海運会社社員の給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説

海運会社社員の給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説

海運会社社員の年収や給料はいくらくらいなのでしょうか。海運会社社員は、企業規模が大きいことも関係しており、他業種よりも給与水準が高いという特徴があります。また、年収も同年代の中では飛びぬけています。本記事では、海運会社社員の初任給、平均的な給与、平均的な年収など、収入面についてご紹介します。

海運会社社員の初任給

会社の規模や職種によって初任給は異なる

海運会社社員として働く場合、初任給は会社の規模や職種によって異なるようです。ただ、基本的に給料の水準は高いのが特徴です。

海運会社社員は、主に陸上で働く人と海上で働く人の2種類に分けられます。

陸上総合職は、最初から給料も良い

陸上で働く人は陸上総合職と呼ばれています。通常の事務や船の運行管理などが主な業務です。

こちらの職種の平均的な大卒の初任給は、22万円ほどとなっています。2019年の初任給の平均値が21万円くらいとなっているため、少し高めの水準と言えるでしょう。

資格を持っていないと海上職の初任給は少し低め

海運会社社員には、実際に船に乗って働く海上職という区分も存在します。こちらは、事前に資格を取得しないといけない職種です。

大学等で知識を学び、事前に取得する方法もありますが、昨今では資格を持たず入社した場合に、一定期間の研修を受けさせてもらい、資格を入社後に取得できる会社も存在するようです。

資格なしで入社した場合の初任給は18万円前後で、前述の平均的な初任給よりも低い傾向があります。一方で、資格を取得して入社した場合には、24万円弱と高い水準の初任給をもらうことができます。

もし、海運会社に就職を考えているのであれば、資格を取得してからの入社をおすすめします。

海運会社社員の平均給与

初任給の高い海運会社社員ですが、平均的な給与も高い傾向にあります。やりがいを持って仕事を続けながら、高い給料をもらえる職業と言えそうです。

20代のうちから、平均給与は高め

海運会社社員の平均給与は会社や職種によっても異なってきますが、全体的に高めの給与水準となっています。20代前半でも平均の月収はおよそ30万円となっており、後半ともなると、36万円前後まで上がります。

国税庁の調査による20代後半の平均給与が30万円ほどということを考えると、なかなか高い水準にあることが分かります。

30代でも、給与水準は高め

海運会社社員は、30代の場合でも平均給与が高い水準にあるようです。国税庁の調査によると、30代の平均給与は30代前半で37万円ほど。後半で42万円ほどとなります。

気になる海運会社社員の平均給与は、30代前半で42万円ほど。後半になると、47万円ほどの平均給与となります。

以上を見ても、海運会社社員の平均給与が高いものであることが分かると思います。

平均給与水準のピークは50代

海運会社社員の場合でも、一般的な企業と同じように給料のピークは50代とされています。では、その50代における平均給与はどのくらいなのでしょうか。

その前に、国税庁の調査による、平均的な50代の平均給与を見てみましょう。平均給与は50代の前半で55万円ほど。後半が52万円ほどとなっています。

一方の海運会社社員の平均給与ですが、50代前半で60万円、後半でも60万円弱の平均給与があります。

初任給から通して、海運会社社員は平均よりも高い水準で給料をもらうことができると言えるでしょう。

務める企業によっても異なる

一般的な平均より高い海運会社社員の平均給与ですが、やはり務める企業によっても異なってきます。

給料が多い企業ですと、月の平均は60万円ほどですが、低い水準の企業ですと40万円ほどということもあります。もし海運会社を選ぶ際には、給料の面から企業を見てみるのも良いかもしれません。

海運会社社員の平均年収

それでは、次に年収の統計を見ていきましょう。月収には含まれない、ボーナスや福利厚生の面も紹介出来たらと思います。

20代の年収は500万円~600万円弱

海運会社社員の20代の年収は、500万円~600万円ほどとなっています。細かく内訳を見ていくと、20代前半の平均年収はちょうど500万円前後。そして、後半の年収が580万円ほどです。

一般的な平均年収と比べてみると、20代前半の平均年収が248万円。20代後半の場合が、344万円となっています。このように比べてみると、海運会社社員の平均的な年収は、同年代の給与水準よりも高いということが分かるでしょう。

給与水準が高いのは、ボーナスや手当のお陰?

ここまで年収に大きな差が生まれるのは、ボーナスや手当の影響が大きいです。海に出て仕事をする海上職の場合であれば、乗船手当や航海日当が付きます。

さらに20代後半のボーナスを見てみると、夏・冬の2回払いとして算出すると、150万円ほどとなっています。20代の平均的なボーナス額が80万円ほどですので、かなり高い水準にあることが分かります。

30代の年収は、650万円~750万円ほど

20代から少し年齢の上がった30代の場合の年収は、どのくらいになるのでしょうか。注目の平均年収ですが、650万円~750万円ほどとなっています。細かい内訳を見ていくと、30代前半で670万円ほど。30代後半で750万円ほどとなっています。

再び、一般的な年収水準と比べてみましょう。30代前半の平均年収が450万円ほど。30代後半の平均年収が500万円ほどとなっています。これらのデータを見ると、やはり海運会社社員の年収の水準は高いということが分かります。

ボーナスの額も平均より高い!

また、20代と同様にボーナスの額も平均的な水準よりも高めに設定されています。

30代の平均ボーナス額は100万円ほどとなっていますが、海運会社社員の場合はどのくらいでしょうか。こちらは、30代前半で160万円ほど。後半になると180万円ほどとなっています。年収同様、水準が高いのが分かりますね。

年収のピークに入る50代の平均は?

一般的に、年収のピークは50代と言われています。実際にどのくらいの額が平均なのか、確認をしてみましょう。

国税庁の調査によると、50代前半で650万円ほど。50代の後半になると600万円くらいが年収の平均となってくるようです。

それでは、海運会社社員の場合を見てみましょう。50代の平均年収は、就いている役職によっても異なりますが、940万円~960万円くらいが相場となってきそうです。詳細を見ていくと、50代前半が940万円ほど。後半になると960万円が相場となるようです。

重役などに就いている場合であれば、1,000万円を超えることもあるようです。

50代のボーナス額は?

最後に、50代のボーナス額を見ていきましょう。海運会社社員のボーナス額は、50代通じて240万円前後となっています。一般的なボーナス額の平均を見てみると、110万円ほどとなっています。

平均的なボーナス額の2倍以上あります。海運会社社員は、全年齢を通じてもらえる給料の額が大きいと言えるでしょう。

年収も会社や職種によって違う

今まで平均的な年収を示してきましたが、やはり会社や職種によってその額は大きく変わってきます。特に海上で働く方たちは、乗船手当やその他手当も多いので、年収も同時に増えていきます。

働く際に給与というものを気にして働く方は、職種や会社による給料の差を意識しながら働いてみてはいかがでしょうか。

海運会社社員の給与・年収まとめ

海運会社社員は一般平均より高い給料水準を得られる

海運会社社員の給料や年収ですが、全ての年代を通して、初任給や年収、平均給与を含め、高い傾向にあるようです。

しかしながら、あくまでも平均ですので、務める会社や職種によってもその値は大きく変わってきそうです。

ただ、高い給料をもらうということは、その分仕事の責任が大きいということになります。そのため、海運会社社員は責任も給料も大きな職業と言えるでしょう。

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海運会社社員の参考情報

平均年収600万円~800万円
必要資格
  • 海技士
資格区分 国家資格
職業職種企業

統計情報 出典元:

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