ソーシャルワーカーの資格試験とは?社会福祉士資格試験の概要と関連資格について

ソーシャルワーカーの資格試験とは?社会福祉士資格試験の概要と関連資格について

福祉施設や医療機関で活躍しているソーシャルワーカー。人の相談に乗り、アドバイスを行うことで世の中の役に立つ素晴らしい仕事です。そんなソーシャルワーカーに関連した資格の難易度はどれくらいのものなのでしょうか。今回はソーシャルワーカーの資格についてご紹介します。

ソーシャルワーカーの資格とは?

国家資格である「社会福祉士」

ソーシャルワーカーとして働くには社会福祉士の資格を取得することが一般的です。

社会福祉士は国家資格であり、数ある福祉系の資格の中でももっともメジャーな資格と言えるでしょう。取得しておくことで福祉の現場で働く際には強いアピールになるためチャレンジする人も多いです。

福祉のスペシャリスト

福祉に関する知識を持つソーシャルワーカーですが、その定義はあいまいな部分でもあります。困っている人の相談に乗り、より最適な生活が送れるようにアドバイスする立場でもあるため、福祉に関する幅広い知識や実務経験がないとできない難しい仕事です。

働く場所によってはさらに試験に合格する必要あり

ソーシャルワーカーは様々な現場で必要とされています。主に福祉施設や病院、学校などです。勤務する場所によってはさらに公務員試験や採用試験にも合格しないと就職できない場合があり、ソーシャルワーカーとして働くまでの道のりは簡単なものではありません。

福利厚生の充実など働きやすさは気になる部分ですが、好条件の職場にこだわればそれだけ倍率も上がり、就職する難易度も上がることでしょう。

ソーシャルワーカーの資格の難易度・合格率

社会福祉士の難易度は高め

ソーシャルワーカーとして働くときに社会福祉士の資格を持っていることは就職や転職の際にアピールとなるため目指す人は多いですが、取得はそう簡単ではありません。第30回(2018年2月)の試験では受験者数が43,937人であったのに対し合格者は13,288人となっています。

第30回試験の合格率は30.2%で、半分にも満たない点から見ても難しいといえる資格です。しかし学校や養成機関で真面目に学習することで取得できる可能性が広がります。

社会福祉士 試験

合格率 30.2%(第30回試験)
受験資格 ・4年制の福祉系大学で学び、大学が指定する科目を履修して卒業したもの
・2~3年制の福祉系専門学校で学び、学校指定の科目を履修して卒業したのちに1~2年の相談援助実務経験をしたもの
・相談援助実務経験を積むなどといった社会人経験を得て、1~2年間社会福祉士養成課程で学んだもの
受験費用 15,440円
※社会福祉士と精神保健福祉士の同時受験をする場合は28,140円
※社会福祉士の共通科目免除により受験する場合は13,020円
試験内容 人体の構造と機能及び疾病・心理学理論と心理的支援・社会理論と社会システム・現代社会と福祉・地域福祉の理論と方法・福祉行財政と福祉計画・社会保障・障害者に対する支援と障害者自立支援制度・低所得者に対する支援と生活保護制度・保険医療サービス・権利擁護と成年後見制度・社会調査の基礎・相談援助の基盤と専門職・相談援助の理論と方法・福祉サービスの組織と経営・高齢者に対する支援と介護保険制度・児童や家庭に対する支援と児童、家庭福祉制度・就労支援サービス、更生保護制度(第31回試験)

出題範囲は幅広い

社会福祉士の試験内容は国家資格なだけあり出題範囲が幅広いもの特徴です。合格基準は問題の難易度により毎回変わります。第30回の試験は150満点中99点以上、さらに19群ある試験範囲の全てで最低1問は正解すること、といった基準が設けられました。

過去の合格率をみても第29回試験で25.8%、28回試験で26.2%、27回試験で27%といずれも20%代です。資格取得までには十分な対策をしてのぞむ必要があるでしょう。

