インテリアコーディネーターの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説
インテリアコーディネーターの給与・年収は、就職先の企業規模や学歴、職種などによっても大きく異なります。有名所の住宅メーカーや家具・インテリアの小売店に就職すれば、インテリアコーディネーターとしては高水準の収入が期待できます。本記事では、インテリアコーディネーターの収入面についてご紹介します。
インテリアコーディネーターの初任給
インテリアコーディネーターとしてどこで働くかにより、初任給は差がある
インテリアコーディネーターの初任給はどのような業界・職種で働くかによってかなり異なります。
また、企業規模や4年制大学卒か、専門学校卒かなど学歴も影響してきます。その他、二級建築士や不動産取引のための宅地建物取引士などの国家資格を持っている場合は、資格手当で優遇されたり、建築士ならではの仕事を任されたりとキャリアにも影響してくるでしょう。
インテリアコーディネーターが活躍する業界とは?意外な業界も
インテリアコーディネーターはさまざまな場所で活躍しています。わかりやすいところでは家具メーカーや住宅メーカー、建築系の会社、意外なところではテレビや雑誌などメディア業界に就職する人もいるようです。
日本有数トップシェア、家具・インテリア小売業界に就職すると初任給は?
それでは、家具や雑貨を店頭で販売するインテリア系の小売店はどうでしょうか。小売業界の初任給は16~20万円前後が主流です。日本国内で家具・インテリアのトップシェアを誇る企業の初任給は24万円前後なので、企業規模や学歴によって初任給は大きく変動することがわかります。
見習いやパート・アルバイトとして入った場合、思いのほか収入が少ないかも
インテリアコーディネーターの仕事は就業先で経験を重ねていく人が多いです。また、接客力や交渉力だけでなくインテリアに対するセンスなど個人の実力も重視される職業です。そのため、インテリアコーディネーターとして見習いや補助という形で経験を積んだ後、より好条件の会社へ転職する人もいます。
見習いや補助であれば正社員でなく契約社員やアルバイト、派遣社員であることも少なくありません。時給や労働条件、業務内容にもよりますが、就業先によっては1人で自立して生活するのには厳しい給与の場合もあります。
インテリアコーディネーターの平均給与
インテリアコーディネーターの給与はどれくらいか
インテリアコーディネーターとして勤めた場合、平均収入はどれくらいになるのでしょうか。
インテリアコーディネーターと一言で言っても住宅メーカーから、家具・インテリアから業種も様々です。実際給与が公開されているわけではないのではっきりとした統計をとるのは難しいのですが、求人情報などを参考にすると25~35万円がボリュームゾーンとなっています。
参考リンク:インディード
住宅メーカー系のインテリアコーディネーターの場合、固定給のほかにインセンティブが用意されているところも多いです。
家具・インテリアの小売店に就職した場合は?日本トップクラスなら高収入!
では、家具やインテリア雑貨を販売する小売店に就職した場合の月々の給与はどれくらいになるのでしょうか。実際、給与は公開されていないためあくまで推測になります。
日本国内トップシェアを誇る企業に就職すると、初任給は24万円前後、30代は38~50万円、40代は43~57万円、50代は52~68万円ほどになるでしょう。業績によりボーナスもプラスされます。
もちろん、小さな個人商店のインテリア雑貨店に就職した場合や、無名の中小企業の家具メーカーに就職した場合、上記のような給与は見込めません。
インテリアコーディネーターの平均年収
インテリアコーディネーターの年収はどれくらいか
インテリアコーディネーターとして就職した場合の平均年収はどれくらいでしょうか。給与同様に公開されている情報ではないのであくまで参考値となりますが、求人情報などを参考にすると300~500万円がボリュームゾーンとなっています。
家具・インテリアの小売店に就職した場合は?日本トップの企業の場合
日本トップシェアを誇る、家具やインテリアを販売する小売店に就職した場合の年収はどれくらいでしょうか。
30代で800万円前後、40代で820万円前後、50代で950万円前後の年収を得ているのではないかと考えられます。企業全体の業績が芳しく、本人が実力を発揮し結果を残した場合にはボーナスなどが増え、より高収入を得ている人もいるかもしれません。
どこに就職してどのように働くか
インテリアコーディネーターを志しているのであれば、将来的にどのような経験を積みどのように仕事をしたいかをよく考えたうえで就職活動をする必要があります。経験を積むために一時的にアルバイト・パート、契約社員などの就業形態で働くのも選択肢の一つです。
住宅メーカーで営業をした場合は、営業力・交渉力がつくだけでなく不動産取引に関する知識も深めることができます。家具・インテリア雑貨の小売店に勤めた場合は、その時々の流行や店頭でのディスプレイ方法など、身をもって学べるでしょう。
デザイン系の会社でインテリアコーディネーターの仕事をする場合は、大衆的なデザインよりも、オーダーメイドの家具やファブリック、照明などに関心が強まるかもしれません。インテリアコーディネーターの仕事は建築士のように公的な資格が必要ない分、仕事内容に線引きが難しい部分があります。
例えば、インテリアをトータルコーディネートし、時には家具や照明のデザインにもこだわるインテリアデザイナーや、設計・施工の段階から関与することが多いインテリアプランナーなどです。線引きが難しい分、その人の裁量によってできる仕事の幅は異なります。
もっと設計や施工の段階からかかわりたいと思った場合、建築士の資格取得の勉強を始めたり、家具のデザインや照明のデザインも手掛けたいと思ったら、携わることができる職場へ転職する必要があるでしょう。
独立して仕事をすることも可能?年収を上げるためにできることとは?
インテリアコーディネーターとして年収を上げる方法はあるのでしょうか。
インテリアコーディネーターとして独立して年収を上げる
1つは独立することです。インテリアコーディネーターは独立してフリーランスとして仕事をすることもできる職業です。自分の得意分野が定まり、集客できるだけの経験と実績を積めば独立開業も可能でしょう。しかし、うまくいかなければ収入が落ち込む可能性もあるということを考慮しなければなりません。多少収入が落ちたとしても、労働時間などの点で納得できる点があるのであればフリーランスとして活動していくことも選択肢の一つです。
住宅メーカーなどで役立つ資格を取得して年収を上げる
2つ目は資格を取得することです。特に業務上必要不可欠な資格を取得することで手当てが出る会社も少なくありません。不動産業界であれば宅地建物取引士の資格は必須です。営業であれば入社後数年以内の取得を義務付けられることがありますが、それ以外の職種でまだとっていないのであれば取得して理解を深めるのもよいでしょう。
また、二級建築士の資格もおすすめです。信頼性の高い国家資格で、一定の就業経験や指定科目を履修しなければ取得できない資格です。社会人向けの夜間専門学校なども開講されているので、キャリアアップのためには約取得したい人はチェックしてみるとよいでしょう。
二級建築士取得後、さらに上の資格を目指すのであれば、数年かけて一級建築士取得も視野に入れることができます。
インテリアコーディネーターの給与・年収まとめ
業種や就職先によって大きく給与体系などが異なる
インテリアコーディネーターの初任給や給与、年収は就職先の企業規模、業務内容、学歴などによって大きく異なります。日本国内で有名な住宅メーカーや家具・インテリアの小売店に就職すれば、高収入を目指すことができるでしょう。
将来的に自分がどのように働きたいのかを考慮しながら就職先を選ぶ必要があります。独立してフリーランスになっても仕事ができる職種ではありますが、成功するには実力が問われます。
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インテリアコーディネーターの参考情報
平均年収 | 350万円~550万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 建築・不動産 |
統計情報 出典元:
- 職種・性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
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