エッセイストの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説
エッセイスト(随筆家)は、筆者の体験や読書などから得た知識をもとに散文としてまとめるのが主な仕事です。実際にはどのような仕事をしているのか気になった方もいるのではないでしょうか。このページでは、エッセイストが行なっている仕事について紹介します。ぜひ参考にしてください。
エッセイストとはどんな仕事?
エッセイスト(随筆家)とは一体どのような仕事をしているのか細かく紹介していきます。エッセイストの仕事は、次の通りです。
自由な文章を考えて発表する
エッセイストは、小説家や批評家と違い自由な文章を作成して発表します。「散文」と呼ばれる分野になりますが、これといった形態はありません。自分の考えを表すことがエッセイストには求められているので、さまざまなテーマで取り組むことができます。
エッセイストの中には、文字数を決めて発信している方や、恋愛に特化した作品を発表している方もいます。どの作品もエッセイとして間違ってはないもので、エッセイストであれば「評価される」ということが大前提になるということを覚えておくと良いでしょう。
コラムニストと違い
エッセイストの仕事をコラムニストと混同している方も多くいると思います。コラムニストとエッセイストはどのような違いがあるのでしょうか。エッセイストは、主観的な視点から散文を作成しますが、コラムニストは、新聞や雑誌にて、ニュース以外の情報を掲載することが主な仕事になります。
もちろん、エッセイストがコラム記事を書くこともあります。ここで、コラムニストとエッセイストの大きな違いは著作権にあります。エッセイストの場合、作品は自分に著作権がありますが、コラニストの場合は雑誌、新聞社に著作権が帰属します。
もちろん、どちらも文章を作成する仕事に変わりはありませんが、ニュアンスを間違えて捉えていると、書いた作品がブレてしまう可能性があるので、気をつけるようにしてください。
エッセイストの具体的な仕事内容
エッセイストはどのような仕事を行なっているのでしょうか。エッセイストの行なっている仕事をより具体的に紹介していきます。
雑誌で連載を担当
エッセイストとして最も多い仕事になるのが、雑誌や書籍での作品の発表です。雑誌では毎週のように作品を発表していく必要があります。1つの作品であれば、クオリティの高い作品を作り出すことが可能ですが、週刊誌になると定期的に発信していく必要があるので、ネタ切れということが許されません。
継続的にクオリティを落とさずに作品を発信していくことが必要不可欠になるので、エッセイストになった時はネタ切れの時にどう乗り切るかを考えておきましょう。ネタ切れになってからが勝負というエッセイストもいるくらいなので、連載を担当することになったら、ネタ切れの乗り切り方を身につけてください。
SNSで自分の情報を発信
雑誌の次に大切な活動になるのが、SNSでの発信です。SNSの発信をしても残念ながらお金に直結するとは限りません。最近では有料会員限定の情報を発信することができるようになったので、無料でないケースもありますが、ほとんどが無料で発信することになります。
中には、この活動自体が無意味と感じている方もいますが、決してそうではありません。雑誌の連載を検討する際、フォロワーがどの程度いるかは現在最も重要な判断基準になります。フォロワーが少ないと、情報を発信しても価値のない人と捉えられることがあるので、エッセイストとしてフォロワーを増やすことはとても大切です。
フォロワーが多ければ、自分の仕事の幅が大きく広がるので、ファンを獲得するためにも情報を発信し続けることはとても重要なことであると認識しておきましょう。
イベント、テレビに出演
エッセイストとしてある程度活躍をすれば、イベントやテレビの出演オファーがあります。この時、オファーを受けないエッセイストもいますが、自分の興味のある分野はなるべくオファーを受けるようにしましょう。
オファーを受けていくことで、エッセイストとしての活動が広がるだけでなく、タレント活動もしやすくなります。タレント活動ができれば、自分で主催するイベントを企画することができるので、積極的にテレビやイベントに出演しましょう。この時、初めて連載を持った雑誌社や、テレビなどは大切にするようにしてください。
書籍の販売
エッセイストの中には、書籍を販売することもあります。これまで連載した内容だけでなく新作を発表することもあります。人気のエッセイストになれば、ベストセラーになる可能性もあります。
また、最近では駆け出しのエッセイストでもコミケなどで作品を発表する機会があるので、有名になるまで書籍にしないのではなく、形に残る方法があれば積極的に世に送りだしましょう。
エッセイストの仕事のやりがい
エッセイストの仕事はどのような部分でやりがいがあるのでしょうか。エッセイストの仕事のやりがいについて紹介していきます。エッセイストは、仕事をする上で次のようなやりがいがあります。
評価され一生残る
自分が自由に好き勝手作った文章が知らない人から評価されることになります。場合によっては、自分の作品が教科書に載るということもあります。自分の作品は自分が死んでからも評価され続けていきます。
エッセイストの中には、お札になったような偉人も登場しているので、死んだあとでも自分の作品が評価される可能性があるという面白さがあります。
人を励ますことができる
エッセイストの書いた文章は、時に人の感情を揺さぶることができます。楽しませたり、共感を得て感動させたりとさまざまです。色々な感情を引き出すことができるので、時には人を励ますことができます。
自分の書いた文章をきっかけに知らない人の人生が大きく変わることもあるので、人への影響力がかなりある仕事だと言えるでしょう。
自分の考えがお金になる
エッセイストは、普段から何気なく考えていたことを文章にすることで、お金をもらうことができます。自分の考えを自由に発表して、生活できるのはエッセイストにとってこれ以上にない喜ばしいことだと言えます。
また、エッセイストだからこそ、人が踏み入れないような場所に踏み入れて貴重な経験をすることもできるというメリットもあります。
好きなことを仕事にできる
日頃から、趣味でブログやSNSで作品を投稿していた人が、ある日突然連載を持つこともあります。好きなことが仕事に直結する可能性があるので、天職と感じる方もいます。
良いエッセイストになるには
良いエッセイストになるには、どのようにすれば良いのでしょうか。良いエッセイストは、魅力的な人物になる必要があります。現在活躍しているエッセイストの多くが、多くのファンから支持されています。
人気の理由は人それぞれで、エッセイストの書く文章が魅力的という方もいれば、SNSだけでなくメディアやイベントで痛快な意見を出してくれるから、スッキリするといった方もいます。それぞれのエッセイストに共通するのは、人間的に愛されているかどうかということが大切なので、自分磨きをしっかりするようにしましょう。
さまざまな作品に触れるだけなく、色々な経験をしていれば自分の作品に大きく影響するので、なかなか評価されなくても諦めずに発信を続けるようにしてください。
エッセイストの仕事内容まとめ
文才がある人にはオススメできる仕事
エッセイストの仕事は、文章を自由に書く仕事ですがこの仕事をきっかけに、イベントを主催したり、テレビに出演したりと活動の幅が大きく広がります。
エッセイストには文才が求められますが、遊び心が満載でなければ良いエッセイストとして成長することができないので、人生を楽しみながら作品作りを心がけるようにしましょう。
エッセイスト(随筆家)の参考情報
平均年収 | 100万円~300万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 出版・報道 |
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