れなどのキッチン雑貨、バスルームで使用するディスペンサーやカランなどの浴室雑貨などとても多くあります。
雑貨デザイナーは雑貨と呼ばれる製品の全てを取り扱います。トレンドを分析して、デッサンを作ったり、サイズ感を検討するなどのデザインといっても多くの作業があります。幅広いアイテムとボリュームの大きい作業を行うのが雑貨デザイナーなのです。
スピードや効率も要求される仕事
雑貨デザイナーの仕事は一日のうちに打ち合わせを何回も行い、デザイン案を作成したりデザインしている商品によって同時進行で作業をしなければいけない事もあります。限られた時間を効率的に使う能力も求められるでしょう。
泊まり込みで仕事をすることも
雑貨デザイナーの仕事は日常的に残業が多く、企画やデザイン、プレゼンなど新しい雑貨を作り出すための工程は多いです。
勤務先によっては泊まり込みで作業をすることもあります。日によっては早く帰れる可能性もありますが、基本的には不規則になりやすく、体力的にハードな仕事と言えるでしょう。
雑貨デザイナーの仕事は意外とハード。体力が必要
雑貨デザイナーはどちらかというとのんびりとしているイメージがあるかもしれませんが、デスクに向かって作業するのはデザインするときだけです。
雑貨店があれば積極的に足を運び、打ち合わせをするために先方企業まで出向いたりします。勤務先にもよりますが、打ち合わせに合わせて朝早く出勤して夜遅くまでデザイン作業など拘束時間は長めです。
力仕事もある事に加えて、不規則な勤務体制になることも多いので、体力も必要になると考えられます。
雑貨デザイナーの給料レベルは低めの傾向
勤務場所にもよりますが、雑貨デザイナーの給料はほかの職業に比べ低い傾向が多いようです。一般的には15~18万円前後の給与からスタートし、年収300~400万円といわれています。
ですが、自分がデザインした雑貨がヒットしたり、雑貨デザイナーとして独立することが出来れば年収が一気にアップする可能性もあるので、夢のある仕事と言えそうです。
雑貨デザイナーの具体的な仕事内容
雑貨デザイナーの仕事は、雑貨をデザインする事に尽きます。一言で雑貨と言っても種類が多く、下記の一覧を見ても雑貨デザイナーが手掛ける雑貨の種類は様々です。
- キッチン雑貨(フォーク・鍋掴みなど)
- バス雑貨(ボディタオルなど)
- 文房具(ボールペン・消しゴムなど)
- トイレ雑貨(ハンドタオルなど)
- ガーデニング雑貨(スコップなど)
- 生活雑貨(キーホルダー・時計など
雑貨のデザイン以外に雑貨デザイナーがする仕事
雑貨デザイナーの仕事は、毎日雑貨をデザインするだけではありません。経験によっても任される仕事は幅広いです。
類似商品のリサーチ
雑貨デザイナーの仕事の1つに類似商品のリサーチが挙げられます。すでに商品が出ている雑貨であれば、どのようなものが販売されているのかリサーチを行います。街の雑貨店やデパートなどに直接足を運んでチェックします。
打ち合わせ
商品企画部から企画が持ち込まれた場合には、どのような雑貨を考えているのかを企画書を見ながら用途やターゲット層、ビジュアルイメージを打ち合わせで説明してもらいます。場合によっては雑貨デザイナーの視点からアドバイスをしたり、アイディアを出す事もあります。
打ち合わせは雑貨デザイナーの大切な仕事の一つであり、雑貨をデザインする最初の段階であると言えるでしょう。
デザイン案のプレゼンテーション
雑貨デザイナーの仕事の1つにデザイン案のプレゼンテーションが挙げられます。決定権を持つのは雑貨デザイナーではないので、決定権を持つ担当者の前で商品案のプレゼンテーションを行います。了承を得ることが出来れば具体的なデザインを詰める作業になります。
設計図・仕様書の作成
雑貨をデザインしてプレゼンテーションも行った後に工場に発注が出来るような設定図や仕様書を作成します。サンプルが出来たら思い通りのデザインなのかも確認します。問題がなければ工場で生産されて販売になります。雑貨デザイナーとしての仕事の最後の仕事と言えます。
下積みからはじまる雑貨デザイナーの仕事
雑貨デザイナーの仕事は地道な下積みから始まります。多くの雑貨デザイナーは専門学校や大学を出て就職します。学校で雑貨デザイナーに関する基礎知識を身につけたといってもすぐに本格的に雑貨をデザインする事は出来ません。
人によっても異なりますが一般的に3年かけて下積みをするのが一般的です。雑貨デザイナーの世界では3年間で全ての仕事をこなせるようにするのが目標と言われています。
転職も3年が区切りになることが多い
雑貨デザイナーは3年や5年を一区切りとして転職を考える人も多いようです。スキルアップで転職を繰り返して、より専門的なスキルを身につける人もいます。
雑貨デザイナーはインターネットでも特集が組まれている事も多いです。年間を通して正社員や契約社員の求人数は多いです。経験を積んでスキルを高めれば給料アップや独立の道も開けるでしょう。
雑貨デザイナーの仕事のやりがい
好きな雑貨に関われる仕事
雑貨デザイナーのやりがいは、大好きな仕事を仕事にしている事です。雑貨が好きで雑貨デザイナーを目指す人もいるほどで、雑貨と言ってもキッチン雑貨やバス雑貨、文房具まで幅広くあります。
大好きな雑貨に囲まれて、新しい雑貨をデザイン出来る事は雑貨デザイナーの大きなやりがいと言えるでしょう。
デザインした雑貨が使いやすいと感謝された時
自分でデザインして商品化させた雑貨が、生活の一部として使ってもらえる事は雑貨デザイナーの大きやりがいと言えます。使いやすいからと何度もリピートして購入してもらえる事もやりがいを感じられます。
自分で作った商品がヒットした時
雑貨デザイナーは雑貨のデザインをするだけでなく使用する素材の質感や機能性、費用などを検討して商品を作ります。1つの商品を作り出すのに多大な時間や労力を使うので、商品がヒットした時には大きな喜びや充実感を感じる事が出来るでしょう。
雑貨デザイナーの仕事内容まとめ
雑貨デザイナーは地道な努力やセンスが求められる仕事
雑貨をデザインする雑貨デザイナーは、あらゆる雑貨をニーズに合わせてデザインする事です。意外と力仕事も多く生活も不規則になりがちなので、体力的にもハードと言えるでしょう。
日常的に残業も多く、プライベートをのんびりと過ごすのは難しいかも知れません。ですが、デザインした雑貨が大ヒットしたり利用者に感謝される事は、雑貨デザイナーとして何よりのやりがいに感じられるでしょう。
雑貨デザイナーの参考情報
平均年収 | 300万円~400万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 広告・デザイン・アート |
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