アロマセラピストになるには?必要スキルや向いている人の特徴などを具体的に解説
アロマオイルなどを使用してお客様をリラックスさせるアロマセラピストという職業。そんなアロマセラピストになるには、コミュニケーション能力や思いやりが必要です。また繊細さや責任感も仕事を続けるための重要なスキルのひとつです。本記事では、アロマセラピストになるために求められること、向いている人の特徴などについてご紹介します。
アロマセラピストになるには何が必要?
アロマセラピストになるにはリラックスさせる技術と接客スキルが必要
アロマセラピストになるための大切な要素として、リラックスさせる技術と接客スキルがあります。セラピストの仕事は、お客様をリラックスさせることが重要です。
そのためには、相手の気持ちを理解できるようでなければなりません。オイルトリートメントの技術を身につけることも大切ですが、まずは、アロマセラピーによって健康になってもらいたいという思いやりが重要です。
アロマセラピストは、オイルをお客様の肌に塗布します。塗布をする場所によっては裸になるという環境下におくこともあります。そのため、トリートメントをしながらお客様の気持ちや感情を汲み取ることが必要です。
コミュニケーション能力もアロマセラピストに必要なスキル
アロマセラピストに必要なもうひとつのスキルとして、コミュニケーション能力があります。セラピーを行うときには必ずカウンセリングをします。
カウンセリングでは、お客様が何を求めているのか、どんなトリートメントが適切か、どんなオイルがよいのかなどを決めていきます。カウンセリングで相手の必要としていることを知るためには、コミュニケーション能力が重要なカギを握るでしょう。
初めて来店するお客様の中には、どのようなトリートメントが必要なのか、うまく説明できない人もいます。そのようなお客様相手でも、コミュニケーション能力があれば、うまく相手の気持ちを引き出すことができるでしょう。
向上心のある人はアロマセラピストに向いている
セラピストの技術は日進月歩です。新しい知識や技術によって、今まで最新だったトリートメントが、数年後には古いものとしてみなされることもあります。そのため、アロマセラピストになるには、最新の情報に敏感でなければなりません。
最新の技術を身につけるためには、セラピストに関するセミナーに通ったり、トリートメントについての講習会に参加したりする必要があります。持っている技術や知識だけで満足するのではなく、常にスキルアップを目指す向上心が必要です。
民間の資格を取得することもアロマセラピストになるためには重要
アロマセラピストになるために必要な資格は、特にありません。無資格でもアロマセラピーの仕事に従事できます。しかし、お客様の信頼を得るためには、アロマセラピストに関する民間の資格を取得することが重要です。
アロマセラピストに関する資格試験を主催している主な団体として、日本アロマ環境協会(AEAJ)、日本アロマコーディネーター協会(JAA)、国際アロマセラピスト連盟(IFA)などがあります。資格によって証明できる内容が異なるため、自分の目標に合った検定試験を受けるようにしましょう。
アロマセラピストに向いている人、適性がある人
アロマセラピーが好きな人はアロマセラピストに向いている
アロマセラピストは、オイルとトリートメントによってお客様にリラックスしてもらうという、やりがいのある仕事ですが、給与面についてはやや低めの傾向にあります。そのため、アロマセラピストはアロマセラピーが好きであることが必要です。
お客様に合ったオイルを選ぶことや新しいトリートメントを試すことなどの作業を楽しいと感じることができれば、アロマセラピストの仕事を続けることができるでしょう。
自然療法に興味がある人
アロマセラピーの店に訪れる理由は人それぞれです。ストレスがたまっている、心が疲れている、首や肩がつらい、むくみがつらいなどの症状を抱えている人もいます。
アロマセラピーはオイルといった自然のものを使用してリラックスしてもらい、心身ともに健康な状態へと導くことを目的としています。特別な薬などを使わないため、安全で無害というイメージを持つ人もいます。
アロマセラピストは、お客様にいつでも最新のトリートメントを紹介できるように、自然療法に興味がある人のほうが向いているといえるでしょう。
繊細さを持ち合わせる人
アロマセラピーのトリートメントを必要とするお客様の中には、疲れや緊張を取り除きたい、重い気分をどうにかしたいといった原因がはっきりしない人もいます。
