貿易事務の給与・年収は?専門知識と語学力が求められる分、事務職としては少々高めの収入水準

貿易事務の給与・年収は?専門知識と語学力が求められる分、事務職としては少々高めの収入水準

貿易事務という仕事は、給与・年収が一般的な事務職に比べて少し高くなる傾向にあります。貿易事務になる流れや現場で求められている人材、高収入を得られる人材になる方法や転職などについて、詳しくお伝えしていきます。

貿易事務の初任給

貿易事務の初任給は18~20万円ほど。会社の規模や契約形態、働き方によって初任給も変わりますが、貿易事務は輸出入業務のルールや専門用語の知識などが求められ、一般的な事務職と比べると少し高めになる傾向にあります。

ここでは、貿易事務となる一般的な流れや、有資格者の利点などについてご紹介していきます。

貿易事務になる流れと転職組について

貿易事務になるには語学系4年制大学を卒業し、一般企業の貿易事務の求人へ応募するのが一般的です。求人は女性の方が多く、貿易実務検定や通関士の資格を持っていれば就職に有利になります。

また、長く安定して経営を続けている企業では年功序列の風土があり、勤務年数が長いほど給与も高くなる傾向にあります。そのため転職組は新卒採用者に比べ、同じ年齢でも給与が低くなることがあります。貿易事務への転職を考えている場合は納得できる給与を提示してもらえるか、しっかり交渉したほうがいいでしょう。

貿易事務経験者は即戦力として期待されることが多いため、給与アップを狙って転職する人もいます。その場合は通関士のような資格だけでなく、語学力やパソコンでの書類作成能力、ビジネスマナーを身に付けているかなど、即戦力として働いてもらえるかどうかが重視されるでしょう。

貿易事務経験者は有利

貿易事務の初任給は18~20万円ほどですが、転職などの貿易事務経験者であれば給与の面で優遇してもらえる可能性があります。貿易事務の場合は専門的な知識を必要とされるため、即戦力として働けるのであれば給与について交渉することもできるでしょう。

企業の規模にもよりますが、転職後の給与については30代半ばで350万円を切ることもあるそうです。貿易事務への転職を考えているなら、就職を狙う企業についてしっかり調べておくことをお勧めします。

貿易事務の平均給与

貿易事務の平均給与は35万円から40万円ほどで、契約社員、派遣社員となるごとに給与も低くなっていきます。貿易事務という仕事は経験重視・実力重視の面もあり、未経験から始めても専門知識を身に付け、幅広い業務を経験することで収入アップを狙うことができます。

経験を積んで収入アップを狙う

未経験から貿易事務となった場合、戦力として認められるまでには時間がかかるので、はじめの頃は一般的な事務職よりも低い給与となることは覚悟する必要があります。

未経験かどうかに関係なく、現場で実務経験を積んで業界のルールや専門知識を身に付けたり、申請書類のチェックや海難事故への対応方法など幅広い業務を経験していくことで、自分の貿易事務としての専門性を高めていくことができます。

経験豊富な貿易事務は業界の転職市場でニーズが高く、引く手あまたになることもあるようです。給与アップを狙い、転職しながらステップアップしていく人もいます。

30代の正社員で30万円から35万円

中小企業の正社員として働く人の平均給与は、30代の正社員で30万円から35万円前後になりますが、何らかの役職に就いていれば35万円以上も望めます。

給与には英語などの語学力の能力給も含まれ、貿易実務検定や通関士に加え、貿易スペシャリスト認定やAIBA認定貿易アドバイザーなどの資格を持っていればさまざまな面で有利になります。

語学力については、英語力は必須です。なお、最近は中国語に強いと非常に有利になるようです。事務の仕事以外でも多くの人と関わるのでコミュニケーション能力も必要とされ、エクセル・ワードの操作、ビジネスマナーなど多くのスキルが求められるでしょう。

残業手当があるかどうか?

