舞台俳優の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説
舞台に欠かすことができない舞台俳優さんはどのような仕事をしているかご存知でしょうか。ただ演技をしているだけではないか?と思っている方もいると思いますが、決してそうではありません。このページでは、舞台俳優の方が行なっている仕事について詳しく紹介していきます。これから、舞台俳優を志そうと検討している方はぜひこのページを参考にしてください。
舞台俳優とはどんな仕事?
舞台俳優はその名の通り「舞台でお芝居をする俳優」です。彼らがどのような仕事をするのか詳しく紹介していきます。
舞台に出演する
舞台俳優のメインの仕事になるものは、舞台に出演することです。劇団に所属して劇団が行う芝居を行うこともあれば、有名人の舞台に呼ばれて出演するというケースもあります。キャリアが高くなれば、舞台役者としての仕事のオファーも増えます。
また、舞台といってもさまざまな舞台があります。劇団員が主催する劇団の芝居、小学校をはじめとした学校に赴いて行う舞台、ミュージカル要素がある舞台とさまざまです。そのため、舞台俳優に求められることは舞台によって大きく異なるため、その都度さまざまな仕事が求められることになります。
映画・テレビドラマ活躍をする
舞台俳優の中で才能が認められると、舞台以外の仕事の幅が広がります。その中でも、テレビドラマに出演する舞台俳優さんも少なくありません。
このようなクラスになれば、舞台俳優、映画俳優、テレビドラマ出演など活躍の機会が増え必然的に舞台に出演しても多くの人が舞台俳優目当てで見に来るので、さまざまな舞台に出演することができます。
舞台俳優をしている方の中には、一度テレビ、映画などに出演をして注目を集め舞台俳優として活躍するという方も多いため、最終的にはマルチに活躍することができるようなポジションを志すようにしましょう。
舞台俳優の仕事の具体的な内容
舞台俳優の仕事とは、一体どのようなものなのでしょうか。 舞台俳優のクラスによって仕事内容が大きく異なります。ここでは、舞台俳優が経験するさまざまな仕事から、下積みの俳優が行う仕事まで細かく紹介していきます。
舞台での仕事
舞台俳優のメインとなるのが舞台での仕事です。有名な舞台俳優になれば、果たされた役割を演じるだけで構いません。しかし、売れていないと仕事の役割が全く異なるので、舞台がどのような流れで行われているか公演までの流れを追って説明していきます。
舞台稽古
劇団によって異なりますが1ヶ月前くらいから舞台に向けての稽古を行います。この時、脚本を元に演技プランを考えて与えられた役のセリフを覚えます。この時、監督から演出を受けることがあります。
舞台稽古は、昼だけでなく出演者のスケジュールによっては深夜に行うこともあります。そのため、不規則な生活になってしまうので体調を壊してしまう方もいます。また、稽古期間は給与が発生しないので、タダ働きになってしまいます。そのため舞台俳優になりたての頃は、アルバイトを合間にしながら稽古に勤しむという方も少なくありません。
舞台セット制作
小さい劇団になると、舞台俳優たちがセット作りに携わるということがあります。演じるだけでなく、セットを自分たちで組んでいく必要があるので、器用さも求められます。
また、舞台セットを公演中の転換中に行うこともあるので、役がない時間は暇ということではありません。
チケットの手売り
舞台に出演すると、それぞれチケットを売らなければなりません。チケットを多く売ることができる俳優さんは、さまざまな劇団からオファーが殺到します。舞台俳優には、集客力も必要不可欠になるので、チケットを売る営業努力も必要であることを覚えておきましょう。
売れていない舞台俳優は、ノルマが課されることがありノルマをクリアしなければ自分が赤字になってしまうというリスクがあることも覚えておきましょう。
公演期間で行う仕事
舞台が始まると、ただ芝居をするだけではありません。客の呼び込みや、チラシ作りなども舞台俳優が行うことがあります。このような仕事から卒業をするためには、舞台俳優としてのキャリアを作り上げる必要があります。
