アロマセラピストの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説
アロマセラピストとして働く場合、どのくらいの年収を稼ぐことができるのでしょうか?基本的には勤務するサロンの規模や住んでいる地域によって異なりますが、収入は低めといえるでしょう。本記事では、アロマセラピストの初任給、平均的な給与、平均的な年収など、収入面についてご紹介します。
アロマセラピストの初任給
新人アロマセラピストの給料は平均15~20万円
勤務する地域によっても異なりますが、アロマセラピストとして働く場合、初任給は15〜20万円前後が相場です。
アロマオイルを使用して心と体の癒しを与えるアロマセラピストの仕事ですが、給料面に関しては比較的厳しいといえるでしょう。小規模のサロンで働く場合には初任給が15万円を下回ることもあります。そのため、給料以外でのやりがいを持つことも大切でしょう。
アロマセラピストの対価は低め
アロマセラピストの仕事は、常に手や指先を使って施術をしますし、一日中立ちっぱなしのときもあります。そのためかなりの体力を必要とします。体力的にハードな仕事と考えるとアロマセラピストの給料に対する対価は低めと考えておいたほうがよいでしょう。
経験者やアロマセラピスト関連の資格を持っていれば優遇されることも
アロマセラピストの中には、他の業種から転職した人もいます。エステティックサロンやアロマトリートメントサロン、マッサージ店での勤務経験がある人は、給料の面で優遇されることがあります。アロマセラピストの資格を持っている場合も新卒のアロマセラピストよりも給料が高めになります。
アロマセラピストの資格に加えて、アロマセラピーインストラクターやアロマテラピーアドバイザー、エステティシャンの資格を所有していれば、転職後の大幅な給料アップも期待できます。アロマセラピストへの転職を考える際には、なるべく多くの資格を有しておくとよいでしょう。
異業種からアロマセラピストへの転職する場合には十分な検討を
アロマセラピストの中には異業種から美容の世界へ飛び込んだ人もいます。スキルを身につければ給料のアップも可能ですが、初任給については、新卒のアロマセラピストと同じような給料になることもあります。アロマセラピストになってから2年ほどは前職よりも大幅に少ない給料で働くこともあるので注意しましょう。
アロマセラピストの平均給与
アロマセラピストの平均給与は15〜20万円
国や地方公共団体によるアロマセラピストの平均給与の統計はありません。各種求人情報を参考にすると、一般的にアロマセラピストの平均給与は18〜25万円がボリュームゾーンとなります。
ちなみにですが、厚生労働省による「平成29年賃金構造基本統計調査」のデータによると、大企業の平均給与は34.6万円、小企業の平均給与は26.9万円という結果が出ています。
アロマセラピストの給与は、他の職種と比較してもかなり低いことが分かります。ただし、アロマセラピストの仕事はお客様と接する機会も多く、体の心の不調が改善されれば感謝をされることもあります。給与面だけではなく、お客様の笑顔を増やすことに重きを置けば長く続けることができるでしょう。
参考リンク:インディード
他業種で活躍するアロマセラピストもいる
アロマセラピストの中には他業種で勤務している人もいます。エステティックサロンやアロマトリートメントメントサロンで勤務しているアロマセラピストの給料は20〜24万円、ホテルで勤務しているアロマセラピストの給料は約25万円です。アロマセラピストに関連した仕事の給料は全体的に低い傾向にあるので注意が必要です。
勤続年数によって給料が変わることも
アロマセラピストの給料は勤続年数によって異なることもあります。アロマセラピストとして長年勤務していれば、平均給料よりも大幅にアップすることもあります。そのため、アロマセラピストに必要な知識や技術を身につければ、安定した給料を稼ぐことも可能です。
ただし、アロマセラピストの仕事は体力的にかなりハードです。また、シフト制の勤務を採用しているところも多く、勤務時間も不規則になりがちです。そのため、一流のアロマセラピストになるという強い情熱を持ち続けることも重要です。
サロンで管理職として働くならば高収入も可能
アロマセラピストの中には、サロンのチーフや店長として働く人もいます。お客様を施述するだけでなく、他のアロマセラピストの勤務シフトを管理したり、新卒のアロマセラピストを指導するという仕事もします。
管理職の立場で大手のサロンへ働く場合には50万円の収入を得ることも可能です。ただしチーフや店長は、1つのサロンで1〜2人ほどしか働くことのできない狭き門です。そのため、アロマテラピーに関する深い知識や特別なスキルを持つことが重要でしょう。
アロマセラピストの平均年収
アロマセラピストの年収は250~350万円前後
アロマセラピストの年収に関する国や地方公共団体によるデータはありません。各種求人情報を参考にすると、一般的にアロマセラピストの年収は250~350万円がボリュームゾーンとなります。
厚生労働省による「平成29年賃金構造基本統計調査」のデータに基づいて算出した大企業の平均年収は415万円、小企業の平均年収は330万円です。そのためアロマセラピストの平均年収は、他の業種と比較した場合、やや低めといえるでしょう。
サロンで働く場合には勤務体系の確認を
アロマセラピストとしてサロンで働く場合には、勤務体系を必ず確認しましょう。社員として採用する場合には、残業手当や賞与などの福利厚生があるので、安定した収入を得ることが可能です。一方でサロンの中には業務委託として採用するところもありますが、その場合、福利厚生のサポートがないため注意が必要です。
仕事で使用するアロマオイルについても、業務委託の場合はすべて自分で用意しなければならないことも多く、毎月の経費もかなりかかります。指名などが増えれば高収入を得ることも可能ですが、お客様が訪れない場合には、無報酬になる可能性もあるため十分に検討しましょう。
独立して開業することも可能
アロマセラピストとしても経験を積んだなら、独立して開業することも可能です。自宅でサロンを構えたり、店舗を借りて個人で店を持ったりできるでしょう。サロンの経営者になれば、年収1,000万円を達成することも可能です。
ただし安定した経営を続けるためには、施術の技術だけでなく、経営のノウハウを身につけなければなりません。さらに、設備の費用や宣伝広告の費用もかかるため、顧客を獲得するまではある程度の出費を計算しておかなければなりません。
アルバイトやパートとして働く場合は、時給1,000〜1,500円程度
アルバイトやパートのアロマセラピストとして働く場合、一般的な相場は時給1,000〜1,500円です。ただし、勤務するサロンの規模や住んでいる地域によっても時給は異なります。
接客のスキルやアロマトリートメントなどの施述の技術があれば、アルバイトやパートで働くこともできます。子どもがいる主婦でも働くことができる魅力的な仕事です。
アロマセラピストの給与・年収まとめ
アロマセラピストの年収レベルは低め。お客様を笑顔にするという情熱がモチベーションにつながる
アロマセラピストの平均給与は、他の職種と比較すると低めです。そのため収入よりも人を助けるというやりがいを重視すれば、モチベーションを保つことができるでしょう。
アロマセラピストの中には独立して開業をした人もいます。安定した経営をするためには、ある程度の時間が必要ですが、成功すれば年収1,000万円も可能です。施術のスキルだけでなく経営のノウハウを身につけることができれば、高収入を得ることも可能な夢のある職業です。
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アロマセラピストの参考情報
平均年収 | 250万円~350万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 心理・福祉・リハビリ |
統計情報 出典元:
- 職種・性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
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