プロレスラーの給与や年収は?お給料の金額はピンキリ!結果を残せれば高収入も夢ではない

プロレスラーの給与や年収は?お給料の金額はピンキリ!結果を残せれば高収入も夢ではない

プロレスラーの、気になる平均の年収は一体どれくらいのものなのでしょうか?有名にならなければ、収入的にはかなり厳しいとも言われる世界です。今回は、プロレスラーの平均年収、ファイトマネーの相場、年収アップの方法などを紹介していきます。

プロレスラー候補生の「初任給」

団体や養成所の練習生の給料は、月に数万円

団体や養成所の練習生、即ちプロレスラー候補生の場合、月に数万円あればいい方で、ほぼ無収入と言われます。

2014年に大日本プロレスが求人サイトで新人募集を行った際、デビューまでは諸々引かれて手取り月3万円、デビューすると8万円、一定の試合経験を積むと12万円、などという内容の明記があり、話題になりました。

デビューしてからもプロレスだけで食っていける人はごく一部と言われますが、新人、それもデビュー前の練習生の場合だと、とりわけ厳しいようです。新人である練習生は付き人や興行の運営の手伝いなどの雑用を日々無償でこなさなければなりません。その代わり、合宿所、練習場などに住み込みであらゆる雑用を行うので、住居と食事だけは保証してもらえます。

寮費、食費は一般的には団体が負担してくれる場合が多いです。またレスラーになるための練習やトレーニングもできるので、下積みとしてしっかりと自分の基礎を築いて行くことができます。雑用や練習は大変厳しく、逃げ出す人も多いですが、この下積み期間の体力的にも身体的にも厳しい経験が、プロデビューした後に大いに役に立ちます。

新人・中堅プロレスラーの平均年収

デビューして5年までの平均年収は、100〜200万円

長い下積みを経てデビューを飾っても、収入は依然厳しいとされており、その平均年収は100〜200万円と言われています。主な収入源は団体からの給料と、1試合ごとに得られるファイトマネー(新人は1試合1〜3万円程)です。しかし人気が出るまでは厳しい状況の中でもひたすら興行に出続けるしかありません。

団体によっては年棒制のところもあるようですが、それでもデビュー当時から人気を呼び高収入を得られる選手は滅多にいません。デビューしても生活はやはり厳しいため、アルバイトをしながら生計を立てる人がほとんどと言われています。

固定ファンがついて人気が出始める中堅レスラーは平均年収が大幅アップ

収入を増やすために重要なことは、下積み時代からの弛まぬ努力と、観客に喜んでもらえる試合展開、パフォーマンスを意識して研鑽を重ねることが第一です。経済的に厳しい中でもめげずに長年興行に出続け、一定の固定ファンがつき人気が出始めると、年収は一気にアップします。

明確な成果を上げて有名になれば、団体ともより有利な条件で契約を結ぶことができますし、個人的にスポンサーがついてくれたりして、一気に年収は上昇します。大手団体所属の中堅のプロレスラーで一定の人気を得た場合、平均年収500〜800万円くらいにはなってきます。

また、中堅以上の選手になれば、大技をかけた際のインセンティブや、タイトルマッチに勝利した場合に100〜200万円の報酬が得られたという話もあります。結果をある程度残せるようになれば、試合単位の一義的なファイトマネーだけでなく、技単位や試合結果に応じた高額のインセンティブも得られるようになるということです。個人として技も含めた個性を残したからこその特典と言っていいでしょう。

ただ、中心的な選手へ成長したとしても、所属する団体が中小であれば、満足いくだけの収入が得られないため、やはりアルバイトをしないと食べていかれない状態が続くでしょう。

人気プロレスラーの平均年収

団体の顔となり、お茶の間にも進出する人気レスラーの平均年収

固定ファンがつき人気になり、団体の看板のような人気選手ともなると、かなりの高収入となります。収入公開タブーの通例があるため推測ではありますが、大きな団体に所属する有名レスラーの場合、年収は1000万以上となり、中には数千万円単位の人もいるようです。

団体からの給料や興行でのファイトマネーも、有名になると桁違いのものとなります。かつて大きな人気を誇ったアメリカのプロレスラーであり全日本プロレスでの活躍も目立ったスタン・ハンセン選手が明かしたところによれば、ファイトマネーは1試合で5万ドル、当時のレートで560万円ほどだったといいます。

プロレスそのもので高収入を得られるのは勿論のこと、取材費やグッズ販売料、イベントへの出演料も入ってきます。有名なプロレスラーともなるとテレビ番組、バラエティ番組、CMへの出演もあるので、人気が上がれば上がるほど、さらに年収は増えます。

スポーツ選手全般に言えることですが、年棒や給料よりも、マスメディア関係の出演料など副業収入が多くの割合を占めるようになります。お茶の間で親しまれれば、プロレスラーでも5000万円以上の年収も夢ではありません。

日本でもトップレベルの有名な武藤敬司選手などは、蝶野正洋選手との共著の中で、全盛期の年収がおよそ6000万円にものぼったと明かしています。また長州力さんはテレビで最高年収が9000万であったと明かしていて、さらには、今でも名を轟かせるアントニオ猪木氏は、現役時代、国内プロスポーツ選手で初めて1億円プレーヤーになったことでも知られています。

本場アメリカのプロレス団体WWEは収入も桁違い

プロレスの本場であるアメリカで最大手のプロレス団体「WWE」は、非常に規模が大きいことで有名ですが、日本人選手も所属しています。日本人選手はやられ役(ジョバー)となることが多いと言いますが、それでも年棒数千万はくだらないそうです。

しかしWWEトップ選手ともなると、年棒も桁違い。日本人にトップはいませんが、フォーブス誌に掲載された2016年度の推定年棒によると、トップの選手で13.3億、10位の選手でも2.1億円。アメリカで頂点に立つと、億単位の年棒も普通になってくるのです。高収入を目指すなら、実力によっては世界を狙うのもありかもしれません。

なお、WWEはプロレスに明確に台本があることを明言しており、エンターテインメント性に特化した興行で大きな人気を誇っています。

プロレスラーの給料・年収まとめ

人気が出ると高年収も望めるが、生活が厳しい人がほとんど

プロレスラーは、人気が物を言う仕事です。人気が出れば数千万以上の年収が望めますが、人気が出なければアルバイト生活を余儀無くされます。様々に調べてみますと、人気選手と、そうでない選手の格差がより一層浮き彫りとなりました。

日本人の美徳として、お金の話は下世話であるとされる風潮があり、またプロレスはショービジネスでもあり、夢を壊さないことが重要であるとされていることで、一般的にプロレスラーの収入公開はタブーです。それは、人気によって明確に収入が別れることもさることながら、基本的には人気を得られなければ満足に収入も得られない厳しい世界だからということもあるでしょう。

元女子プロレスラーであるダンプ松本さんの発言によれば、昔は基本給すらなく、試合ごとのファイトマネーのみであったようですが、今は団体の基本給にプラスして、ファイトマネーが支払われるようになったといいます。ですが、強靭な体力、精神力、負傷のリスクなどを考えると、非常に収入面では厳しい状態が続いていると言わざるを得ません。

高収入を得られるプロレスラーはほんの一握り。しかし、人気のプロレスラーでも多くのリスクを承知のうえで闘っています。だからこそプロレスラーは「好きでないと続かない」仕事といえるでしょう。厳しい世界ですが、何よりプロレスが好きで、プロレスをしたいなら、思い切って飛び込むのもいいのかもしれません。

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プロレスラーの参考情報

平均年収100万円~800万円台
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種スポーツ

統計情報 出典元:

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