このように、舞台俳優のメインとなる仕事ではさまざまな仕事が公演の中で行われているということをぜひ覚えておくようにしましょう。
声優
舞台俳優の中には、声優として活躍をしている方も多くいます。有名な声優さんになるとほとんどの方が舞台俳優として活躍をしているということを覚えておくと良いでしょう。
声優の仕事は声で演じる必要があるため、舞台俳優以上に高い技術が求められる仕事です。しかも、今や人気の仕事になっているので、舞台俳優として声優の仕事をすることは狭き門であることを理解しておきましょう。
マルチタレントとして活躍
声優以外では、映画に出演する、テレビドラマに出演するという舞台俳優の方もいます。中にはバラエティ番組のナレーターをしたり、MCをしたりと多岐にわたる活動をしている方もいます。
このような方に共通していることは、舞台俳優時代に脚光浴びて注目をされた方で、その後映画やテレビドラマの端役として出演し、脚光を浴びたというケースが少なくありません。
舞台俳優とは無縁の仕事に思えますが、舞台俳優での演技力が評価されて次のステップに進出することができた方達なので、舞台俳優を志すのであれば、将来的には舞台俳優だけでなく多岐にわたった活躍ができる俳優を志して活動をするようにしましょう。
舞台俳優の仕事のやりがい
舞台俳優の仕事のやりがいとはどのようなところにあるのでしょうか。舞台俳優と聞くとチケットの手売りから舞台公演の補助など面倒なことが多いのでネガティブな印象を持つ方もいますが、決してそうではありません。ここからは、舞台俳優のやりがいとは何かについて詳しく掘り下げていきましょう。
色々な人を演じることができる
舞台俳優の良いところは、一人の役だけでなく公演毎にさまざまな役を演じることができるという点です。そのため、病人の役をやることもあれば、戦争の兵士の役をやることもあります。そのため、役を演じる度にさまざまな知識を蓄えることができ、結果として自分の人生の糧にすることができます。
また、役を演じているからこそ着ることができる服もあるので、王様になることも可能です。普段着ることができない服を着て他人を演じることができるということも、舞台俳優でしか味わえないことだと言えるでしょう。
お客さんに感動を与えられる
演技力の高い舞台俳優になると、舞台俳優を目当てに公演にやってくる方も少なくありません。演技力が高ければ、知らない他人を励ますことができ勇気を与えることができます。しかも、映画やテレビとは違い、舞台に訪れるお客さんは直接舞台俳優さんと接することができるので、公演終了後に感想を直接伝えられるということもあります。
厳しい準備をしていても、お客さんの感動した表情を直接芝居中に見ることができるため、人が感動している様子をリアルタイムで感じることができる点は舞台俳優でしか味わえないと言えるでしょう。
一体感を感じながら稽古ができる
さまざまな役を演じることだけでなく、チームで一体感となって演じることができる点も舞台俳優の良い点であると言えます。映画やテレビドラマでは全員が一堂に介する場面が少ないため、面識がないということもあります。
しかし、舞台俳優の場合、公演期間中は全員が顔を合わせることになるので、一体感が自然と生まれます。チームで行うため、千秋楽を終えた頃にはなんとも言えない達成感があるのは、舞台俳優のやりがいであると言えるでしょう。
舞台俳優の仕事内容まとめ
舞台俳優の仕事は多岐にわたる仕事
舞台俳優の仕事は演技をただするだけの仕事ではありません。舞台俳優によっては舞台が円滑に進行するためのサポート業務を行うこともあります。また、舞台俳優として活躍をしていれば、さまざまな仕事ができる可能性もある仕事です。
もちろん、これらの仕事はあくまで舞台俳優のサブの仕事です。演技がしっかりできなければ上のステップに進むこともできません。ぜひこれから舞台俳優を検討している方は、今回紹介した仕事内容を参考にしてください。
舞台俳優の参考情報
平均年収 | 250万円~350万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 芸能 |
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