e-Sportsマネージャーになるには?求められることや向いている人の特徴などを具体的に解説

e-Sportsマネージャーになるには?求められることや向いている人の特徴などを具体的に解説

e-Sportsマネージャーになるには、一体どういったスキルや素質が求められるのでしょうか。今回はe-Sportsマネージャーになるために必要なスキルや考え方、向いている人の特徴などをご紹介します。

e-Sportsマネージャーになるには何が必要?

e-Sportsマネージャーに資格は不要!誰でもなれる

e-Sportsマネージャーになるために資格は必要ありません。誰にでも門戸が開かれているのがe-Sportsマネージャーであり、年齢制限があるわけでもありません。

したがって、e-Sportsマネージャーになりたいという気持ちや情熱があれば目指すことが可能であり、チャレンジ精神を持って飛び込む価値がある仕事です。

「昔からゲームが好きだった」、「ゲームに関わる仕事がしたい」、「選手としては難しいけど、マネジメント業務には自信がある」など、はっきりとした意思や目的があれば十分に活躍のチャンスがあります。

改めて社会人としてどういったキャリアを積んでいきたいのか検討した上で、e-Sportsマネージャーを職業として選択することもおすすめです。

ゲームに関する知識やスキルを磨くことが重要

e-Sportsマネージャーになるには特に資格は必要ありませんが、ゲームスキルを磨くことはとても大切です。必ずしも選手と同等のレベルにまで達する必要はなく、一定のスキルがあることがポイントです。

と言うのも、マネージャーとして戦略を立てたり選手の相談に乗ったりすることがあるからです。その際にゲームに対する知識やスキルがないと、思ったような仕事やアドバイスができません。

ゲームスキルはe-Sportsマネージャーとしてチームや選手を統率する上で、基本となるスキルだと認識しておきましょう。

ビジネスマネージャー検定の取得もおすすめ

e-Sportsマネージャーを目指す場合、ビジネスマネージャー検定取得を目指すこともおすすめです。この資格を持っていなくてもなることはできますが、資格を取ることでマネジメントの基本的なスキルがあることをアピールできます。

ビジネスマネージャー検定とは、管理職やマネージャーとして活躍が期待されるビジネスパーソンが受ける資格試験です。主な対象は一般企業に勤める方がメインですが、e-Sportsに関わる方が受験しても問題ありません。

ビジネスマネージャー検定では、主に以下のことを問われます。

  • マネージャーとしての心構えや役割
  • 人と組織のマネジメント
  • 業務マネジメント
  • リスクマネジメント

どれもe-Sportsマネージャーとして活躍するために必要な内容であり、資格取得のために勉強しておいて損はありません。マネージャーとしての基本的な素養や知識を確認する上でチャレンジしてみることがおすすめです。

専門学校でゲームの基礎知識を身につける

e-Sportsマネージャーになるには、e-Sportsの専門学校に入学してゲームに関する基礎知識を身につけることも重要です。専門学校は社会人になってから入学することも可能であり、いつでもチャレンジできるチャンスがあります。

最初はプロゲーマーとして活躍することを目標にする方も多いですが、自分の実力次第でe-Sportsマネージャーへの道を模索する学生も少なくありません。e-Sportsチームでマネジメント業務を行うためには、ゲームに関する最低限の知識やルールを身につける必要があります。

大会で勝利するための戦略やテクニカル的な部分の考え方も身につけることが重要です。専門学校での学びを通してゲームに精通することがポイントです。そうすれば、大会や試合でも選手に対して的確な指示を出すことができます。

e-Sportsのプロチームに就職する

専門学校を卒業したら、e-Sportsのプロチームに就職することがおすすめです。すでにプロとして活動しているチームに就職できれば、スムーズにe-Sportsマネージャーとして活動できます。最初は見習いのような形になることもありますが、経験を積むことでマネージャーとしての立ち位置を与えてもらえるでしょう。

最初のうちは選手に上手く指示を出せなかったり、コミュニケーションの取り方に悩んだりすることもあります。そうしたことも全て経験であり、質の高いe-Sportsマネージャーを目指す上で欠かせない道となります。

自分自身がどういったe-Sportsマネージャーになりたいのかを意識しつつ、チームでの1日1日の活動を大切にすることがポイントです。

e-Sportsに進出している芸能事務所などもおすすめ

最近では芸能事務所がe-Sportsに進出するというケースも増えています。プロチームに就職する場合もそうですが、芸能事務所でもe-Sportsマネージャー職の求人募集が出ることもあります。そうした情報をいち早くキャッチアップして、応募することが有効です。

