社会福祉主事の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

社会福祉主事の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

ケースワーカーとも呼ばれる社会福祉主事は地方公共団体の福祉事務所で働く公務員のことです。色々な面で問題を抱える人の相談を受け援助をするのが役目ですが、その仕事内容はどのようなものなのでしょうか。また、ソーシャルワーカーとの違いは? 具体的な仕事内容やそのやりがいについてご紹介します。

社会福祉主事とはどんな仕事?

地方公共団体の福祉事務所で仕事をするのが社会福祉主事

社会福祉主事は各都道府県の市町村に設置された福祉事務所などで働く公務員のことです。身体、精神、経済面になにかの問題を抱え、日常生活を送ることが困難な地域住民の相談を受け、問題を解決するのがその仕事です。

福祉事務所に勤め、相談援助を行う仕事をしている人は「ケースワーカー」とも呼ばれます。福祉事務所で社会福祉主事をしている人は概ねケースワーカーと呼んでいいでしょう。

ケースワーカーとソーシャルワーカーの違い

「ケースワーカー」とよく似た言葉に「ソーシャルワーカー」というものがあります。両者はどう違うのでしょうか。

社会福祉事業で働く人々がソーシャルワーカーと元々呼ばれていましたが、現在では「社会福祉士」の資格を持ち専門的な知識と技術をいかして社会福祉の職につき、相談援助の仕事をしている人のことを指すようになっています。

しかし今でも福祉関係で相談援助をしている人をソーシャルワーカーと呼ぶこともあるので、ソーシャルワーカーの方がより包括的な概念といるでしょう。

例えば社会福祉主事の仕事をしている人はケースワーカーですが、社会福祉士の資格を持っていればソーシャルワーカーでもあります。公的な福祉事務所で働くケースワーカーはソーシャルワーカーの一分野と捉えることもできます。

具体的にどんな職場で社会福祉主事は働くの?

地方公共団体の福祉事務所で公務員として働く

地方公共団体の福祉事務所で働くのが社会福祉主事の代表的な勤務先です。福祉事務所とは社会福祉法第14条に規定されている「福祉に関する事務所」のことです。

都道府県及び市はこの条例によって福祉事務所を設置しなければいけないと規定されています。また、町村にも福祉事務所を設置している地域があります。地域によっては福祉事務センターなど違う名称を付けているところもあります。

福祉事務所は身体、精神、経済面に問題を抱えた人の相談を受け、援助や生活の指導などを行います。援助の内容は、生活保護法、児童福祉法、母子及び父子並びに寡婦福祉法、老人福祉法、身体障害者福祉法、知的障害者福祉法の福祉六法によって規定されています。法律に基づいて援助業務を行うのが社会福祉主事です。

民間の福祉施設で働く

社会福祉主事は任用資格であり、福祉事務所の社会福祉主事の仕事につくまでは社会福祉主事と名乗ることができません。しかし民間の福祉施設が求人を出す際に社会福祉主事になれる条件を満たすことを条件の1つに挙げることも多いです。

病院やデイサービス、特別老人ホームなどの生活相談員としての仕事や、福祉関係の知識を求められる介護スタッフとして働く社会福祉主事任用資格者もいます。

社会福祉主事の仕事の具体的な内容

社会福祉主事の仕事は福祉事務所で相談援助をすることです。

内容は生活保護法、児童福祉法、母子及び父子並びに寡婦福祉法、老人福祉法、身体障害者福祉法、知的障害者福祉法の福祉六法によって規定されています。具体的な仕事内容は以下のようなものです。

生活保護の申請を受けて調査・支援する

経済的に苦しんでいる人に健康で文化的な最低限度の生活を保障する制度が生活保護です。生活保護を利用したいと思った人が申請を出す窓口の一つが福祉事務所です。申請を受けた社会福祉主事は、申請者の生活の状況を聞き、必要になれば調査をしたうえで、生活保護費を算定します。