その他のソーシャルワーカー関連資格

精神保健福祉士

精神病院など精神系の施設で働くソーシャルワーカーは「精神保健福祉士」という資格を持っていることが多いです。この資格も国家資格となりますが、社会福祉士と比較すると合格率は高く、難易度もそう高くないようです。社会福祉士との同時受験も可能です。

ケアマネジャー

介護支援専門員とも呼ばれ、福祉サービスの給付計画やサービス自体の計画を作る立場の有資格者を指します。

福祉サービスを利用する人やその家族からの相談に乗り、最適なサービスを提供するために計画を立てる、コーディネーター的な役割を担っています。ケアマネジャーは公的資格となります。

介護福祉士

福祉施設などで介護を行うスペシャリストです。お年寄りや障害のある方の知識を持っておくことはもちろん、介護をするため体力も必要です。ソーシャルワーカーとして仕事をする立場であっても、場合によっては介護福祉士のような介護業務も行うこともあります。

ソーシャルワーカーの資格が取れる学校

4年制大学に通って取得する

ソーシャルワーカーとして働くには、社会福祉士の資格取得にはげむことがもっともメジャーな方法です。社会福祉士の資格取得には4年制大学に通う方法があります。

大学が定める指定科目を履修し、卒業することで国家資格の受験ができる資格が与えられます。また実習などのカリキュラムも豊富に用意されており、ソーシャルワーカーの知識を深めておく。

カリキュラムが整っておりメリット多数

大学は専門学校にくらべ卒業まで4年間と長く感じますが、その4年間の中で充実したカリキュラムやインターンなどが組まれており、卒業するまでにじっくりと勉強し知識を養うことが可能です。

ソーシャルワーカーになるための最適な学部は人間福祉学部や健康福祉学部、医療福祉学部というような「福祉」と付くものが良いでしょう。福祉系大学ではない文系大学でも新たに福祉系の学部を取り入れる大学が全国的にも広がってきています。

福祉系や医療系の専門学校

福祉系や医療系の専門学校でも社会福祉士の資格取得の対策ができます。専門学校の場合は2~3年で卒業となり、大学と同様に指定の科目を履修し卒業しなければなりません。

2年間の実務も必要

大学との違いは卒業後、1~2年の相談援助実務経験を積まなければいけません。その後に国家資格の受験が認められます。

学校に通わずに取得する方法もあり

大学や専門学校に通わずに資格を取得する方法もあります。相談援助実務経験を積むなどして、その後に1~2年間の社会福祉士養成課程で学び、受験資格を得る方法です。

早くから経験が積める

大学や専門学校に通う方がスムーズだと思いますが、早くから現場に出て経験を積めるという点では勉強になることも多いでしょう。養成機関で学ぶ必要はありますが、大学や専門学校の学費がかからないというメリットもあります。

ソーシャルワーカーの資格まとめ

社会福祉士の資格取得には学校に通うことがおすすめ

福祉系の資格の中でも特にメジャーとなっている社会福祉士。ソーシャルワーカーとして働くならぜひ取っておきたい資格の一つです。

国家資格である社会福祉士の資格は受験者数が多いものの、合格率は低めで難しいと言えるでしょう。取得を目指す場合は大学や専門学校に通い、十分な知識を養ってから受験することが望ましいでしょう。

合格率は低めではあるものの、しっかりと腰を据えて勉強することができれば決して取得することが不可能な資格ではありません。また受験資格を得るためにはさまざまな道があるので、医療や福祉を中心にいろいろな分野から挑戦することが可能なことも魅力の資格となっています。

ソーシャルワーカーは高齢社会にともない今後さらに必要とされる場所が増えると予想されます。福祉の現場で活躍したいと考えている方は資格取得にチャレンジされることをおすすめします。

ソーシャルワーカーの参考情報

平均年収270万円~350万円
必要資格
  • 社会福祉士
資格区分 国家資格
職種心理・福祉・リハビリ

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