最初からマネージャーという職に就けなくても、経験を積むうちにマネージャー職を任されることもあります。アシスタントや見習いといった立場からのスタートであっても決してあきらめることなく、チームや組織内で経験を積むことが重要です。

e-Sportsマネージャーに向いている人、適性がある人

ここからは、e-Sportsマネージャーに向いている人や適性がある人について取り上げます。まだまだ歴史が浅い世界ですが、e-Sportsの世界で活躍する人は徐々に増えています。

選手として活躍する人もいれば、マネージャーとして持っている力やスキルを発揮する人もいます。e-Sportsマネージャーとして活躍するためにはどういった適性が求められるのか理解することが大切です。その具体的な内容について確認していきましょう。

リーダーシップがある人

e-Sportsマネージャーに向いている人としては、まずリーダーシップがある人が挙げられます。マネージャーの立場としてチームや選手をまとめるためには、チーム全体を引っ張る力が必要です。何かを決断したり、戦略を立てたりする際にはっきりとした意思を示すことが求められます。

全てを自分で決定するのではなく、時には選手の意見を尊重してあげることも大切です。チームのパフォーマンスを向上させるために必要なのは何か考えながら決断を下すことも重要です。そうしたさまざまな部分を含めて、はっきりとした意思表示をできる人やリーダーシップを取れる人が向いています。

マネジメント力がある人

e-Sportsマネージャーとして活躍するためには、マネジメント力があることも重要です。マネージャーとして選手の育成やチーム運営を行うこともありますが、イベント運営を行うこともあります。

キャリアを積んでいくと自チーム内にとどまらない仕事を任されることも多くなり、集客のためのアイデア出しを求められることもあります。

自チームの管理や育成はもちろん、スポンサーとの交渉やイベント参加者の取りまとめなど、e-Sportsマネージャーとしての仕事は多岐にわたります。選手やチームの管理だけではなく、自分自身のマネジメントを行うことも大切です。

将来に向けて必要なことは何か、今何をするべきなのか、チームや選手に足りないことは何かなど、あらゆることを検討しつつ、アクションを起こすためのスキルを身につけるがポイントです。

問題解決力がある人

チーム運営やイベント運営、スポンサーとの交渉などを行っていると、さまざまな問題や課題が発生することがあります。そうした課題に対してしっかりと向き合い、解決に向けた道筋を立てたり行動を起こしたりできる人もe-Sportsマネージャーに向いています。

どんな仕事もそうですが、複数人が関係する仕事で問題が発生することは珍しくありません。とりわけe-Sportsはまだ歴史が浅い分野であり、さまざまなトラブルに見舞われることがあるでしょう。

大会運営やイベント運営などでも、どういった形で進行するのか議論になることがあります。何か問題が発生した時に過去の経験や知識を活かしながら解決策を提案することが重要です。

チーム内の選手選考においてもどういった基準で選考するのか提案するなど、未然にトラブル発生の可能性を下げるための取り組みも求められます。

ゲームに対する理解と知識がある人

選手に対して的確に指示を出したりアドバイスをしたりするためには、自分自身がゲームのことを理解していなければなりません。その点において、ゲームに対する理解と知識があることはe-Sportsマネージャーになるための必須条件と言えます。

ゲームのルールや技はもちろん、キャラクターの特性などを理解することも重要です。必要に応じて選手にアドバイスできるように自分自身の理解力も向上させるようにしましょう。

コミュニケーション能力がある人

マネジメント力に通じる部分がありますが、コミュニケーション能力がある人もe-Sportsマネージャーの適性があります。

スムーズに組織運営を行うためには、自チームの選手はもちろん、他チームの選手や運営関係者、スポンサーやファンを含めてさまざまな立場の方と交流することが求められます。

より多くの人たちと日頃からコミュニケーションを取り、イベントや大会でも円滑な運営をできるようにすることが大切です。

カウンセリングスキルも重要

e-Sportsマネージャーとして活躍するためにはカウンセリングスキルがあることも重要です。相手に自分の意見を伝えるだけではなく、相手の意見を聞くスキルを持っていると円滑なコミュニケーションを取りやすくなります。

傾聴力に通じる部分もありますが、選手が思っていることや考えていることを聞いてあげることもe-Sportsマネージャーの仕事です。相手の話をしっかりと聞きつつ、的確な指示を出せるように意識してみると良いでしょう。

交渉スキルがある人

交渉スキルがある人もe-Sportsマネージャーに向いています。大会やイベント運営を行う場合、さまざまなスポンサーやゲームメーカーとの交渉を行うことがあります。

その際に相手側の意見を聞きつつ、自チームや選手のためになるような提案を行うことも大切です。双方がウィンウィンの関係になれるように伝えるべきことはしっかりと伝えるためのスキルが必要です。

