e-Sportsキャスターに資格は必要?取得すると役立つ資格についてご紹介!

e-Sportsキャスターに資格は必要?取得すると役立つ資格についてご紹介!

e-Sportsキャスターとして仕事をする際に役立つ資格についてご紹介します。e-Sportsキャスターは主にe-Sportsイベントでの司会進行を務める仕事です。そのe-Sportsキャスターとして活躍する上でおすすめの資格情報についてお伝えします。

e-Sportsキャスターの資格・試験とは?

e-Sportsキャスターに必須の資格はない

まず頭に入れておきたいのは、e-Sportsキャスターとして働くために必須の資格はないということです。言い換えれば、資格を持っていなくてもe-Sportsキャスターを目指すことは可能です。e-Sportsキャスターとしての成長を目指す上ではe-Sportsイベントでの経験を積むことが重要であり、学歴や資格等を含めた肩書だけで勝負する世界ではありません。

したがって、ゲーム会社やイベント会社、その他のe-Sports関連の会社に就職してe-Sportsキャスターとしての経験を積むことが最も重要です。

個々で発信力や司会進行力を磨き、ゲームに関する理解やファンを盛り上げるためのフレーズなど、少しずつスキルアップを図ることがポイントです。

アナウンス検定

資格がなくても目指せるのがe-Sportsキャスターの仕事ですが、仕事に役立つ資格はあります。それが「アナウンス検定」です。

アナウンス検定は主にアナウンサーを目指す方が取得する資格ですが、e-Sportsキャスターの仕事でも通じる部分はあります。細かく言えばアナウンサーとキャスターの違いはありますが、基本的な発声スキルや日本語力などを身につける上ではおすすめの検定試験です。

アナウンサーの他、リポーターや司会者、スタジアムDJやラジオDJ、ニュースキャスターなど、自分の声を活かして仕事をする方が主に受験する検定です。1級から3級までの3段階のレベルがあるので、自身のレベルに合わせて取得を目指すことがポイントです。

話しことば検定

アナウンス検定の他、話しことば検定の取得を目指すこともおすすめです。話しことば検定には1級から4級までの4段階のレベルがあります。その中で話す、聞くの基本や語彙、敬語といった日本語理解力の知識、受け答えやスピーキング力などが問われます。

発声や発音、表現や時間などを含めて、e-Sportsキャスターとして欠かせない要素を鍛えられる検定です。アナウンス検定と一緒に資格取得を目指すのも良いでしょう。

e-Sportsキャスターに役立つ資格「アナウンス検定」

アナウンス検定の試験概要・合格率

アナウンス検定には1級から3級まで3つのレベルがあり、2級と3級は筆記テストとアナウンステストの両方を受けます。

1級はアナウンステストのみの受験で合否が判断されます。1級を受験するためには2級の資格が必要なため、まずは3級や2級からチャレンジしましょう。

2級と3級は共通の出題となるので、併願受験することも可能です。

1級の合格目安は800満点中620点以上です。2級と3級は筆記テストがそれぞれ100点満点で、2級が80点以上、3級は70点以上の得点で合格です。2級と3級のアナウンステストはAからEまでの5段階評価で、2級はB以上、3級はC以上の判定を受けると合格です。

試験は毎年9月中旬から下旬にかけて実施されています。NPO法人「日本話しことば協会」のホームページから受験申込できるので確認してみましょう。

合格率

  • 3級:約80%
  • 2級:非公表
  • 1級:非公表

受験資格

  • 2級・3級:学歴・年齢・性別・国籍による制限はない。
  • 1級:アナウンス検定2級、または話しことば検定2級、話しことばとコミュニケーション検定2級以上取得者

受験費用

  • 3級:8,800円(税込)
  • 2級:8,800円(税込)
  • 1級:1万5,400円(税込)

出題範囲(2級・3級)

筆記テスト

  • 日本語に関する基礎知識
  • 共通語に関する基礎知識
  • 音声言語の基礎知識
  • 一般常識

アナウンステスト

  • 発声・発音・共通語
  • 読む(理解力・表現力)
  • 話す

出題範囲(1級)

アナウンステスト

  • 発声・発音・共通語
  • 発声表現力
  • 一般常識
  • 語彙・敬語
  • 構成(内容・組み立て)
  • アドリブ(即答力)

e-Sportsキャスターに役立つ資格「話しことば検定」

話しことば検定の試験概要・合格率

続いては、話しことば検定の概要について紹介します。話しことば検定は1級から4級までの4段階のレベルがあり、2級から4級までは誰でも受験可能です。

1級の受験には話しことば検定の2級やアナウンス検定の2級取得が条件となるので、まずは2級までの資格取得を目指します。

2級と3級、4級は同じ内容の試験を実施するので併願が可能です。合格の基準としては筆記とリスニングテストの合計100点満点中、2級は80点以上、3級は70点以上、4級は60点以上が必要です。

また、スピーキングテストはAからEまでの5段階評価で、2級はB以上、3級はC以上、4級はD以上の評価を受けると合格です。

1級の試験は筆記テストが100点満点中75点以上、スピーキングテストがAからEの5段階の中でB以上の評価を受けると合格です。

アナウンス検定と同様、「日本話しことば協会」のホームページから受験申込をできます。

合格率

  • 4級:非公表
  • 3級:約85%
  • 2級:約70%
  • 1級:約20%

受験資格

  • 2級・3級・4級:学歴・年齢・性別・国籍による制限はない。希望のコースを受験可能。
  • 1級:話しことば検定2級、話しことばとコミュニケーション検定2級、またはアナウンス検定2級以上取得者

受験費用

  • 2級・3級・4級:6,600円(税込)
  • 1級:1万3,200円(税込)

出題範囲(2級・3級・4級)

筆記テスト・リスニングテスト

  • 話す・聞くの基本と実践
  • 語彙・敬語・その他
  • 音声言語の知識と表現技術
  • 挨拶・受け答え・ビジネスシーンでの運用など

スピーキングテスト(審査基準)

  • 発声
  • 発音
  • 表現
  • 内容
  • 時間

出題範囲(1級)

筆記テスト・リスニングテスト

  • 話しことばの知識と実践
  • 敬語・音声・プレゼンテーションなど
  • 共通語音声の知識と技術
  • 政治、経済、社会などの一般常識
  • 文章の要約・論文・意見文など

スピーキングテスト(審査基準)

  • 構成力
  • 表現力
  • 音声技術
  • 即答力

e-Sportsキャスターの資格・試験まとめ

e-Sportsキャスターとして活躍するための資格取得を目指そう

紹介してきたようにe-Sportsキャスターに必須となる資格はありません。ただし、e-Sportsキャスターとして活躍したいという気持ちがあるのであれば、自分磨きの一環として資格取得を目指すことは悪くありません。

アナウンス検定や話しことば検定といった検定の合格を目指すことで、キャスターとしての基礎的なスキルアップにもつながります。仕事と両立させながら取得を目指すのは難しい部分もありますが、十分にチャレンジする価値があることです。

e-Sportsキャスターを目指す上でおすすめの専門学校も複数あります。学生はもちろんのこと、社会人の方も学び直すつもりで入学することは可能です。

e-Sportsキャスターとしての自身の未来を明るいものへと変えるために、今できることから行動しましょう。

e-Sportsキャスターの参考情報

平均年収300万円~400万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種マンガ・アニメ・ゲーム

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