セラピストになるために必要なことは?癒しの気持ちだけでなく体力も必要
サロンなどで心身を癒してくれるセラピストという職業。セラピストにはどんな人が向いているのか、どうしたらなれるのかまとめました。セラピストは人を癒してあげる気持ちを持つことはもちろん、意外に体力も使います。またこの記事では、セラピストになるために行った方が良い学校などについても紹介しています。セラピストになりたいと考えている人は必見です。
セラピストになるには何が必要?
セラピストに必要なことは、相手に対する気持ちと、信頼されるための技術が必要です。また気持ちや技術だけでなく、意外と体力も必要な仕事でもあります。セラピストに必要な事柄についてまとめました。
人の心を癒す気持ちが必要
セラピストを必要としている人は、癒しを求めています。その気持ちに応えられるのが、良いセラピストであると言えるでしょう。癒しを求めている人に対して、一番大事なことは、相手を苦痛やストレスから、解放したいと思うことです。どんな優れた技術を持っているセラピストであっても、気持ちがなければ、何もはじまらないのです。
技術も必要です
お客さんに対する、思いやりの気持ちはなければなりませんが、気持ちだけではいけません。セラピストには、相手の心身を癒す必要があります。ストレスから不調となっている部分を改善する必要があり、しっかりとした技術がなければ、相手の信頼をつかむことは出来ません。
しっかりと信頼を得ることが出来なければ、相手は無意識に構えてしまい、力が入って疲れてしまいます。相手に疲れを与えるようなセラピストにならないためにも、しっかりとした技術を身につけましょう。
意外と体力勝負
セラピストは比較的、女性が多い職業です。男性もいないわけではありませんが、体に触れることが多くなるボディセラピーは同性に施術してもらいたい人も多く、女性が多くなる傾向があります。
女性が多いので、あまり体力は使わないと思っている人も多いかも知れません。しかし実際には整体やオイルマッサージなどは力を入れて行う必要があり、かなり体力勝負の仕事なのです。
施術以外でも体力が必要
セラピストの仕事は、歩合制のところが少なくありません。歩合制の場合はとにかく、お客さんに施術を行わなければ、収入にならないのです。
完全歩合制のサロンなどで勤務する人は、週6日働いたり毎日残業するなどして、収入を増やす努力をしなければなりません。休みなく働かなければならない場合もあり、かなり体力を使うことになるのです。
セラピストに向いている人、適性がある人
セラピストとは、お客さんに癒しを与える仕事ですが、実際にはどんな人が向いているのでしょうか。穏やかな性格や、相手を思いやる気持ちはもちろんですが、切り替えの早さや、勉強熱心な人には、セラピストの適性があると言えます。
人と関わるのが好きなら、セラピストに向いている
セラピストにはいろいろありますが、相手の体に触れる機会が多い職業です。まず、人と関わることが嫌いで、1人が好きという人は、セラピストには向きません。しかし、人が嫌いなわけではないけれど、人と関わることが苦手だと感じている人は、セラピスト向きです。
人と関わることが苦手な人の中には、相手がどんなことを考えているのかが気になる、こんなことをしたら嫌われると考え、人と関わることが苦手になってしまったという方もいるでしょう。相手の感情を考えてしまうがゆえ、関わることが苦手になってしまったのです。
そんな人は、人が嫌いなわけではありません。上手く関わろうとしすぎているだけなのです。セラピストは、相手の気持ちをくみ取って、行動しなければならない仕事と言えます。相手の気持ちを考えられる人は、セラピストとして働くうえでは向いているのです。
聞き上手になろう
世の中には大きく分けて、聞き上手・話し上手の2タイプの人がいます。積極的に話す人と、聞き役のどちらがセラピストに向いているかというと、聞き役の人が断然セラピスト向きです。
悩みやストレスの解消法として、人と話すことは有効と言えます。心の中の抱えているものを、吐き出し、親身になって聞いてもらうことで、心の整理が出来るのです。話をすることは、直接的な問題解決にはなりませんが、かなりのストレス解消になります。
