社会福祉主事の給与・年収は?初任給や支給される手当まとめ

社会福祉主事の給与・年収は?初任給や支給される手当まとめ

地方公共団体の福祉事務所に雇用される社会福祉主事は地方公務員のため安定した給与や待遇を得られます。初任給を含む給与・年収はどれくらいになるのでしょうか。また、民間の福祉施設に生活相談員として就職した場合は?キャリアアップに求められる資格とあわせてご紹介します。

社会福祉主事の初任給

社会福祉主事の初任給は20万円前後

地方公共団体の福祉事務所に雇用される社会福祉主事は地方公務員のため、初任給は地域によって異なります。公務員の初任給は各自治体によって異なりますが、大学あるいは専門学校を卒業して社会福祉主事任用資格を得た場合、約21万円前後と考えて良いでしょう。

例えば東京都の場合、勤務条件によると平成31年の初任給は大学院修士課程修了の場合約24万円、大学新卒者の場合約22万円となっています。短大新卒者の場合約19万円です。一方で静岡県の場合、静岡県職員採用情報によると平成31年の初任給は大学卒業程度の場合約20万円、高校卒業程度の場合約16万円です。

一部の自治体では福祉職は行政職に比べてやや給与の低い福祉枠として採用される場合もあります。給与や枠は自治体によって規定が異なるので、自分の住んでいる自治体の規定を調べておくのが大切です。

公務員のため一般的な福祉関係の職業より給与や待遇が安定している

社会福祉主事は地方公共団体に設置が義務付けられている福祉事務所に雇用されている地方公務員のため、他の一般的な福祉関係の職業よりも給与や待遇が安定しています。

社会福祉主事の年収統計

東京都の給与モデルでは社会福祉主事の年収は360万円ほど

東京都人事委員会の発表する給与決定と算出のしくみによると、25歳の係員の年収モデルは、月給と各種手当を足すと362.5万円です。

50歳部長になると年収は1291.1万円になります。年齢を重ね役職が上がるにつれてこれほど収入が上がると予想されます。

20代前半の平均年収は約264万円なので社会福祉主事は比較的高収入の職業といえるのではないでしょうか。

社会福祉主事任用資格者が民間の福祉施設で働いた場合

デイサービスや有料老人ホームなど、民間の福祉施設でも相談員として社会福祉主事任用資格者を対象に求人しているところは多いです。ではそのような施設ではどれくらいの給与・年収になるのでしょうか。

初任給は約20万円前後から

デイサービスや有料老人ホームなど、民間の福祉施設で正社員で生活相談員・指導員として社会福祉主事任用資格者を求人している場合、月給20万円以上で募集しているところが多いです。給料を決めるにあたって同じ地域の福祉事務所の給与を参考に設定しているところが多いので、多少差はあっても極端に違うということは少ないようです。

またこうした求人では経験者や社会福祉士などの資格を持っていると、より就職上有利に働きます。求人を調べる際は社会福祉主事の他に資格や経験が必要か応募する前によく調べておくことが大切です。社会福祉主事任用資格のみの場合、福祉施設での経験が何年以上ある人のみ、という求人条件もあります。

いずれにせよ、福祉関係の求人を探す上で社会福祉主事任用資格があると生活相談員や介護リーダーとしての職業につけるので有利に働きます。

給与以外の待遇で調べておくべき要素

生活相談員など社会福祉主事任用資格を条件にした求人を探す時どのようなところに注意するべきでしょうか。

まずチェックするのは給与でしょうが、社会福祉主事任用資格を活かした仕事に就こうとするのであれば、就業時間や年間の休日数、残業の有無などはよく調べておいたほうが良いでしょう。福祉事務所で働く場合は公務員として扱われるため待遇はどこでも安定していますが、民間の施設ではその場所によって待遇は大きく左右されます。

社会福祉主事として生活相談員の役目をする人が自分以外に少ない場合、一人で大勢の人の担当をすることになって仕事量が非常に多くなる場合も考えられます。

また「資格取得支援」という記載されている施設では、働きながら介護福祉士などの資格を得ることを支援してくれています。将来的にも福祉関係の仕事を続けたいと思うのならば、資格を得てキャリアアップを考えたいので、こうした記載のある施設を選ぶと良いでしょう。

