酪農家の給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説

酪農家の給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説

酪農家になると、給与や年収はどれくらい稼ぐことができるのでしょうか。牧場などに正社員として就職する人や、家業を継ぐ人、経営者を目指す人など、働き方はさまざまです。本記事では、酪農家の初任給、平均的な給与、平均的な年収など、収入面についてご紹介します。

酪農家の初任給

酪農家の仕事をするために就職すると初任給はどれくらいもらえるか

酪農家として仕事をするためには、酪農を営んでいる個人経営の酪農家や、大規模な牧場などに就職するケースが多いでしょう。

実家が酪農家で家業を継いだり、経営者として新しく酪農を始めるケースもあります。新規事業を立ち上げて経営者を志す場合、実際に経営を始めるまでに数年間、他の牧場などで経験を積んだり、経営者になるための勉強をする必要があります。

学歴や資格などを問われないことも多いですが、中には農業系・畜産を学べる高校・大学・専門学校に通った人を積極的に採用する牧場経営者もいます。また、酪農をおこなうにあたって人工授精など専門知識を必要とされることも多く、バイオテクノロジーや食品関連の資格・知識があれば給与面で優遇してもらえることがあるかもしれません。

個人経営の酪農家も多く、飼育している牛の頭数などによっても得られる利益額が変わってくるため、従業員に支払われる給与も就業先によってさまざまです。そのため、正社員で牧場に就職した場合の初任給の統計を出すのは一概には難しいです。

現在出されている求人で多いのは、およそ15~19万円前後となっています。かなり幅がありますが、個人経営の小規模牧場に就職する場合、高額な初任給を求めるのは難しいのが現状です。

酪農家を目指す人におすすめ!「酪農ヘルパー」の初任給はどれくらい?

酪農家の仕事は乳牛の健康状態にかかっています。生物の命にかかわる仕事なので、毎日世話をする必要があり、休みをとるのもなかなか難しいようです。

大規模経営の牧場の場合、人手が多いので交代で休みを取るなど、人員を確保できることもあるようですが、家族経営の場合、家族の中で交代で牛の世話をする必要があり、1年中休みが取れないこともあります。

畜産業や酪農業の仕事に縁がない人には知名度が低いかもしれませんが「酪農ヘルパー」という仕事があります。酪農家に代わって乳牛の世話をしてくれる仕事です。酪農家が休みを取って旅行をしたり、冠婚葬祭で家を空けなければならない場合「酪農ヘルパー」に依頼して牛の世話を任せることが多いようです。

酪農ヘルパーを派遣する組合なども数多くあり、酪農ヘルパーとして組合に就職することもあります。また、酪農ヘルパーの経験を経て経営者を目指したり、他の牧場に就職したりすることもあるようです。

酪農ヘルパーとして就職した場合、求人情報を見る限り初任給は17~20万円前後が相場ではないかと考えられます。酪農経験者が中途入社した場合は、年齢や経験に応じて20万円以上の給与を期待できるでしょう。

酪農家の平均給与

正社員として働く場合、就業先によって待遇はさまざま!資格は役に立つかも

会社や個人経営者から雇われて正社員の酪農家になる場合の給与平均を出すのは非常に難しいです。初任給と同様に、飼育している乳牛の頭数や牧場の規模によって給与に差が出るためです。

年収から予測すると20~40万円前後の給与額で推移している人が多いのではないかと考えられます。人工授精の資格や、獣医の資格などを持っていると就職先によってはプラスアルファで手当てをもらえることがあるでしょう。業績によって年数回のボーナスや各種手当が支給されることもあります。

気候や病気によって生産量が減少?酪農家の収入が変動する理由とは

正社員として働く場合、一定の給料が支払われます。しかし、酪農業自体、季節によって収入が増減することが多いです。例えば、夏に酷暑が続くと、乳牛からとれる生乳の量が少なくなることがあります。牛は暑さに弱いため、体調不良を起こすためです。

酪農家の努力や苦労は消費者目線でも実感することができます。夏になると牛乳の消費量が多くなり需要が増えますが、生産される牛乳の量は減ってしまいます。最優先に供給される牛乳が店頭で欠品を起こすことは少ないです。

しかし、優先順位が低く、生産するにあたって多くの生乳を必要とするバターなどは店頭に並ぶ数が少なくなってしまうことが多く、欲しいときに手に入れることができなかった経験がある人も多いのではないでしょうか。

また、乳牛の病気などによって、搾乳できる乳牛が減ってしまった場合など酪農家の収入減少につながってしまうことがあります。よくあるのは、細菌や微生物が原因で牛の乳腺が炎症を起こしてしまう「乳房炎」です。乳房炎になった牛からとれた生乳は出荷できないため、生産量が減ってしまいます。

