ドルフィントレーナーの資格・試験とは?必須資格や役立つ資格の特徴などを解説
ドルフィントレーナーになる人が取得する資格は、主に潜水士やダイビングライセンスなどがあります。国家資格の潜水士は、ドルフィントレーナーに必須の資格です。本記事では、ドルフィントレーナーに必須となる資格、役立つ可能性がある資格など、資格についてご紹介します。
ドルフィントレーナーの資格、潜水士とは?
水中での作業する際に必要な国家資格
潜水士は厚生労働省は国家資格であり、水中の中で作業をするための資格です。
水中での工事や救助などで潜水士の資格は必要になりますが、ドルフィントレーナーはイルカの調教がメインの仕事ですから一緒に潜ることもあります。
ドルフィントレーナーとして、潜水士の資格は必須です。水中作業はどんなものでも潜水士の資格がないと出来ない特徴があります。
潜水士の試験概要
合格率 | 約80% |
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受験資格 | 18歳以上の人 |
受験費用 | 6,800円 |
出題範囲 | 潜水業務、送気・潜行・浮上、高気圧障害、関係法令 |
受験申請書を記載してエントリーする
潜水士の資格を取得するにはまず安全衛生技術試験協会で配布している申請書に記載します。
受験申請書は無料で、証明写真を貼り付けて提出します。郵便と窓口に直接持っていく方法があるので好きな方を選びましょう。申請書を郵送した後には受験票が送られてきます。
テキストで学習をするのがベター
潜水士の試験は筆記試験のみなので、テキストを使用して学習するのがベターです。参考書を使用して試験内容を頭に入れてから過去問を繰り返し行いましょう。
潜水士のテキストは多く販売されているので、実際に内容を確認してから購入するとよいでしょう。潜水士の試験は過去問から類似問題が出されることが多いので入念に繰り返し学習するのが合格率アップのポイントです。
合格率は高め。十分な試験対策が必要
潜水士の資格は実技試験もありそうなイメージですが筆記試験のみです。総得点が60%以上の得点率で合格になり、合格率は約80%と高くなっています。
8割以上の合格率がある潜水士試験ですが、受験する人は海上保安や警察関連の人が多く試験内容を把握している人が多いので、合格率に気を取られずに十分に試験対策をする必要があるでしょう。
ドルフィントレーナーに役立つ資格「PADIダイビングライセンス」
ドルフィントレーナーになる人の多くが取得する資格の一つにダイビングライセンスが挙げられます。
ダイビングライセンスは水中に潜るために必要なもので、知名度が高く趣味で取得する人も多いです。ドルフィントレーナーとしてボンベを背負って潜ることはないですが、持っていると泳ぎのスキルがある証明にもなります。
潜水士とは異なり、水中で作業をすることは出来ませんが、ドルフィントレーナーとして取得しておくべき資格です。
種類が豊富にあるダイビングライセンス
ダイビングライセンスは発行している団体がいくつもあるため様々な種類があります。指導団体ごとにダイバーランクがあり、活動できる深さなどが決まってきます。
認知度が高いのはPADIという世界最大のダイビング機関ですが、ランクも含めて指定はありません。ドルフィントレーナーとしてどの機関で、どこまでランクを取得しなければいけない決まりはないので、自分で満足出来るランクや機関を選びましょう。
ランクによって難易度は異なる
PADIダイビングライセンスは目指すランクによって難易度が異なります。簡単なライセンスであれば3日間程で取得することが出来ます。筆記試験と実際に海に潜る実技試験がありますが、どちらもプロのインストラクターから指導をしてもらうことになるので、普通に学習していれば取得できます。
PADIダイビングライセンスの試験概要
合格率 | ランクによって異なる |
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受験資格 | 特になし誰でも受験可能 |
受験費用 | ランクによって異なる |
出題範囲 | ダイビング用具の使い方、使用目的、基本的な知識、ダイビングにおけるサイン ※ランクによって異なる |
オープンウォーターライセンスを目指そう
