ゲーム制作会社社員の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説
ゲーム制作会社社員は、新しいゲームの企画を考えることから、実際のゲーム制作、プロモーション、販売、運用など様々な分野の仕事があります。本記事では、ゲーム制作会社社員の具体的な仕事内容、仕事のやりがいなど、仕事についてご紹介します。
ゲーム制作会社社員の仕事とは?
ゲーム制作会社の主な仕事は新しいゲームの企画・製作・販売・宣伝・運用などです。
任天堂スイッチやプレイステーションなどのゲーム専用機で遊ぶコンシューマーゲームと言われるゲームに加えて、パソコンやスマホで遊ぶオンラインゲームで遊ぶ人口も増加の一途をたどっています。そのため、ゲーム制作会社社員の仕事は将来的にも需要の拡大が見込める仕事です。
ゲーム制作会社では、新しいゲームを企画する、制作する、プロモーションするといったそれぞれの分野で様々な仕事があります。
次章からは、企画、エンジニア、デザイン、その他という4つの分野でゲーム制作会社社員として働く場合どのような仕事を行うのかを紹介します。
ゲーム制作会社社員の具体的な仕事内容
企画系、エンジニア系、デザイン系の3つの分野ゲーム制作会社社員の仕事にはどんな仕事があるのか具体的に紹介します。
企画系の仕事内容
新しいゲームの企画を立ち上げ、その進捗状況を管理するのが企画系の仕事です。ゲームの企画に関する仕事の中にもいくつかの分野があります。
ゲームプロデューサー
映画やドラマの制作現場にプロデューサーがいるように、ゲーム制作の現場にもプロデューサーがいます。プロジェクト全体を管理するのが仕事です。具体的には予算の管理、リリースまでのスケジュール管理、プロモーションの企画などを行います。
ゲームディレクター
映画やドラマでいう監督の立場に当たります。制作現場で働くスタッフを束ねる働きをします。ゲーム企画の立案だけでなく、リリース予定日に間に合うようにスタッフの予定や仕事を調整したりします。
全体の流れを俯瞰で眺めて把握できる能力や、チームをまとめるためのコミュニケーション能力が求められる仕事です。
ゲームプランナー
プランナーという名前の通り新しいゲームの企画を考えるのが主な仕事です。とはいえ新しいゲーム案を考えるだけでなく、それを会社に実現させるためにプレゼンテーションを行い、それが認められたら、次にその新しいゲーム企画の内容を制作サイドに伝えるという仕事も行います。
これまでにない新しいゲームを世に送り出したいと考えている人にはまさにこの分野の仕事が向いています。
エンジニア系の仕事内容
ゲーム設計、開発、運用に関わる仕事をエンジニア系の仕事では行います。
ゲームプログラマー
新しいゲームの企画書に沿ってプログラムを構成し、グラフィック、サウンドなどの素材をまとめてゲームとして完成させるのがゲームプログラマーの仕事です。プログラミングに関する専門知識と技術が求められる仕事です。
インフラエンジニア
スマホゲームが普及し世界中の人がネットを介して同じゲームを同時に楽しめるようになっています。
世界中から集中する膨大なアクセスを処理し、ユーザーがストレスなく遊べる環境を提供するためにも、インフラ環境を整備、構築し、そのメンテナンスを行うことができるインフラエンジニアの仕事は需要の拡大が見込める仕事の分野となっています。この仕事もゲーム制作会社の仕事の大切な部分のひとつです。
デザイン系の仕事内容
ゲーム制作会社社員の仕事の中には、ゲームのキャラクターデザイン、背景やアイテムのデザインだけでなく、プロモーション活動に使うポスターや物販、グッズなどのデザインなども含まれてきます。
アートディレクター
ゲームプランナーやゲームディレクターの持っているイメージを具体的にビジュアルに移し替えるのが仕事です。そしてゲーム制作のビジュアル面でデザイナーやイラストレーターの仕事を管理します。
CGデザイナー
ゲーム内のキャラクター、建物などの背景、アイテムなどを2Dもしくは3Dグラフィックでデザインする仕事です。キャラクターなどに動きやエフェクトをつけることも行います。
WEBデザイナー
新しいゲームのプロモーションのための公式サイトなどを制作する仕事です。