そのほか、胃腸の病気や夏バテなど、乳牛の体調管理は生産量を減らさないためにかなり気を使う必要があります。

酪農家に関する仕事とは?安定を狙うなら協同組合などの組織に勤める選択肢も

酪農家に関する仕事の1つに、畜産や酪農の連合会などの組織で働く方法があります。部門が分かれているため、仕事内容は多岐にわたります。

酪農家から受け入れた生乳を用いて、牛乳・チーズ・バターなどを作る工場を経営する部門や、商品を販売するためにほうぼうと交渉する営業部門、飼料を卸などに関わる部門などさまざまです。

部門によっては直接牛の世話をしたり搾乳する業務がありませんが、酪農業界を担う重要な役割をはたしています。組織によっては年功序列で給与が上がり、幹部になって運営に関わったり管理職になるとそれなりの給与が期待できます。部門によっても異なりますが、公務員と同程度の給与水準の組織もあります。

酪農家の仕事は消費者の食を支える重要な役割がありますが、後継者がいなかったり経営が厳しかったりするなど、廃業に追い込まれる酪農家が多いのも現実です。仕事内容を限定しないのであれば、連合会や組合なども選択肢に加えるとよいでしょう。また、ここでも獣医や人工授精に関する資格、知識などは優遇されることがあります。

酪農家の平均年収

酪農家の年収はどれくらい?就業先によっては思ったように休みが取れないかも

正社員として雇われて酪農の仕事をしている人の年収も、給与と同様に就職先の規模などによって大きく差が出るため一概に統計を出すのが難しいです。

口コミや各種統計データによると、雇われる場合は200~400万円前後、経営の場合500~3000万円前後の年収を得ている人が多いようです。

収入に対して給与以外の待遇はどうかというと、こちらも就業先によって大きく異なるようです。人手が足りている場合は、交代しながら休憩をとることができるようです。個人経営の小規模の酪農家に勤めると、なかなか休憩が取れなかったり、人手不足から希望通りに休暇が取れないことも少なくないようです。

また、残業代や休日出勤などの手当ても経営者の判断によってしっかり付けてもらえる場合とそうでない場合があります。

酪農家が年収アップするにはどうするべきか?経営者になってステップアップする

酪農家としてステップアップし、収入を増やす手段の1つが牧場を所持する経営者になることです。経営がうまくいけば年収数千万円以上の利益を生むことができます。逆に、うまくいかなければ、年収がマイナスになってしまうこともあるでしょう。

経営者になるため準備として、まず場所や施設が必要です。乳牛を飼育する牛舎や遊牧させるための広い土地、何もない山奥でゼロから牧場を建設する場合、水道を引いたり、人が暮らせる設備も整えるなど、莫大な予算がかかるでしょう。

そのため、個人がゼロから酪農業に新規参入するのは難しく、潤沢な予算がある大規模経営者や法人が新しい牧場を作ることの方が多いようです。ただし、弟子入りなどして、先代から土地や牛、施設を受け継いだ場合は、大きな初期投資をしなくてすむ可能性が高いです。

また、酪農の仕事が未経験でいきなり牧場を経営する経営者になるのは難しいです。酪農の仕事は専門的な知識を必要とすることも多く、学校で習うような知識から現場で培うノウハウなども必要とされます。

経営者を目指す場合、3年以上他の牧場で修行する必要があると言われています。働きながら同業者や酪農をするうえで関わっている業者などにコネを作る必要があります。例えば牛のエサとなる飼料を買い付ける会社や、搾乳した生乳を受け入れてもらえる工場などにもルートを確保しなければ、せっかく生乳が取れても利益につながりません。

生乳を受け入れる工場も牛乳やチーズなどの原料の品質をしっかりと管理しなければなりません。生産者である酪農家としっかりとした信頼関係を築かなければ安心して取引を行うことができません。

酪農家の給与・年収まとめ

正社員として働くか、経営者を目指すか?

正社員として雇用されて酪農の仕事をする場合の給与や年収は、就業先の酪農家によって異なります。

新規参入して経営者を目指すことも可能ですが、酪農に関する専門知識や経営方法を学び、酪農を営むための人脈を作る必要があるため、3年以上の修行が必要と言われています。

経営者として成功すれば数千万円以上の収入を得られますが、業績が悪ければマイナスになってしまうリスクもあります。

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酪農家の参考情報

平均年収200万円~500万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種自然・動物

統計情報 出典元:

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