給与を上げるためには

こうした民間の福祉施設では勤続年数に応じて給与は上がりますが、飛び抜けて給与の額を上げるのは難しい状況です。

介護や福祉に関係する仕事をしつつ給与を上げたいと考えるならば社会福祉主事任用資格だけではなく、社会福祉士、介護福祉士、認定介護福祉士、ケアマネージャーなどの資格を得て、資格手当を得たり、管理職に就くことを目指したりするのがオススメです。

厚生労働省が行った賃金構造基本統計調査によると、2017年の福祉施設介護員の決まって支給する現金給与額の平均、つまり月収は約23.3万円、ケアマネージャーは約26.5万円になります。一ヶ月に3万円以上の差が付きますが、さらにこれに加えて年間賞与その他特別給与額は、福祉施設介護員が約49.3万円、ケアマネージャーが59.1万円と10万円ほどの差があります。

社会福祉士

「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づく国家資格で、障害などの理由で日常生活を営むことが困難な人の相談に応じて専門的な知識や技術をもって助言・指導・福祉サービスを行います。

医者や弁護士のように業務独占の資格ではなく名称独占の資格なので、生活相談員にはこの資格を持っていなくても就けますが、この資格を持っていたほうが求人、待遇面で優遇されます。

介護福祉士や精神保健福祉士がそれぞれの専門分野で福祉を行うスペシャリストなのに対し、社会福祉士は生活保護から児童福祉、障害者支援、高齢者介護など福祉の幅広い分野で活躍できるジェネリックな資格です。病院や老人ホーム、児童相談所など様々な職場で求人条件として指定されています。

介護福祉士

社会福祉士と同じく「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づいた国家資格で、ケアワーカーとも呼ばれています。高齢者や障害者などが日常生活を遅れるように食事、入浴、歩行などの介護を行うのがその役目です。また、介護業務だけではなくヘルパーへの指導も行います。

認定介護福祉士

介護福祉士の上位資格として2015年から「一般社団法人 認定介護福祉士認証・認定機構」が認定を始めた民間資格です。高齢化社会によって介護職の需要が高まり社会的な養成に応える人材が必要となったことから、介護の質の向上、介護と医療の連携強化、地域包括ケアの推進などを目指して作られました。

介護福祉士のキャリアアップとして作られた資格ですが、かなり新しい資格なのでまだまだこの資格を持っている人は少ないのが現状です。5年以上の介護福祉士としての実務経験と、研修講座の受講、レポート提出もしくは試験によって認定を受けることができます。

ケアマネージャー

ケアマネージャー、正式名称「介護支援専門員」とは、介護保険法に基づき、要介護者がその状態に応じた介護サービスを受けられるよう支援する職業です。要介護者が自立した生活を送れるようになるために必要となるサービスを、要介護者やその家族と相談して様々な介護サービスの中から適合するものを選択してケアプランを立てるという専門職です。

まず受験資格として介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士などの資格の5年以上の実務経験を求められます。そして研修受講試験に合格した上で実務研修をこなし、レポートを提出してはじめて資格を得ることができます。

さらに5年ごとに更新が必要と介護分野の資格の中でもとてもハードルの高い資格です。その分平均的な給与が一般的な介護職よりも高くなり、介護職の中でも人気が高い職種です。

社会福祉主事の給料・年収まとめ

福祉事務所に採用されれば安定した公務員になれる。キャリアアップのためにはさらなる資格を

社会福祉主事は地方公共団体に設置されている福祉事務所に採用されれば、安定した給与・待遇を得ることができます。

民間の病院、デイサービス、老人ホームなどでも生活相談員として社会福祉主事任用資格が条件のひとつにある求人は多いです。その場合は職場によって休日、残業の有無は大きく変わるので注意しましょう。

さらに給与を上げたいと考えるのならば、社会福祉士、介護福祉士、ケアマネージャーなどの資格を得てキャリアアップを目指すことになるでしょう。

社会福祉主事の参考情報

平均年収300万円~500万円
必要資格
  • 社会福祉主事任用資格
資格区分 任用資格
職種心理・福祉・リハビリ

統計情報 出典元:

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