バスケットボール選手に必要な資格や試験は?トライアウトの概要などについて解説
バスケットボール選手に必要な資格試験にはどのようなものがあるのでしょうか? 今回の記事では、バスケットボール選手なるためにカギとなるトライアウト試験の内容を紹介します。さらに、バスケットボール選手になるためにおすすめの大学や専門学校もまとめています。
バスケットボール選手の資格とは?
バスケットボール選手に資格は不要
バスケットボール選手に特別な資格試験は必要ありません。バスケットボール選手になるためには、バスケットボールのチームと契約することが求められます。
そのためには、主要な大会に出場してよい成績を収めることが重要です。バスケットボールの大きな大会としては、全国高等学校バスケットボール選手権や全日本大学バスケットボール選手権大会などがあります。
プロチームによってはジュニアユースのプログラムがある
バスケットボール選手を目指す別の方法として、ジュニアユース代表に選ばれることがあげられます。バスケットボールでは、チームごとにユースチームに所属する選手を募集しています。
ユースでは、現役のプロコーチからの指導や海外への遠征プログラムなども用意されているため、プロのバスケットボール選手になるためのプログラムを受けることができます。ジュニアユースで活躍できれば、将来的にプロのバスケットボール選手になる可能性が高くなります。
また、日本のプロバスケットボールリーグ、ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(Bリーグ)では、22歳以下を対象に「B.DREAM」というプロジェクトを立ち上げています。
選手の発掘や育成、プロのバスケットボール選手になることのできる機会が与えられています。そのようなプロジェクトに積極的に参加するのも方法のひとつです。
オファーを受ける
プロのバスケットボール選手としてプレイするための資格を得る方法は、大きく分けて2つあります。
1つはプロチームからのオファーを受けることです。大きなバスケットボールの大会では、プロチームのスカウトが偵察のために来場しています。そうした大会で活躍できれば、プロチームからのオファーをもらうことができるでしょう。
トライアウトに参加する
もう一つの方法は、トライアウトに参加することです。Bリーグでは、バスケットボール選手を目指すためのトライアウトを毎年開催しています。そこでチームのスカウトにアピールできるようなプレーをできればオファーがくる可能性もあります。
バスケットボール選手の資格を得る「トライアウト」
トライアウトには書類選考もある
Bリーグのトライアウトでは、書類選考と体力測定、実戦形式のテストが行われます。そのため、トライアウトに参加するためには、まず書類選考に通過する必要があります。
バスケットボールでの過去の実績をアピールできるなら通過しやすくなるでしょう。
Bリーグ・トライアウトの試験概要
合格率 | 不明。トライアウト試験に参加するための書類選考もある |
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受験資格 | 満30歳以下の男子。20歳未満については保護者の同意が必要。 |
受験費用 | 15,000円 |
試験内容 |
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トライアウトでは基礎体力のテストが最初に行われる
トライアウトでは、最初にファンダメンタルテストが行われます。基礎体力や敏捷性、跳躍力のテストを行い、データを数値化していきます。その中で、身体能力の低い選手や技術が乏しい選手などは落とされます。
実戦形式のテストも行われる
ファンダメンタルテストに残った選手は、次に実戦形式のテストを行います。チームごとに分かれてテストが行われますが、最終的には20人にまで絞られます。そのため、トライアウトの試験で勝ち残るためには、ほかの選手にはない長所をアピールすることが大切です。
トライアウトに最後まで残れなくても、オファーが来ることはありますが、一般的には最後まで残れないとプロのバスケットボール選手になるのは難しいでしょう。
バスケットボール選手に役立つ可能性がある資格
NSCA認定資格
バスケットボール選手に特別な資格は必要ありませんが、スポーツ選手として活躍する上で、取得すると便利な資格はあります。その一つとして「NSCA認定資格」があります。
トレーニングに関する正しい知識を習得できる
NSCA認定資格とは、スポーツ選手のパフォーマンス向上を目的とした資格です。トレーニングに関する正しい知識、医学や運動生理学の専門知識、トレーニングの技術を身につけることができます。
またスポーツ選手にとって大切な、栄養や生活習慣、ドーピングについての知識も習得できます。質の高いプレーをするために役立つ資格です。
実用英語技能検定
海外でバスケットボール選手になるためには、バスケットボールの技術だけでなく、チームメイトとの意思の疎通ができることも重要です。そのため、英語を話すことができればチームメイトやコーチとのコミュニケーションを取ることができるでしょう。
1級は難易度がかなり高い
日本には英語の会話力をテストする資格があります。その中でも「実用英語技能検定」はおすすめです。
試験は1級から5級までありますが、1級は「どんな場面でも英語が使える人」のレベルで、難易度もかなり高めです。普段使うことのない単語が出題されることもあるため、計画的な勉強や外国人との実践的な会話が必要です。
バスケットボール選手の資格・試験まとめ
バスケットボール選手の資格を得るにはオファーを受けることが一般的
バスケットボール選手に特別な資格はありません。日本でプロのバスケットボール選手になるための資格を得るには、プロのチームからオファーを受けるかトライアウト試験に合格することが必要です。
トライアウト試験では、実践のテストだけでなく、書類選考や基礎体力のテストもあります。そのため、なるべく早いうちからバスケットボールの大会で結果を残すことが重要でしょう。
バスケットボール選手の参考情報
平均年収 | 300万円〜1億円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | スポーツ |
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