漁師になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

漁師になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

漁師になるためには水産企業や個人で漁業を営む漁師の元で就職、弟子入りをする必要があります。一般的な会社員と異なる時間帯や職場環境で働くため、精神力や忍耐力が試される職業といえます。また、漁業は危険も伴うため家族の同意や職場でのコミュニケーションも重要です。

漁師になるには何が必要?

漁師と一言で言ってもいくつか種類があります。例えば、日帰りで帰れる近距離で漁を行う小規模漁業や沿岸漁業、200海里水域内を数日かけて漁を行う沖合漁業、1か月から数年かけて遠方で漁を行う遠洋漁業です。そのほか、基本的に陸の上で養殖を行っている漁師もいます。

また、就職先もさまざまで個人の船に乗せてもらい、漁師として経験を積む場合は弟子入りという形になることが多いです。水産系企業に就職し漁業を行うこともあります。漁師になるためには学歴や職歴は関係ありません。また、定年もないため70代80代で活躍している漁師もいます。高齢化の問題もあり、体力のいる仕事ですので若い人は喜ばれる傾向があるようです。

地域によっては高齢化や人手不足の解消を目指して、数日間の体験プログラムを用意してくれていたり、必要な資格取得に補助金を出してくれたりすることもあります。都会から田舎へUターン、Iターンする人に自治体から補助金が出ることもあります。漁師に就職、転職を目指している人には追い風となるでしょう。

やはり船は操縦できた方がいい?早めの取得で役に立つ小型船舶操縦士免許

一級小型船舶操縦士は20トン未満の船を操縦できる船の免許です。漁師に弟子入りするのであれば運転する機会も多いでしょうから、必ず取得する必要があります。

水産企業に就職した場合、就業先によってはあまり運転する機会はないかもしれません。しかし、小型船舶操縦士免許は海域内のルールや海の気象の知識など、船で仕事をするうえで必要な座学も含めて学ぶことができます。また、履歴書に書けるのでアピールにもなります。

健康なのは漁師の必須条件!力仕事と過酷な環境に耐えられる体力が必要

漁師になるための基礎は何と言っても体力と言えるでしょう。体調を崩しやすい人や病弱な人は向きません。自然を相手にする職業ですから、出せる時に船を出して漁をしなければ収入はありませんし、中長期的な漁に出る場合はすぐに医者にかかるのも難しいです。

夏は暑く、冬は寒い中での仕事ですから、体力に相当自信がある人でないと難しいでしょう。また、繁忙期には朝早くから夜遅くまで、漁に出る以外にも陸の上で準備をしたり出荷作業を行ったりとかなり忙しくなります。

船酔いについてはさまざまな意見があるようですが、数か月船に乗って船酔いしなくなるようであれば、問題ないようです。乗り物酔いがひどいため船に乗る仕事をあきらめている人も漁師になれる可能性はあります。

漁師の仕事は危険と隣り合わせ、働き方も変動的なので家族の同意を得る必要がある

漁師の仕事は船に乗り、予測ができない海の上で仕事をします。時には危険を伴い、仕事中に命を落とす事態も想定しなければなりません。遠洋漁業の場合、数か月から数年帰れないこともあります。いくら仕事とはいえ、危険な仕事に従事することは家族に理解してもらわなければなりません。

また、労働時間も一般的な会社員と比べてかなり変則的になります。漁によっても変わりますが夜中の1時~明け方にかけて出発し、夕方前には仕事が終わります。天候によっては漁に出られない日が続くこともあります。サラリーマンを辞めて漁師になる場合は引っ越しを伴うケースも多いです。家族の同意・協力なしで漁師になるのは難しいでしょう。

長時間船で過ごせるだけの精神力と、自然を相手に仕事をする我慢強さは必要

船の上に長期間乗ることは行動を制限されるので思ったよりストレスのかかることです。また、狭い船内で他人と長時間過ごすわけですから、我慢強さも要求されます。また、自然相手の職業ですから人間が思ったようにいかないことも多いです。

天候が悪ければ漁に出ることは難しく、その間の収入もゼロになってしまいます。また、年や季節によっては不漁が続くこともあり、その間は船を出しても思ったように魚が取れず、ガソリン代などの経費を差し引くとマイナスになってしまうことも珍しくありません。

これらの状況を乗り切る我慢強さと、時には古い方法を捨てて新しいことに着手するだけの精神力が必要と言えるでしょう。

漁師に向いているのはどんな人?体力とメンタルが必要

中長期の漁業は基本的に男性のみ、女性漁師の仕事は男性と同じではない可能性も

男女平等が叫ばれる昨今ですが、漁師の仕事は男性社会と言わざるを得ません。特に中長期の漁を行うのは専門の水産企業が多く、雇われている漁師も基本的に男性です。個人で家族経営をしている漁師であれば奥さんや女性の家族が船に乗って手伝うこともあります。

漁師の仕事は海に出るだけでなく、陸に上がった後も魚の仕分けや出荷作業、網の補修などしなければならないことは多いので、夫婦や男女でうまく役割分担されていることもあります。