グラフィックデザイナー
新しいゲームのプロモーションのためのポスター、販促グッズなどのデザインを行う仕事です。
その他の仕事内容
ゲーム制作会社社員としての仕事には、企画・エンジニア・デザイン以外の分野の仕事もたくさんあります。その中からいくつかを紹介します。
ゲームシナリオ
RPGや恋愛シミュレーションゲームなどのようにシナリオがゲームの面白さや人気を左右するものがあります。キャラクターに感情移入できるような設定、背景、シナリオを考えるのもゲームシナリオライターの仕事です。
サウンドクリエイター
印象的なゲームサウンドを作り出すのも大切な仕事です。音による演出はゲームの臨場感をさらに高める効果があります。
またテンションが上がるオープニングテーマや、クリア後の爽快感や達成感を感じられるエンディングテーマなどもゲームを構成する大切な要素です。こうした部分を制作するのも大切な仕事です。
デバッグ
新しく制作されたゲームを発売前にプレイし、不具合などがないかどうかチェックする仕事です。
ローカライザー
日本語のゲームを日本語から英語、あるいは英語のゲームを日本語に翻訳するなど、ゲームで使われる言語を販売する国の言語に置き換えるのが仕事です。対象となる言語能力の高さが求められると同時に、ゲームで日常的に遊んでいるなどゲームに関する知識や能力を求められる仕事です。
ゲーム制作会社社員の仕事のやりがい
ゲーム制作会社社員の仕事は、ゲームの企画、制作、販売に関係する様々な仕事がありました。次に、この仕事のやりがいはどこにあるのか紹介します。
自分のスキルを活かせる
ゲーム制作には様々なスキルが求められます。先ほど紹介したように、ゲームプログラミング、コンピュータグラフィック、サウンドクリエ―ター、ゲームシナリオライターなどです。
ゲーム制作会社社員として就職出来れば、自分がこれまで培ってきたこうしたスキルを活かして仕事をするこができ、それで収入を得ることができます。自分の磨いてきたスキルを仕事に活かせるというのがこの仕事のやりがいのひとつです。
新しいゲームを世に送り出せる
建築家や画家、音楽家が自分の作品を世に送り出すことに仕事のやりがいを感じるのと同じように、ゲーム制作会社社員はゲーム制作に関わることにより、自分もしくは自分のチームのゲームという作品を世に送り出すことができます。
さらに、ゲーム好きならこんなゲームがあれば楽しいのにと思い描いた夢を実現させることも可能です。
ユーザーに楽しんでもらえる
新しいゲームがユーザーに受け入れられ楽しんでもらえたならば、それが仕事のやりがいになります。ユーザーのリアクションを観察しそれを次の作品に反映させることができます。
チームとして働く喜び
ゲーム制作には様々なスタッフ、いろいろなチームが協力して作業を行い、ひとつのゲームを完成させます。大作ゲームならば数年間そのプロジェクトに携わる場合もあります。
ある一定の期間仲間と共に働き、納得のいくゲームを世に送り出すことができた、という達成感はこの仕事の醍醐味です。
ゲーム制作会社社員の仕事内容まとめ
新しいゲームの企画・制作・販売に関する様々な仕事を扱う
ゲーム制作会社社員の仕事は、新しいゲーム企画の立案、制作、制作スケジュールやスタッフの管理、プロモーション活動など新しいゲームがユーザーの手に届くまでの様々な仕事を扱います。
企画系・エンジニア系・デザイン系・その他の分野それぞれで求められる仕事の内容は異なりますが、根底にあるのはユーザーに楽しんでもらえる新しいゲームを作り出すという気持ちです。
コンシューマーゲームだけでなく、VRゲーム、オンラインゲームなどゲームの種類は増加する傾向にあり、それに合わせてゲーム業界も制作会社で働く人材の確保を必要としています。
将来的にも需要の見込めるゲーム制作会社社員として就職もしくは転職してみるのはいかがでしょうか?
ゲーム制作会社社員の参考情報
平均年収 | 400万円~600万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 企業 |
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