また担当する生活保護受給者の訪問調査も仕事です。年に2回以上の訪問調査が義務付けられています。相談内容や訪問の情報をもとに担当ケースの経過記録を書きます。

老人福祉主事として働く

老人福祉法によって福祉事務所に設置を義務付けられているのが老人福祉主事です。高齢者の福祉に関して専門的に指導・相談・調査を行う役職となります。生活保護を受けている高齢者に介護の必要が出たときに、介護扶助の給付手続きなどを行います。

また老人福祉施設への入所の相談も受け付けています。民間の老人福祉施設で働く場合は生活相談員となり、施設の入退所に関係する書類手続き、利用者からの生活相談対応などを行います。

家庭相談員とともに家庭児童相談室で働く

児童相談所では対応できない小さな地域での児童福祉に対応して働くのが家庭児童相談室です。家庭相談員は大学で専門的な児童福祉に関係する科目を履修した人や、社会福祉主事として児童福祉の職場で2年以上従事した経験のある人がその職に就きます。

いじめで登校拒否になった児童や児童の家庭問題、発達の遅れや非行など児童に関係する様々な問題についての相談を受けるのがその仕事になります。また、育児について問題を抱えている親からの相談を受けるのも役目です。

社会福祉主事の仕事のやりがい

助けを求める人の相談相手になり力になれる

社会福祉主事の仕事は何か問題を抱えて困っている人の相談を聞き、相手に合わせた援助を行うことです。仕事が直接人の役に立つという点でとてもやりがいのある仕事といえます。

社会福祉主事の仕事内容は多岐に渡り、その相談内容も様々です。様々な問題に対してその人に沿った解決法を提案し、実行していくのは簡単なことではありませんが、直接感謝の言葉を貰えた時はその分仕事が報われたと感じられ、自分の力が結実したんだと相談を受けた相手とともに喜びを感じられるでしょう。

多くの人と接し、多くの人生に深く関われる

福祉事務所には多くの人が相談に訪れます。その人個人に関わるのはもちろんですが、対象者の親族や、問題を解決するための施設職員など様々な人とも業務を通じて関わることになります。

様々な人と連携して仕事をこなさなければいけないのは大変ですが、それだけ大勢の人と接し、大勢の人の人生に影響を与える仕事であるともいえます。様々な人に接したいと思う人にとってはそれもやりがいの1つと感じられるのではないでしょうか。

公務員なので安定性がある

地方公共団体の福祉事務所で社会福祉主事として雇用されれば地方公務員となります。そのため、民間で働くのに比べて給与や待遇、休暇の面で安定して働くことができます。

また社会福祉の仕事はこれから先需要がますます高まることが予想されるので、社会福祉主事としての経験を詰み、社会福祉士などの福祉関係の資格を取ってキャリアアップを狙うこともできるでしょう。

社会福祉主事に向いている人のタイプ

人と関わるのが好きな人

福祉事務所には多くの人がそれぞれ違った問題を抱えて相談に訪れます。人と接したり、関わったりするのが好きな人は一人ひとりの問題を丁寧に聞き、それぞれに合った解決法を見つける困難を厭わないでしょう。

相手の問題を理解する能力がある人

社会福祉主事が対応する相手は社会的に弱い立場にある場合もあり、自分の悩みを正確に伝えられない人も多いです。また困っている人が自分で自分の問題をきちんと把握しているとは限りません。相手が何に困っているのか、そしてどうすれば問題を解決できるのか、相手の悩みや問題を感じ取れる気の回りの良さが求められます。

社会福祉主事の仕事内容まとめ

社会福祉主事は困っている人の相談を聞き、問題を解決する仕事

社会福祉主事はケースワーカーとも呼ばれ、地方公共団体に設置された福祉事務所で働く人のことです。その仕事内容は、身体、精神、経済面に何かの問題を抱えた人の相談を聞き、それぞれの問題に対して解決策を導くことになります。

生活保護、老人福祉、児童福祉など、その仕事内容は多岐にわたり、様々な問題を解決するため、関係する役所や施設と連携して仕事にあたります。また老人ホームなどの民間の福祉施設で相談員として社会福祉主事任命資格を持った人が働くこともあります。

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