貿易事務として働く場合、残業手当があるかどうかも意識する必要があります。勤める会社によっては残業時間が制限されている場合もありますが、一般的には取引先の海外企業との時差、輸出入スケジュールの都合で残業が多い傾向にあります。

給与を年棒制として支給されている場合は注意が必要で、残業手当が無い、あるいは支給対象時間に上限が設けられているなど、不利な条件が付いているケースもあります。就職や転職活動の際、年棒制の場合は残業手当や平均残業時間についてしっかり確認しておきましょう。

派遣社員の給与

派遣社員として貿易事務の仕事をする場合、時給1,400円から1,800円の求人が多く、未経験者でも募集はあります。ですが、この業界では即戦力を求める会社も多く、時給面で経験者が優遇される傾向にあります。

派遣社員として働く場合は収入重視か、時間の都合重視かで選ぶ職場も違ってきます。収入重視なら、月の残業時間がどれくらいあるかを基準にしても良いでしょう。求人広告では「月20hほどの残業で42,000円稼げます」など、具体的に書かれているところもあります。

派遣社員やアルバイトの仕事と残業手当について

派遣社員やアルバイトとして貿易事務の仕事をする場合、多くの仕事は正社員と同じ業務をこなすことになりますが、取引先との調整やイレギュラーが発生した場合など、責任ある判断が必要な場面では正社員が対応することになります。

企業によっては正社員に残業手当を支給しないところもあります。そのため残業が多い会社では、派遣社員と正社員の給与に差がないケースもあるそうです。

アルバイトで短時間勤務を希望する人は収入が低くなりますが、残業の多い会社へ勤務できれば、アルバイトとして働いてもメリットはあるでしょう。

貿易事務の平均年収

貿易事務の平均年収としては450万円から550万円ほどになりますが、大きな企業だと年棒制のところも多く、経験重視で年収600万円を狙えるところもあるようです。

ここでは、将来の給与・年収を左右するかもしれない貿易事務の求人の探し方、貿易事務のキャリアモデルについてご紹介していきます。

貿易事務の求人の探し方

貿易事務の業務には輸出業務と輸入業務の2つがあり、それぞれ個別で求人する場合もあります。業務内容は幅広く専門的な業務を行う場合もあるので、事前に仕事内容や仕事の範囲を確認しておくといいでしょう。

一般的に大企業は業務の細分化がされており、小規模企業はさまざまな業務に加えて代金回収やクレーム処理などまで担当するケースもあります。

女性の募集が多く見られますが経験重視ということもあり、出産による休職などブランクがあっても、それほど支障はないようです。募集はインターネットの求人サイト、転職サイトで見つけることができます。

貿易事務のキャリアモデル

英語力が活かせる職場として、自身のキャリアアップを目指して転職する人も多くいます。女性が多く活躍している会社も多く、女性が活躍できる場面が多いとして人気もあるようです。

貿易実務検定や通関士の資格もステップアップに役立ちますが、この業界では実務経験を重視する傾向もあります。そのため結婚や出産、子育てなど一定期間のブランクがあっても、経験があれば就職することができるでしょう。

また、受験資格(協会指定の講座受講)は厳しくなりますが、貿易スペシャリスト認定やAIBA認定貿易アドバイザーなどの資格を持っていれば、自身のキャリアアップに役立てることができるでしょう。

貿易事務の給与・年収まとめ

貿易事務はグローバルな仕事

貿易事務という仕事は経験者が優遇されやすい職業です。専門性の高い仕事なので、経験者で実力もあれば転職による給与アップも可能です。女性の比率が多い仕事ですが結婚や出産、子育てしながらでも働ける体制が整っているということも、その一因といえるでしょう。

業務の中で外国の文化や考え方の違いに触れる機会も多いので、グローバルな仕事に関わりたいと考えている人には魅力的な仕事といえるでしょう。

貿易事務の参考情報

平均年収450万円~550万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種事務

統計情報 出典元:

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