グラウンドキーパーの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説
グラウンドキーパーの年収、給与はどの程度もらうことができるのでしょうか。実際のところ、スポーツ好きな人でなければ、途中で仕事を辞めてしまう可能性があるほど給与水準はあまり高くないようです。本記事では、グラウンドキーパーの初任給、平均的な給与、平均的な年収など、収入面についてご紹介します。
グラウンドキーパーの初任給
グラウンドキーパーの初任給は、所属する会社によって異なります。具体的にどの程度もらうことができるのかを解説していきましょう。
会社によって異なる
グラウンドキーパーの初任給は会社によって異なります。グラウンド整備の機会が多い会社に所属すれば、20万円以上の初任給を期待することができますが、地方のグラウンドを管理する会社になれば、16~18万円が初任給というケースもあります。会社によって初任給は異なるので、採用条件をしっかりチェックしたうえで応募しましょう。
グラウンド整備で有名な甲子園を整備する阪神園芸の採用情報を見ると、大学院卒が21万円、大卒が20.5万円なので、グラウンドキーパーとして20万円以上を初任給としてもらうことができれば、恵まれている方だと認識しておくと良いでしょう。
管理している運動施設で選ぶ
初任給よりも大切なことは、どのような運動場を管理しているかということです。野球が好きな人であれば、野球場を管理している会社に応募をするようにしてください。
複数の施設を持っている企業に応募すると、グラウンドキーパーとしてさまざまな選択肢が広がる可能性があるので、グラウンドキーパーの会社がどのような施設を管理しているか、チェックをしましょう。
グランドキーパーとして必要なこと
新卒、転職に限らずグラウンドキーパーとして入社した当初は、給与は安くなってしまうのは避けることができません。入社したての頃は、勉強期間とわりきり、グラウンドキーパーとして求められるスキルを身につけるようにしましょう。
整備のノウハウを学ぶ
入社したての頃は、一人前のグラウンドキーパーとはいえません。修行期間でもあるので、この期間中に整備のノウハウを学ぶようにしましょう。ひとことで整備といっても、グラウンドキーパーの仕事はただ地面をならすだけの仕事ではありません。
状況によって、グラウンドのコンディション状況を判断し、どのような整備を行う必要があるのかを毎回見極めなければなりません。先輩たちの仕事内容を参考にして、どのようにすればグラウンド整備を効果的に行えるのかを研究するようにしましょう。
担当するグラウンドのプロフェッショナルになる
グラウンドキーパーとして活躍したいのであれば、担当したグラウンドのプロフェッショナルを目指しましょう。野球場、サッカー場、ラグビー、陸上競技場などさまざまなタイプのグラウンドがあります。
それぞれのグラウンド状況は異なり、求められる整備内容も種目によって大きく変わります。担当するグラウンドのプロフェッショナルになれれば、そのグラウンドを使う選手から「あの会場はグラウンドコンディションが最高だからプレーしやすい」と評価されます。そのためには、日々学びながら求められるスキルを身につける必要があります。
グラウンドコンディションを体の感覚で覚える
グラウンドキーパーは職人寄りの仕事です。理論でわかっていても体で判断することができなければ、最高のパフォーマンスを発揮することが難しい可能性があります。そのためにも、ただグラウンドキーパーのノウハウを学ぶだけでなく、グラウンドキーパーに必要なスキルを体で覚えるようにしましょう。
理想は、グラウンドを一周し、土や芝の状態を確かめただけで、どのような整備が必要になるのかを判断するくらいのレベルに到達することです。入社時から高い意識を持って仕事に取り組めば、職人並みのスキルを10年以内に習得することも難しいことではないので、目的を持って取り組むようにしましょう。
グラウンドキーパーの平均給与
グラウンドキーパーの平均給与の統計を解説していきましょう。
年齢別の給与
グラウンドキーパーの平均的な給与は18~22万円前後ですが、キャリアを積み重ねていくと20代後半で25万円前後に到達することも難しいことではありません。
グラウンドキーパーに転職した人のなかには、2年目で26万円前後に到達した人もいます。一方、7年目でも給与が27万円しかもらうことができないというケースもあるので、グラウンドキーパーとしてのスキルを磨きましょう。
グラウンドキーパーとしてのスキルを磨けば給与が飛躍的に高くなる可能性があるので、担当先の会場で与えられた仕事を100%こなすようにしましょう。
給与を高くするためには
ベテランクラスになると、給与が30~40万円に到達することも可能です。なかには給与が50万円という人もいます。どのようにすれば、給与が高くなるのでしょうか。給与を高くする方法を考えていきましょう。
プロスポーツが使用する球場に勤務する
プロが使用する球場やサッカー場に勤務すれば給与が高くなる可能性があります。プロが使うグラウンドは整備をする機会が多いので、スキルを磨くチャンスが広がります。このような場所で、グラウンドキーパーをまとめるポジションに昇進すれば、給与は間違いなく高くなるでしょう。
給与よりもやりがい重視の仕事
グラウンドキーパーの仕事はどちらかというと給与が高い仕事ではないので、スポーツが好きな人でやりがいを求めている人でなければ、途中で仕事を辞めてしまう可能性があります。グラウンドキーパーになりたい人は、どうしてなりたいかを真剣に考えたうえで検討するようにしてください。
グラウンドキーパーの平均年収
グラウンドキーパーの年収はどの程度なのか、詳しく紹介していきます。
平均的な給与
グラウンドキーパーの年収は平均すると、300~400万円もらうことができます。一般的な企業に比べるとやや年収が低いと感じる人もいますが、働き方によっては平均以上稼ぐことができます。
グラウンドキーパーでもスタッフをまとめるリーダーとして活躍すれば、通常のグラウンドキーパーよりも手当が出るため収入も高くなります。また、アミューズメントパークなどの施設を管理する会社であれば、グラウンドキーパーの仕事の幅も広がり、待遇も良くなる可能性があるので、年収も高くなる可能性があります。
年収を少しでも高くしたいのであれば、有名なグラウンドを整備している会社に就職するようにしてください。
高収入を得ることは可能か
グラウンドキーパーとして年収1,000万円以上稼ぐことは可能なことなのでしょうか。結論をいえば、グラウンドキーパーとして年収1,000万円以上を稼ぐことは難しいでしょう。
稼げる仕事に就きたいというのであれば、グラウンドキーパーの仕事で実現することはかなり難しいので、別の道を模索してください。
独立して会社を立ち上げる
グラウンドキーパーとして年収1,000万円に到達する唯一の方法があります。独立して会社を立ち上げるアプローチです。独立し、有名な運動施設と契約することができれば、年収1,000万円以上も難しいことではありませんが、有名な施設にはすでに専属の整備会社があるため、かなり運が良くなければ契約にこぎつけることは難しいといえます。
球場によっては、土日のみ稼働するスタッフもいるので、給与を気にするのであれば、専属のスタッフとして活動するのではなく、副業として働く方法を検討しましょう。
グラウンドキーパーの給与・年収まとめ
スポーツ好きにはやりがいの高い仕事だが収入水準は高くない
グラウンドキーパーは、給与や年収を見ると決して待遇が良い職業ではありません。しかし、スポーツ好きの人であれば、とてもやりがいのある仕事です。
憧れの場所に立ちグラウンド整備をすることで選手を間近で見ることができるので、お金にはかえられない貴重な経験ができる職業だといえるでしょう。
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グラウンドキーパーの参考情報
平均年収 | 300万円~400万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | スポーツ |
統計情報 出典元:
- 職種・性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
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