そうした場合には、お客様の体調に合わせながら適切なトリートメントを行う必要があります。そのため、繊細さがなければアロマセラピストとしての役割を果たすことは難しいでしょう。
責任感のある人
責任感を持っている人は、アロマセラピストに向いています。施術をするときには、お客様はアロマセラピストを信頼して体を任せます。
そのため、アロマセラピストは信頼に応えるために、お客様を丁寧かつ慎重に扱わなければなりません。効果を感じてもらえるように努力することが、アロマセラピストにとって重要です。
手先が器用な人
アロマセラピストは知識だけでなく、技術も必要となる仕事です。手を上手に使いながら、リラックスしてもらうための施術をします。そのため、手先が器用であるならアロマセラピストに向いているといえるでしょう。
また、アロマセラピストは、普段からお客様に直接触れる手のケアを心がけることも大切です。家事や育児をしたり、料理や掃除をしたりするときも、手が傷つかないよう気をつけなければなりません。スポーツなどをするときでも、手のマメなどに注意しなければなりません。
アロマセラピストになるための学校・教室
アロマセラピストになるために学校や教室に通う人もいる
アロマセラピストの中には、アロマセラピーに関する学校や教室などに通った人もいます。
学校や教室では、アロマセラピストになるために必要な技術や知識を習得できるのでおすすめです。またアロマセラピストを目指す仲間と一緒に学ぶことで、励ましあったり切磋琢磨したりできます。
アロマセラピーを学ぶための専門学校や大学もある
専門学校や大学の中には、アロマセラピーについての知識やスキルを習得できるところもあります。
エステティック科やトータルビューティー科を設置している専門学校では、アロマセラピーをはじめ、美容や健康についての基礎的な知識や技術を身につけることができます。現役のアロマセラピストによる特別講義なども用意しているので、高いレベルのスキルを習得したい人にはおすすめです。
大学に関しても、健康科学科や生命科学科などを設置しているところでは、アロマセラピストになるために重要な、免疫機能や健康の効果的な増進についての知識を学ぶことができます。健康に関するより深い知識を習得したい人にはおすすめです。
アロマセラピストのための学校や教室の選びかた
学校や教室に通う場合に気をつけておきたいこととして、学校や教室選びがあります。自分に合った学校や教室を選んで後悔することがないように、以下のポイントをおさえておきましょう。
何を目的とするかをはっきりさせる
アロマセロピストになるための学校や教室を選ぶときには、どんな目的で通うのかをはっきりさせましょう。
取得したい資格や身につけたい技術によって選ぶ学校や教室は変わってきます。また、サロンなどへの就職を目指すのか、独立して開業するのかによっても通うべき学校は異なります。学校や教室を選ぶ前に必ず目的を決めておきましょう。
生活システムに合った学校や教室選びをする
アロマセラピストを目指す人の中には、すでに社会人として働いている人もいます。仕事を辞めて学校に通うことも可能ですが、リスクを避けたい場合には仕事を続けながら学校に通うのがよいでしょう。
アロマセラピストの学校や教室の中には、夜間のクラスや週末だけのクラスなどを設置しているところもあります。さらに、予約制の学校や教室を選ぶなら、自分のスケジュールに合わせて通うこともできます。いくつかの学校や教室を比較して、通いやすいところを選ぶようにしましょう。
アロマセラピストになるには?まとめ
アロマセラピストになるには思いやりやコミュニケーション能力が必要
アロマセラピストは、お客様をリラックスさせるのが目的の職業です。お客様の信頼を得るためには、思いやりやコミュニケーション能力が必要でしょう。加えて、向上心を持ち合わせているなら、長く仕事を続けていくことができます。
アロマセラピストになるための学校や教室はたくさんありますが、授業内容やスケジュールは異なります。自分の目的や予定に合った学校や教室を選べば、無理なく通うことができるでしょう。
アロマセラピストの参考情報
平均年収 | 250万円~350万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 心理・福祉・リハビリ |
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