ガーデンデザイナーの資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説
お客さんの要望に合わせてオリジナルの庭園を提案する仕事・ガーデンデザイナーに役立つ資格にはどのようなものがあるのでしょうか。また資格を取得するためには、どのような試験を受ける必要があるのでしょうか。このページでは、ガーデンデザイナーに役立つ資格や関連性の高い資格について紹介します。
ガーデンデザイナーの資格とは?
資格がなくてもできる
ガーデンデザイナーという職業は、特に資格がなくてもできる仕事です。そのため今日からガーデンデザイナーとしての名刺を作れば、活動することが可能になります。
しかし、ある日突然ガーデンデザイナーを名乗ったとしても、仕事が入ってくるわけではありません。ガーデンデザイナーとして活躍するためには次のようなスキルが必要不可欠になります。
- 設計図がかける
- 植物の知識がある
- 庭園の知識が豊富
認定資格はとるべきか
ガーデンデザイナーには、さまざまな協会が認定している民間資格があります。庭園デザイナー、日本ガーデンデザイナー協会が認定している認定資格などが、ガーデンデザイナーの資格と言われています。これらの資格を持っていると、保有者には次のようなメリットがあります。
正しい知識を学ぶことができる
認定資格を持っていると、正しい知識を学ぶことができます。ガーデンデザイナーとして基礎的な知識はもちろんのこと、ガーデンデザイナーが知っておくべき植物の情報、図面の作成方法、見積書の作成まで、さまざまな知識を学ぶことができます。
正しい知識を取得すれば、ガーデンデザイナーの業務にスムーズに取り組むことができるので、資格取得を目指しながら、ガーデンデザイナーとしての基本知識を習得するように目標を設定しましょう。
営業活動に使える
ガーデンデザイナーの資格を持っていると、自分がフリーランスで活動した時に営業ツールとして活用することができます。
認定資格を持っていると、会社の看板に掲げることができるだけでなく、協会から仕事を斡旋してもらえる可能性もあるので、ガーデンデザイナーとして少しでも早く自立して活躍したい方は、資格取得を前向きに挑戦しましょう。
ガーデンデザイナーに役立つ資格「ガーデンデザイナー認定制度」
ガーデンデザイナーの資格取得の流れ
ガーデンデザイナー認定制度は、先に資格の受験料を申し込みます。その後、協会からガーデンデザイナー認定試験に必要な教材と過去問が送られてくるという他にはないシステムです。
受験料に教材と過去の問題集まで含まれているので、試験を受ける際はしっかり過去問を学習した上で11月頃に開催される試験に臨むようにしましょう。
試験を臨むまでに講義に受験者は参加します。講義の後に本試験を受けるという他にはない資格認定の道のりなので、自分だけでなく講義を受けることである程度の資格対策を行うことができると認識しておきましょう。
無事試験が終われば、1ヶ月以内に課題物を提出します。提出物は平面図、立面図、パース図です。これらの提出物が審査され基準値に到達すると、日本ガーデンデザイナー協会に入会することが可能です。そして、入会金を収めると認定証をもらうことができます。
他の試験に比べて合格したら認定がもらえるわけでなく、入会金を納めてはじめてガーデンデザイナーの資格を取得することができるので資格を取得したい方は日本ガーデンデザイナー協会から受験申し込みを行いましょう。
ガーデンデザイナー認定試験の概要
試験日
年1回 例年10~11月あたりに実施。
試験料
13,000円(税込)
※上記料金に、教材の代金も含まれています。
受験資格
特に制限なし。誰でも受験可能となっています。
試験内容
- 講義受講(必須、遅刻厳禁)
- 筆記試験(教科書、参考図書、持込可)
- 図面提出(試験日から1ヶ月以内)
出題範囲
教科書に載っている範囲内。
合格基準
筆記試験の点数、筆記試験後1ヶ月以内に提出する図面により合否を決定。
合格率
日本ガーデンデザイナー協会が行うガーデンデザイナー認定試験の合格率は公に発表されていません。
しかし、協会が講義を行う、過去問をある程度知ることができることを考えると、対策をしっかり行うことができるので、事前に準備をしていれば試験に落ちる可能性は極めて低いという認識で問題ありません。
合格発表
ガーデンデザイナー認定試験の公式サイト上で合格者の受験番号が発表されます。また、合格者には合格通知が発送されます。
その他、ガーデンデザイナーに関連性の高い資格
他にもガーデンデザイナーとして取得しておいた方が良い資格はあるのでしょうか。ここからは、ガーデンデザイナーとして仕事をした時に役立てることができる可能性がある資格を紹介していきましょう。
造園技能士
造園技能士の資格を持っていると、実際に自ら庭園を施工することができます。一般的なガーデンデザイナーは図面を作成し、業者に施工を依頼して現場に立ち会うという形ですが、造園技能士の資格を持っていると、自ら庭園を作ることも可能です。
また、実際に施工をしなくてもこの資格を持っておくことで、業者側の立場に立って庭園の設計を考えることができます。図面は完璧でも、工事をする上で不可能な箇所が現れてしまうケースもあります。
このような資格を持っていれば、設計段階で不可能な図面を書くことがないので現場でトラブルになってしまうという心配はありません。
ガーデンデザイナーに役立つ資格を学べる学校
ガーデンデザイナーの資格を取得できる専門学校はあるのでしょうか。ガーデンデザイナーの資格が学べる学校について紹介していきましょう。
建築系の専門学校に通う
ガーデンデザイナーとして必要なスキルを学ぶため、建築系の専門学校に通う方法があります。
このような学校で、デザインを学ぶ授業や学科がある場合があるので、該当するコースを受けるようにしましょう。デザインの基礎を学べば、ガーデンデザインに役立てることができる可能性があります。
通信講座
ガーデンデザイナーとして必要な知識を学ぶために、通信講座を協会が開講しているケースがあります。
このような通信講座は、課題テキストをこなしていくと、ガーデンデザイナーとしての資格を最終的に取得することができるようになっているので、自分のペースで学びたい方は、通信講座を受けるようにしましょう。
ガーデンデザイナーの資格・試験まとめ
ガーデンデザイナーの資格はあった方が仕事に有利
ガーデンデザイナーの資格は、必ず取得しなければならないということではありません。しかし、資格を取得しておくと、ガーデンデザイナーとして活動をした時に、スムーズにキャリアアップができる可能性があります。
一流のガーデンデザイナーになりたいと考えている方は、ガーデンデザイナーの資格を取得するように心がけましょう。
ガーデンデザイナーの参考情報
平均年収 | 300万円~500万円 |
---|---|
必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 自然・動物 |
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