聞き役ではあるけれど、相手の悩みの答えを出そうとしてしまう人もいるのではないでしょうか。そのような人は聞き上手とは言えません。悩みを話す人のほとんどは、話をしたいだけの人も数多くいます。そういった方は決して答えを出して欲しいわけではありません。
ただしっかりと、相手の話を聞けることが、セラピストにとって大事なことなのです。
メンタルが強くなければ続かない
セラピストの給料は、お客さんからの指名による歩合制が多いです。あまり指名がもらえないと落ち込むこともあるでしょう。しかし、指名をもらえるようになるためにはどうすればいいのかと、すぐに気持ちを切り替えられるメンタルの強さが、セラピストには必要です。
また日本では、各種のセラピーは認知度も低く、民間療法的な扱いをされることもあります。セラピストとして技術を磨いたうえで独立・開業した場合は特に、各種セラピーを知ってもらうための活動や、店の宣伝を行う必要が出てくるでしょう。
一生懸命活動しても、お客さんは増えないかも知れません。それでもへこたれず、活動し続ける必要があります。活動を続けるには、自分の施術や提供するセラピーに対する、絶対的な自信を持っていることが必要です。
気持ちの切り替えが出来る人が向いている
気持ちの切り替えは、お客さんとの関係にも重要です。お客さんの中には、個人的な悩みを抱えてセラピストの元を訪れる人も少なくありません。そのようなお客さんに、感情移入しすぎないように注意しましょう。
人のためになりたい、癒したいと考える人は、優しいので相手に感情移入してしまう人が多く、まるで自分のことのように、心を痛めてしまうのです。心を痛めるまでは良いですが、一緒に落ち込んでしまっては、セラピストを長く続けることは出来ません。
どのような話であっても、親身に聞く必要はありますが、その場だけで、引きずらないことが大事です。親身に話を聞くことが出来るが、常に安定した心で話を聞く必要があります。どんな時も、気持ちの切り替えが上手く出来る人は、セラピスト向きの人です。
セラピストになるための学校・教室
セラピストになるためには、専門学校で技術を学んで働く方法と、就職してから就職先の講座やスクールで技術を学ぶ方法があります。
専門学校で技術を学ぶ
自分がセラピストになりたいセラピーが決まっている人は、専門学校で学ぶことで、より専門性の高い技術を学ぶことが出来ます。
自宅で学ぶことも可能
セラピストになるための課程がある専門学校には、通信教育を行っているところがあり、通学しなくても技術や知識を学ぶことが出来ます。仕事や子育てで、日中の時間が取りにくい人にとっては、空いた時間に学習が出来るので便利です。
企業に入職後、企業のスクールで学ぶ
セラピストが就労先としている、サロンや企業の中には自社のスクールを持っていたり新人対象の研修を行っている場合があります。自社のスクールで行う研修なので、かなり狭い範囲での知識や技術とはなりますが、基礎的なことは学ぶことが出来るでしょう。
お金に余裕のない人におすすめ
学校に通うにも、講座を受けるにもお金がかかります。とにかくお金をかけないで、技術の習得がしたい人にはおすすめです。企業に入職して、研修やスクールに通っているので、通学中や研修中は業務ということになります。業務なのでもちろん、スクール通学中や研修中も、勤務先から給料が支払われます。
セラピストとして働きたいが、時間もお金も余裕がないという人は、研修があるところや、資格取得サポートのある企業を選んでみても良いでしょう。
セラピストになるには?まとめ
セラピストに必要なのは探究心
セラピストは、人の気持ちを考えられる、信頼される技術が必要と書いてきましたが、結局一番大事なのは、探究心です。相手が何を思っているのか、何を考えているのか、もっと良い施術の方法はないかと思うことは誰でも出来ます。
しかしセラピストは思うだけではだめなのです。物事の本質を探って、見極め、相手に対して癒しを提供していかなければなりません。相手のことを最大限思いやることで、セラピストとしての仕事をより自分に向いたものにしていくことも可能になるでしょう。
セラピストの参考情報
平均年収 | 200万円~300万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 心理・福祉・リハビリ |
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