舞台俳優の給与・年収は?ベテラン・無名に限らず知名度によってギャラが変わる
舞台俳優の年収、給与はどの程度もらうことができるのでしょうか。俳優さんによっては1,000万円以上も夢ではない仕事ですが、どのようにすればそのような年収になることができるのか、舞台俳優の給与事情について詳しく紹介します。
舞台俳優の初任給
舞台俳優の初任給はどの程度受け取っているのでしょうか。舞台俳優の初任給について紹介していきます。
初舞台はギャラではなく経験
舞台俳優は会社員とは異なり売れている方、無名の俳優方でも1ステージでいくらという計算になります。そのため、初任給は1ステージの出演料が出演分計算されギャラとして支払われることになりますが、最初の頃はかなり少ない額だと言われています。
初舞台は所属する劇団によって異なりますが1ステージ5,000円〜10,000円程度ですが、これはかなり大きな舞台に限定されます。小規模のイベントの場合は1週間出演して10,000円程度もらえれば良いという場合も少なくありません。
なぜ、このように最初の頃はギャラが低いのかというと知名度、経験値が大きく影響しているためです。有名な舞台俳優さんになれば、それだけで集客を見込むことができるので、ある程度ギャラを支払うことができます。
しかし、無名の場合は集客もままならず、公演を行なった結果赤字になる可能性があるため出演者にギャラを支払うことができないというケースがあります。そのため、最初の頃は初任給で稼ぐということではなく、舞台俳優としての経験値を得る場所だと割り切って仕事を行うことをオススメします。
デビュー仕立てでも給与がもらえるケース
舞台俳優としてデビューをすると、給与はあまりもらうことができないということがわかりました。しかし、場合によっては舞台俳優としてデビューをしても給与をある程度もらうことができるケースがあります。
大手事務所に所属する
大手事務所に所属している舞台俳優の場合は、事務所側がギャラ交渉をして出演する公演の報酬を決定します。そのため、ある程度のギャラで出演することができ、劇団員よりも多くギャラを受け取ることができる可能性があります。
もちろん、ギャラの一部は事務所の手数料として抜かれてしまうので、ステージギャラ全てを受けることができませんが、劇団員のように全くギャラが支払われない、赤字なのでギャラは0円ということはないので、大手事務所に所属をして舞台俳優として活動をすることを視野に入れても良いでしょう。
舞台俳優の平均給与
舞台俳優の平均給与はどの程度なのでしょうか。舞台俳優の平均給与について紹介していきます。
平均給与
舞台俳優の平均給与は、3段階に分かれて異なります。新人クラスであれば1ステージ5,000円程度。中堅クラスになれば、1ステージ1〜2万円前後、ベテランクラスであれば、3万円前後です。もちろん、有名な舞台俳優になれば1ステージ10万円以上ということもあります。
とはいえ、これはあくまで参考の値段なので、舞台俳優になればこのような価格でギャラが決まっていくわけではありません。ギャラは次のようなことを考慮した上で決定していきます。
知名度
どの舞台に出演しても、1ステージあたりのギャラに共通しているものは、キャリアではなく全て実績と知名度です。特に「知名度が高い」ということが出演者のギャラを高くするためには必要不可欠になるので、舞台俳優になれば知名度が必要であることを覚えておきましょう。
集客力
無名な劇団の中には、集客力によって出演料を決めることもあります。集客力がある舞台俳優さんであれば、集客力が高いということで、1ステージの出演料+来客数で価格を決定することもあります。
そのため、知名度があまりなくてもステージに多くのお客さんを集めることができれば、出演料が高くなることもあるので、舞台俳優で活動をするのであれば、集客力にも意識しておくと良いでしょう。
ステージ以外で稼ぐ方法は
最近では、ステージの出演料だけでなく別の方法で出演料を稼いでいる舞台俳優さんも少なくありません。舞台では、公演後にファンとの交流時間を設けるケースも少なくありません。このような場所で、チェキ撮影や個別のブロマイド写真を販売してギャラを稼ぐ方もいます。
元アイドル出身の舞台俳優の方はこの方法である程度出演料を稼ぐこともできるので、舞台を主催する方と交渉をしてこのような機会を設けている場合があるということを覚えておきましょう。
舞台俳優の年収統計
舞台俳優はどの程度の年収になるのでしょうか。舞台俳優の年収を詳しく紹介していきます。
舞台俳優の年収
舞台俳優の年収は、ピンからキリまであります。しかも、年齢によってではなく知名度や実績によって異なるので経験豊富な役者でも年収が低いというケースも少なくありません。一般的に舞台俳優の年収は、300万円前後です。
しかし、これはあくまで平均なので実際には100万円の舞台俳優もいれば、年収が1,000万円以上の舞台俳優もいます。もちろん、デビューして数年で1,000万円以上稼ぐことができる夢のある仕事です。
もちろん、1,000万円に到達したからずっとその年収がキープできるわけではありません。純粋に仕事のオファーが減り年収が減少するケースもあれば、不祥事を起こして世間の批判を浴びてしまい俳優活動ができなくなってしまうケースもあります。
高い年収を維持し続けるのであれば、年収を維持するために舞台俳優としてのスキルを常に高くキープしておく必要があるということを覚えておきましょう。
年収をあげる為に必要なこと
舞台俳優として年収をあげるためには、どのようなことが必要になるのでしょうか。年収を少しでもあげる為に、必要なことは何かについて解説していきます。舞台俳優のギャラを底上げするためには、知名度と実績が必要です。それで、どのようにすれば「知名度」と「実績」をあげることができるのでしょうか。
毎公演でファンを獲得する
どのような役になっても、公演では全力で演技をすることでファンの気持ちを引き込むことができます。ファンが少しずつ増えていけば、集客力も上がり結果として知名度も高くなります。そのためには、1公演毎全力で演じる必要があります。
また、公演後の交流会でもファンを獲得することができるように客に対して好感度が持てる対応が必要であることを覚えておきましょう。
SNS更新をこまめに行う
最近は、SNSを使ってファンを獲得するケースも少なくありません。SNSを頻繁に更新し自分の人間性を紹介していくことで、ファンを獲得することができるケースもあるので、ぜひ積極的に更新していくようにしましょう。
有名作品に出演する
テレビドラマ、映画などの有名作品に出演すれば、一気に知名度が上昇します。このような作品に携わるためには、諦めずにオーディションに出続ける必要があります。オーディションでは新しい才能を発掘したいという制作側の思いもあるので、諦めなければ有名監督の目に留まることもあります。
もちろん、確率はかなり低いものの一度作品に出演できればその後の舞台俳優の生活も飛躍的に改善することができるので諦めずにオーディションに参加し続けてください。
舞台俳優の給与・年収まとめ
舞台俳優は実力主義
舞台俳優の給料・年収をまとめると、ベテラン・無名に限らず知名度によって価格が大きく影響しているということが理解していただいたのではないでしょうか。
今後、舞台俳優として活躍をしようと考えているのであれば、実力をしっかりつけるだけでなく、知名度をどのようにすれば上げることができるかを常に考えながら、舞台俳優としての戦略を考えるようにしましょう。
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舞台俳優の参考情報
平均年収 | 250万円~350万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 芸能 |
統計情報 出典元:
- 職種・性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
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