幼稚園教諭になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

幼稚園教諭になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

幼稚園教諭は、子どもたちの重要な時期に大きく関わるという意味で、社会的な役割がとても大きい仕事です。昨今の社会事情により、保育や幼児教育の仕事は、今後ますます重要になってきます。幼稚園教諭になるには、一体どんな資格や適性が必要なのでしょうか。今回は、幼稚園教諭に向いている人の性格や、必要なスキル、必須となる資格についてご紹介します。

幼稚園教諭になるには何が必要?

子どもが好きであること、これが第一

幼稚園教諭という職業は、様々な家庭から子どもたちを預かり、教育したり、遊ばせたり、食事を与えたり、第一に子どもと大きく関わる仕事です。なので、まず「子どもが好きであること」が大前提となります。しかし、その「子どもが好き」ということについて、どんな子どもが好きなのかを今一度よく考えることも重要です。

どんな子どもが好きなのか。ドラマなどで理想化された「可愛い子ども」だけが好きだったら、現実に直面するとショックを受けるかもしれません。世の中にいる子どもは、「子どもらしい子ども」だけではありません。様々な家庭環境に育った子どもが、幼稚園に集まってきます。

その中には、ひねくれていて可愛くなかったり、言葉遣いや行動が乱暴だったり、人と関わることが極度に苦手だったりと、集団生活に問題がある子どももいます。そうした子どもも含めて「どんな子どもでも好き」であると言えるほどの愛情がなければ、幼稚園教諭は難しいかもしれません。

何よりも必要なのは豊かな人間性

幼稚園に通う子どもたちにとって、幼稚園の先生は親代わりとなる存在であり、親や家族以外で毎日一緒にいる初めての大人ですから、子どもたちにとって何より重要な存在になります。なので、幼稚園教諭には豊かな人間性がある事が最も大事です。

子どもにとって魅力的に映る大人は、毎日元気に、闊達に行動している大人でしょう。子どもに対して、子どもと同じような心を持って、子どもの目線に立って接することができて、日々適切な行動を即座に取れることが、幼稚園教諭には何より求められます。

それは精神的に幼い子どものような大人ではなく、子どもに合わせて接し方を変える事ができる、しっかりと成熟した大人である事を意味します。ちゃんとした大人でありながら、子どもの心を忘れない人というのが一番幼稚園教諭に向いていると言えるでしょう。

幼稚園教諭に向いている人、適性がある人

子ども達と向き合い、共感できる人

幼稚園教諭は、健康で健全な精神を持った子ども達とも勿論ですが、精神的な問題があったり、乱暴な子ども、大人しい子ども、活発な子どもなど、様々な子ども達ときちんと向き合う覚悟が必要です。子どもが好き、というよりは、子どもに共感できる、ということの方が大事かもしれません。

自分の理想を押し付けるだけでは、子どもはしっかり育ちませんし、子どもにとってもよくありません。幼稚園教諭志望者や経験の浅い幼稚園教諭だとどうしても難しいかもしれませんが、日頃から様々な場所で子どもを見て、接する事で、なぜ子どもが怒るのか、泣くのか、ぐずるのか、何が不満で、何が嬉しくて、何が悲しいのか。日々しっかりと子どもが何を伝えたいのかを考えながら見守ることができる人が、幼稚園教諭として理想の姿といえます。

子ども達はちゃんと大人を見ています。しっかりと心を持って向き合ってくれる大人とそうでない大人の違いはすぐに本能的に察することができます。子ども達から見られている以上、しっかりと子どもを見つめることが何よりも重要です。子ども達からどう見られていて、どう接するべきなのかをちゃんと察してあげられる人が幼稚園教諭に向いています。

心身ともに健康であること

幼稚園に通う子どもたちは、とても元気です。様々な子どもがいますが、体力が有り余っていて、走り回ったり、遊んだりするのはほとんどの子どもに当てはまる特徴と言えるでしょう。

幼稚園教諭は毎日のようにそうした子ども達と一緒に遊んであげなければなりません。それには、相応の身体能力と、子ども達の不可思議な遊びに付き合ってあげる精神力、そして愛情が必要になります。特に身体的には年を経るごとにハードになって行きます。それでも大人の基準よりも子どもたちの基準に併せて体を動かせる人が幼稚園教諭には向いています。