英語力がある人も

世界大会などに進出する場合は外国人とコミュニケーションを取る機会も増えてきます。外国人選手と話す場合もそうですが、海外チームのマネージャーや運営担当と話す場合も英語を使えると便利です。

チームが強くなればなるほど、世界のチームと対戦する機会は増えていきます。e-Sportsマネージャーになってからでも構わないので、少しずつ英語力を向上させることがおすすめです。

e-Sportsマネージャーになるための学校や講座

ここからは、e-Sportsマネージャーになるための学校や講座について紹介します。独学や知人のつてなどを頼ってe-Sportsマネージャーを目指すこともできますが、基本的には専門学校で学ぶことがおすすめです。

専門学校に入れば同じような夢や目標を持った仲間に出会うこともできます。そうしたメリットも意識しつつ、必要な学びについて理解していきましょう。

e-Sportsマネージャーになるための専門学校

e-Sportsマネージャーになるための専門学校は全国に存在します。選手を目指す方と一緒に学ぶことも可能であり、同じ環境で切磋琢磨できます。

具体的には、以下のような専門学校でe-Sports関連の知識を身につけられます。

  • 北海道ハイテクノロジー専門学校
  • 札幌アニメ・声優専門学校
  • 新潟コンピュータ専門学校
  • 東京デザインテクノロジーセンター専門学校
  • 東京アニメ・声優専門学校
  • バンタンゲームアカデミー高等部(東京校)
  • 大阪デザイン&IT専門学校
  • 総合ヒューマンアカデミー
  • 福岡デザイン&テクノロジー専門学校

専門学校によってはプロゲーマーを目指すことに特化しているケースもありますが、そこからe-Sportsマネージャーに転向することも可能です。e-Sportsマネージャーになる上でもゲームスキルや知識は必要となるので、プロゲーマー専攻でも問題ありません。

最初からマネージャーの道を目指す場合はe-Sportsのマネジメント学科などを選択すると良いでしょう。

大阪デザイン&IT専門学校の事例

e-Sportsマネージャーを目指せる専門学校の事例として、大阪デザイン&IT専門学校について取り上げます。大阪デザイン&IT専門学校にはe-Sportsマネジメント専攻が用意されており、4年間にわたって学びの機会を得ることができます。

e-Sportsマネジメント専攻では、e-Sportsマネージャー以外にも以下の仕事を目指せます。

  • イベント運営
  • e-Sportsプロデューサー
  • e-Sportsディレクター
  • e-Sportsアナリスト
  • e-Sportsコーチ

e-Sportsマネージャーという形ではなくても、e-Sportsのチームや世界で活躍できます。その点においては十分に学ぶ価値がある専門学校と言えます。

また、大阪デザイン&IT専門学校では現役のプロゲーマーとして活躍する選手やマネージャーとして活躍する方に講義してもらう機会もあります。これはe-Sports業界の裏側まで知ることができる貴重な機会であり、積極的に活用することがおすすめです。

1年次から4年次の主なカリキュラムとしては以下の通りとなっています。

1年次の主なカリキュラム

  • e-Sports基礎論
  • マーケティング基礎
  • イベント企画
  • イベント運営
  • コミュニケーション技法

2年次の主なカリキュラム

  • チーム運営
  • チームプロデュース
  • チームマネジメント
  • マーケティング
  • 英会話

3、4年次の主なカリキュラム

  • e-Sports業界特別講義
  • 海外クリエイティブ研修
  • インターンシップ
  • e-Sports企業訪問

e-Sportsマネージャーになるには?まとめ

e-Sportsマネージャーになるには人や組織を動かす力が必要

e-Sportsマネージャーになるためには特別な資格や学歴が必要とされるわけではありません。誰にでも目指すチャンスがある仕事であり、今後の成長性や将来性を考慮しても魅力的な仕事と言えます。

誰にでもチャンスがあるからこそ、人一倍努力することが大切です。ゲームが好きなことは大前提であり、人や組織と上手く連携するためのスキルも磨く必要があります。e-Sportsマネージャーになるには人や組織を動かす力が欠かせません。

自分がプレイするわけではないので、選手に上手く動いてもらう必要があります。そのために上手く自分の意思を伝えたり相手の意見を聞いたりすることが大切です。

ゲームメーカーやスポンサーとの交渉も含めて、多くの関係者とやり取りしながら大会やイベント運営を成功させることも重要です。そうした基本的なスキルを磨くべく、専門学校での学びやe-Sportsチームに入ってからの努力を大切にしましょう。

e-Sportsマネージャーの参考情報

平均年収300万円~400万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種マンガ・アニメ・ゲーム

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