女性向きの船で海に出る求人はないかも。夫婦や女性が活躍する漁は昔から存在する

漁師は男社会なので船に乗り海に出る漁師を目指す女性は男性よりハードルが高くなるかもしれません。しかし海に出る漁の仕事は陸での仕事に支えられると言っても過言ではありません。

女性が応募可能な漁師の求人がなかったとしても、漁業にかかわる仕事に就くことは可能と言えるでしょう。海に出る以外にも養殖業や出荷にかかわる作業も漁業を支える大切な仕事です。

一方で昔から女性が漁で活躍している地域もあります。海士(あま)は、海に潜り貝や海藻を取る仕事です。男性の場合は海人、女性の場合は海女と書き分けがされ、どちらも「あま」と呼びます。地域によっては海女数人が船に乗り漁に出て、女性が潜水をし、男性がそのサポートをする形で漁を行うこともあります。

上下関係を大切にし、コミュニケーション能力がある人は漁師に向いている

個人に弟子入りして漁師になる場合、師弟関係になります。水産企業に就職して漁師になったとしても、知識や技術、経験がものをいう船の上では職人気質な人も多いです。また、学歴や年齢は関係なく漁師になることができるわけですから、大学を出てから漁師を目指す場合や、転職して漁師になる場合は年下の先輩ができる可能性も大いにあります。

海の上で上司の指示に逆らうと、仕事に支障が出るどころか命にかかわることもあります。そのため漁師の上下関係は厳しく、その中でも経験を積んでいけるだけのコミュニケーションを必要とされるのです。

数か月から数年漁に出る遠洋漁業では、長期間同じ船に乗らなければなりません。狭い空間の中でうまくやっていけない人は、少なくとも中長期間漁に出る漁師には向いていないでしょう。また、沖合漁業や遠洋漁業には外国人が雇われて乗っているケースも多いようです。自分と違う文化や習慣を持った人たちとともに働く寛容さが要求されることもあります。

古いものを尊重しながら、新しい手法を取り入れてビジネスを拡大できる人

漁師という職業に対して昔気質な印象を持つ人も多いかもしれません。しかし、時代が進むにつれて新しくなっていくものもあります。例えば養殖は研究が進むことで今まで不可能だった魚の養殖が可能になったりしています。ウナギは数年前まで生態の解明が進まず、養殖は不可能でしたが、最近では研究が進み実用化の兆しが見えてきました。

水産大学と協力して地域の特色を生かしたブランド養殖魚を開発し、商品価値を上げることに成功している地域もあります。一般的な会社員にも言えることですが、新しいことに挑戦し、今までと違う発想で物事に取り組むことで、成功している漁業関係者もいます。

一方で昔から漁師一本で仕事をしている人の中には、変化を嫌う人もいます。漁業を支えてきた先輩たちとうまく折り合いを付けながら、新しい発想ややり方を取り入れていける人は、将来的に新しいビジネスを生み出せるかもしれません。

漁師に必要な資格や技術、知識が身につく学校は?

漁師になるために資格や学歴は関係ありません。水産企業などに就職して漁に出る、個人で漁師をしている人に弟子入りする、もしくは家業を継ぐなどして漁師になれます。しかし、海洋生物に関する知識や養殖の勉強をしておくことで、漁師としての選択肢は広くなります。

小型船舶操縦免許取得サポートもある大阪ECO動物海洋専門学校海洋生物保護専攻

さまざまな海洋生物について学ぶことができ、資格取得のサポート体制が充実しています。

業界で活躍している海洋研究所や研究機関のプロフェッショナルから、必要な知識や技術を勉強することができます。海洋活動セミナーや水生生物調査では、実際に現場へ出向き実習を行います。ダイビング演習などで実際に海に潜る機会があるのも重要なポイントです。

小型船舶操縦免許取得のためのサポート、実習で実践的な力を学ぶことができる

海洋生物保護専攻ではさまざまな資格取得を目指すことができます。例えば漁師になるにあたって取得しておきたい小型船舶操縦免許や国家資格である潜水士です。

これらの資格は履歴書に書けるため、水産企業に就職する際、アピールできるポイントになります。経験や技術は漁師になってから積むこととなりますが、働き始めると座学を学ぶ機会は少なくなります。海洋生物保護専攻では資格取得とカリキュラムを通じて知識をしっかりと身に付けることができます。

漁師になるには?まとめ

漁師になるためには体力や精神力、船を操縦するための免許を取得する必要がある

漁師になるために学歴や資格は必要ありませんが、船を操縦するために一級小型船舶操縦士の資格は、漁師になった後でも構いませんので取得した方が役に立つでしょう。

船に乗って漁に出るには体力・精神力が試されます。漁師の世界は男性社会ですが、分業して女性に支えられている一面もあります。また、最近では漁だけではなく養殖も盛んになっており、専門知識が生かされます。

漁師の参考情報

平均年収200万円~600万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種自然・動物

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