また、子ども達の先頭に立って、物事を教えたり、様々な遊びに誘ったり、寝かしつけたり、食事を促したりなど、行動を先導していくための求心力も必要です。子ども達は日々様々なものに興味を示します。先生がつまらないと感じたら途端に他のものに目を向けて奔放に行動してしまいます。子どもにしっかりと注目を向けられるような溌剌さ、元気さも幼稚園教諭に必要なことです。

ピアノを弾くこと、絵を描くことなど特技がある人

幼稚園教諭には、様々な技能が求められます。特に、幼稚園ではドラマでもよくあるように、先生のピアノの伴奏に合わせてみんなで歌う、という授業がいまも一般的な光景としてよく見られます。採用試験の基準でも、ピアノが弾けることは重要視されますので、ピアノが弾けることは幼稚園教諭に大きく求められる技能です。

また、絵が描けること、工作ができることも大事な能力です。子どもに絵を描かせることは大事な情操教育になりますし、何より先生が絵を描けると、子ども達は喜びます。絵が描けると、オリジナルの絵本や、紙芝居を提供してあげることもできます。工作にも長けていると、お遊戯に使うちょっとした小道具を作ってあげることもできます。

そのほかにも、裁縫や折り紙、あやとりや砂遊びやボードゲーム、ギターの演奏、トランプを使ったマジックなど、手先を使った特技がある人なら、子どもに刺激を与え、喜ばせることができます。何より子どもにとってそうした体験はとても重要です。そうした技能を活かせる人は、幼稚園教諭に向いています。

幼稚園教諭になるための学校など

幼稚園教諭になるためには、大前提として「幼稚園教諭普通免許状」が必要です。免許状には大きくわけて3種類あり、二種、一種、専種の3つです。

「幼稚園教諭一種免許状」を得るための四年制大学

「一種」免許以上の場合、四年制大学に進学するのが最も確実です。幼稚園教諭になるために必要な免許状は、一般的に大学などの幼稚園教諭養成課程を持った学校へ進学し、所定の単位を取ることで免許が授与されますが、所定の単位を取ることで卒業とともに「一種」以上の幼稚園教諭免許状を得ることができるのは、四年制大学だけです。

四年制大学では、しっかりとした教育体制が整っており、総合的、かつ専門的な教育や教職に関わる科目を履修できるほか、教育実習の受け入れ先も豊富に用意されています。大学によっては附属幼稚園を持っているところもあり、附属ということで教育実習生の受け入れにも慣れていて、安心して実践的な実習を行うことが可能です。

専門性を高めたければ、大学院に進み所定の単位を取得し、修士号とともに「専種」の免許状を取得する道も用意されています。また国公立大学であれば授業料もかなり少なくて済むので、学力に自信があれば、国公立大学に進むのが理想です。

「幼稚園教諭二種免許状」を得るための短期大学、専門学校など

「二種」免許の場合、得られる方法は様々にありますが、基本的には短期大学か、あるいは専門学校に通って所定の単位を取り、卒業と同時に免許を取得する場合が最も一般的であり、一番簡単です。

短期大学や専門学校では、修学年限が少ないため二種しか取ることができませんが、保育に関してより専門的なコースが置かれることが多いことや、大卒よりも早く社会で経験が積めることなどが有利な点としてあげられます。

専門学校では、保育実習室などの特殊な施設を設けることで子ども達と接することができるといった工夫が多く見られますし、楽器やイラストなどは他学科に専門コースがあったりして、相応の設備も整っていることも少なくないので、学問よりも実践を通して学びたい人には専門学校もお勧めできます。

また、大学を既に出た人なら、学士号を基礎資格として、他大学での通信教育部などで、所定の単位を取ることで二種免許を取得する道もあります。

幼稚園教諭になるには?まとめ

幼保連携社会に向けて、保育士資格も視野にキャリアアップを

これからの時代、保育への需要はますます高まることは必然となっています。幼稚園と保育園のいいところを取ったような「幼保連携型認定こども園」といった新たな制度も始まりました。

これからの幼稚園教諭には、保育への対応も求められてくるでしょう。幼稚園教諭の免許だけでなく、保育士の免許を取ることで、幼保連携社会への対応力を身につけましょう。

幼稚園教諭の参考情報

平均年収300万円~350万円
必要資格
  • 幼稚園教諭普通免許状
資格区分 免許
職種教育・保育

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