ダイビングライセンスは、更新はしなくて良いので一度取得すれば良いですが、最初はオープンウォーターライセンスを目指すことが大切です。
初心者が取得するライセンスではありますが、18メートルまで潜れます。ドルフィントレーナーとしてまずはオープンウォーターライセンスを取得するのが良いでしょう。
その他、ドルフィントレーナーに関する資格
ドルフィントレーナーに関する資格はさまざま
潜水士やダイビングライセンス以外にもドルフィントレーナーの仕事に関する資格はいくつかあります。
イルカだけでなく海洋生物の飼育なども興味がある人は、飼育技師資格認定試験の資格取得も視野に入れてみるとよいかもしれません。
- 飼育技師資格認定試験
- 愛玩動物飼養管理士
一覧にある飼育技師資格認定試験は、飼育係としての能力を試す試験で、動物園や水族館スタッフとして働くために取得しておくと有利です。
愛玩動物飼養管理士の資格は、動物を飼育するために必要な知識やスキルを証明するもので、動物関連の仕事に就く人に人気の高い資格です。
ドルフィントレーナーに役立つ資格が取れる学校
専門学校福岡ビジョナリーアーツ
専門学校福岡ビジョナリーアーツはドルフィントレーナーを目指す人のために動物看護専攻が設けられています。
動物看護の知識や技術を実践を行うことで身に付けられます。学校内にアニマルビレッジがあり、50種類以上の動物を飼育することで幅広い動物の特徴について学べます。
ドルフィントレーナーに必要な動物全般における知識を吸収できる環境にあると言えます。
学生に合わせたキャリアプランサポート
専門学校福岡ビジョナリーアーツは一人ひとりの学生に合わせたキャリアプランをサポートします。
キャリアセンターのスタッフが個人対応を行い、どのような仕事に就きたいかというカウンセリングを行います。企業研修制度やバックアップによって100%の就職を目指しています。
インターンシップでは他の企業で研修ができるので、業界の人との知り合いを作れる点も魅力。インターンシップは何回も経験が出来ることから、就職内定にも有利に働くでしょう。
大阪動植物海洋専門学校
大阪動植物海洋専門学校はドルフィントレーナーになる人のために水生生物コースが設けられています。
イルカなどの海洋生物から魚類まで体の仕組みや生態を学べます。水族館でも校外実習ではどのように働いているのかを実践的に学べます。
飼育やトレーニング技術を身に付けられるので資格取得もスムーズに行えます。
充実したカリキュラムで就職に強い
大阪動植物海洋専門学校では、現場に直結した知識やスキルを身に付けられます。
水族館におけるトレーニングや健康管理について学ぶカリキュラムが充実。インターンシップも2週間から1ヶ月間設けられていて、適性をしっかり身につけられます。
ただやってみたいという漠然とした気持ちを、インターンシップを通して、「出来る」「やりたい」という気持ちに変えます。実習先で仕事を通して就職が決まることも多くあります。
ドルフィントレーナーの資格・試験まとめ
ドルフィントレーナーになるなら2つの資格、潜水士とダイビングライセンスの合格を目指そう
ドルフィントレーナーは、潜水士の資格さえ取得出来れば業務に就くことは可能です。加えてダイビングライセンスを取得していれば一定の知識やスキルを証明するのに役立つでしょう。
潜水士の資格は国家資格ではありますが、筆記試験のみなのでテキストで十分に学習することで合格率が高まりそうです。他にもドルフィントレーナーに関する資格試験はいくつもあります。
まずは潜水士、ダイビングライセンスの資格取得を目指しつつ、自分の理想とするドルフィントレーナー像に役立ちそうな資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
ドルフィントレーナーの参考情報
平均年収 | 200万円~350万円 |
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必要資格 |
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資格区分 | 国家資格 |
職業職種 | 自然・動物 |
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